DARKER THAN BLACK 流星の双子 第10話 [DTB 流星の双子]

流星の双子の第10話を見ました。銀追跡のため、
耀子を拉致した黒。一方母親と再会した蘇芳だったが……

第10話-偽りの街角に君の微笑を…-
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成田空港で耀子を拉致した黒は、ボートを用いて海上へ逃走した。
このことを知った未咲は、一人当ても無く都内を探索することになる。

母親と再会した蘇芳ではあったが、
自分のことを紫苑だと思っている母親の勘違いを正そうとするが、
家族で水族館に行った事など無いという麻子の言葉に、
ジュライと共に車を降りて夜の東京へと飛び出してしまう。

黒の行方を求めて都内を探索していた未咲は、
気分転換のために立ち寄った先で、
蘇芳とジュライを保護することとなる。
自分が蘇芳ですらないのかもしれないという言葉に驚く未咲は、
二人を伴って蘇芳の母親である麻子の元を訪れるが、
そこでミハエルが組織の人間であること、
8年前のモスクワの大学で起こった爆発事故で蘇芳が死んだこと、
そして今の蘇芳は紫苑の能力で生み出されたクローンであることを知る。

一方、耀子から銀の居場所を聞き出した黒は、
オレイユから蘇芳が三号機関に囚われたことを知るのだが……

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というわけで、少々意外な形で判明した紫苑の能力。
しかしよくよく考えてこれまでを振り返ってみれば、
そのヒントはいくつか存在していますね。
でもまあ、これでミハエルの死体に関する謎は解決しました。
誰が用意したのかが一番の謎でしたが、
紫苑が複製能力を持っていることと1日分の記憶しかなかったことから、
襲撃を受ける前日にクローンを作り出して入れ替わっていた、
ということでしょうね。
第1話と第2話の襲撃に関った組織全てが、
ミハエルと紫苑に出し抜かれていたわけですね。
尤も、正確にはその背後にある組織に、かもしれませんが。

麻子の話と猫の話を併せて考えると、
本物の蘇芳が死んでいるのはほぼ確定ですね。
紫苑自身も、蘇芳に記憶を与えた、と言っていることから、
今の蘇芳は紫苑が作り出したクローンで決まりのようです。
ただ、麻子が紫苑の能力の事を知っていたことから推測すると、
紫苑の能力は2年前ではなく、8年以上前から持っていた事になりますね。
ここで謎になるのは視力を失った紫苑の右目。
蘇芳の記憶では、紫苑は2年前に右目と両足の自由を失ったわけですが、
どうやらこれは紫苑にとって都合の良いように改竄された記憶の可能性が。
能力使用の対価は両足の自由、だと思っていましたが、
身体機能そのもの、という可能性も否定できませんね。
まあ、右目の視力が無い理由が明らかにならないと、
この謎も解けませんが。

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銀の行方を追うために耀子を拉致し、尋問で居場所を聞き出した黒。
耀子の自白によると、三鷹文書は星見様の予言で確定のようですね。
しかし耀子を殺したのは誰なんでしょう?
黒との会話で意識を失っているのに、
発見時の耀子は着衣が乱れ、目を見開いた状態で床に倒れていましたが、
仮に黒が殺したとなると発見された状況が不自然すぎますね。
怪しいのはオレイユか、三号機関か、或いは別の勢力か……

自分が何者なのか思い悩む蘇芳。
しかし、黒から「俺が知っている蘇芳はお前だけだ」と言われ、
その言葉に少しだけ救われた感じでしょうかね。

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見えないはずの月が見えるようになった東京の空。
それと時を同じくして現れた謎の人物の正体とは?


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第1話-黒猫は星の夢を見ない-
第2話-堕ちた流星…-
第3話-氷原に消える…-
第4話-箱舟は湖水に揺蕩う…-
第5話-硝煙は流れ、命は流れ…-
第6話-香りは甘く、心は苦く…-
第7話-風花に人形は唄う…-
第8話-夏の日、太陽はゆれて…-
第9話-出会いはある日突然に…-





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コメント 3

Seafurry

「尋問」はどうも自白剤だったみたいですね。当然、傷つけたり殺す必要はなかったはず。私は偽黒説を支持です。
最終回で不能の黒とビンビンのビリビリ黒が対決・・・かな?
いや、そもそも今の黒が本物だと言う確証もないです。

「葉月さんを守らねば・・・」ってのは死亡フラグ?三鷹文書では死ぬ予定なんでしょう、きっと。

最後の場面の紫苑は顔色が悪くて汗をかいていましたね。新型インフルエンザ・・・じゃなくて何か厄介な対価なのでしょうか。
パブリチェンコ博士も生きている方がオリジナルと言う確証はありません。合理的判断に基づいて、どちらを生かしておいても同じことだと紫苑が考えたのかもです。そもそも蘇芳が死んだ爆発も、紫苑はあらかじめ知っていたような振る舞いです。

ジュライが単に個人の意思で蘇芳につき従っているのではなくて、世界中にいる多数のドールの総意を代弁しているらしいことは何となく予想できたのですが、「秘密だよ・・・」の場面で、北海道から東京まで黒たちが三号機関に見つからなかったのがドールたちのサボタージュのせいだったということがわかったです。
TMネットワ・・・もといMEネットワークと言うやつですか。

マダム・オレイユもアンバーも三鷹文書の実現をむしろ望んでいるようにも見えるのですが。

美咲ちゃんの蘇芳・ジュライに対する態度がなかなか良かったです。オヤジ臭いドリンクの飲みっぷりも。
by Seafurry (2009-12-11 23:39) 

アロンダイト

Seafurryさん、コメントありがとうございます。
偽黒というか、コピー黒の線はかなり薄いと思います。
残りが2話しかない事を考えると、
その線で進めるにはここまでにその影が少しでも出てこないとおかしいので……

ミハエルは本物の可能性が高いと思いますよ。
身の回りの世話をさせるだけならばどちらを生かしても問題ないですが、
記憶の移し変えの手間や日本への移動を考えた時、
ロシアで殺すデメリットの方が大きすぎると思います。
子供一人で旅行するより、親子連れの方が怪しまれにくい点からも、
ミハエルを殺すメリットが少ないですね。

未咲がおやじ臭いのは前作からです……orz
by アロンダイト (2009-12-13 17:52) 

Seafurry

アロンダイト様
>偽黒というか、コピー黒の線はかなり薄いと思います。
>残りが2話しかない事を考えると、
たしかに、ちょっと急展開になりすぎる感じではありますね。
どこかのブログでは、鎮目犯人説がでていました。こちらはたしかにアリバイが無く怪しいです。ちょっと気になっている説です。

>ミハエルは本物の可能性が高いと思いますよ。
>身の回りの世話をさせるだけならばどちらを生かしても
>問題ないですが、
>記憶の移し変えの手間や日本への移動を考えた時、
そう言うオチの可能性は高いのですが、ちょっと疑問なのはコピー能力で心までコピーできないとする意見が多いことです。
精神と肉体を別々なものと考えるひとが多いのかもしれません。
しかし、私は逆に生きている脳をちゃんとコピーできるのであれば記憶や意識も受け継ぐはずだと考えてます。

DTBの中でのME技術は、ちょっと万能すぎるというかミノフスキー粒子みたく便利に使われているのが気にいらない部分です。

まぁ、いずれにせよ後二回、楽しみましょう!

追伸
>オヤジ臭いドリンクの飲みっぷりも。
と自分で書いておいて、「オヤジ臭いドリンク」ってどんなんやぁー!と・・・
by Seafurry (2009-12-16 22:10) 

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