4カード連続勝ち越し [横浜ベイスターズ2010]

巨人 12-0 東京ヤクルト
中日 1-9 阪神
埼玉西武 19-3 東北楽天
千葉ロッテ 3-8 北海道日本ハム
とまあ、今日は殆どが一方的な試合運びを行っているわけですが、
僅差の接戦を演じたのは横浜対広島と、ホークス対オリックス。
そのうちホークス対オリックスは結局引き分けに終わったわけですが、
横浜対広島第9回戦は
広島 4-5 横浜 で、ベイスターズの勝利です[手(チョキ)]


本日の先発は横浜が前回アクシデントで完投を逃した清水、
広島の先発はスタルツと、前回同様の顔合わせ。
清水の立ち上がりは、2番梵にヒットを許すも3番天谷をセカンドゴロ。
更にランナーが入れ替わって1塁走者となった天谷の逆を突き、
牽制死に仕留めてあっさりとピンチの芽を摘むと、
横浜は1回裏に2死から3番内川、4番村田の連続長短打で2・3塁とし、
5番スレッジがレフトへタイムリーツーベースを放って2点を先制する。

しかし今日は先発の清水の投球はなかなか安定しない。
2回表4番栗原・5番廣瀬が連打で出塁して無死1・2塁とし、
6番フィオをファースト併殺に仕留めたかと思いきや、
僅かに間に合わず併殺失敗で1・3塁。
7番小窪を三振に仕留めるも、
8番倉にセンターへのタイムリーツーベースを打たれ同点とされる。
だが横浜は2回裏にすぐさま反撃。
7番下園がレフト前へのヒットで出塁すると、
8番武山が追い込まれてから手を出した内角低めのボール。
ファーストゴロかと思われたが、武山は倉の打撃妨害をアピールし、
これが認められて1・2塁。
9番清水・1番井手は凡退するも2番石川と内川の連打で2点を勝ち越し、
先制直後に失点して追いつかれた清水を野手が援護する。

だが不調の清水では攻めて封じ込めることなど出来ず、
広島打線に対し凌いでいくのが精一杯だった。
そんな中、4回裏に昨日サヨナラヒットを打った井手が、
ソロホームランで待望の追加点を奪って清水を援護する。
しかし、石川がスタルツの悪送球で出塁した後盗塁を決め、
内川が選んで四球で出塁するも、
村田は1ストライク3ボールからキャッチャーフライを打ち上げて更なる加点はならず。
そしてこのプレイがきっかけで試合の流れは徐々に広島へと傾いていく。

清水は5回表に代打・岩本のツーベースで出塁を許し、
1死3塁から梵にライトへの犠牲フライを打たれて1点を返されると、
6回表には栗原・廣瀬の連打とフィオのファーストゴロ併殺崩れで1死1・3塁という、
2回表と全く同じ状況を招き、
小窪にライトへの犠牲フライを許して1点差まで追い上げられ、
4点差を土壇場で追いつかれた昨日の試合の悪夢が脳裏をよぎる。

楽勝状態から一転して敗戦寸前まで追い込まれた昨日の試合。
本来ならば先発投手の2人なり3人なり完投して欲しかったが、
総じて7回程度、加えて想定外の二日連続炎上などもあり、
疲弊しきっている中継ぎ投手陣。
足の怪我の影響による調整不足なのか、
完投を期待されながら前回とはうって変わって不調な清水の投球内容から、
敗戦覚悟で中継ぎを使う賭けに出ざるを得ない横浜ベイスターズ。

その一番手である牛田は7回に登板すると、
1番東出と天谷にストレートの四球、梵に送りバントを許して1死1・2塁と、
やはり予想通り窮地を招いてしまうが、栗原をレフトフライ、
廣瀬を三振に仕留めて事なきを得る。
だが打線は広島4番手の横山から点を奪うことが出来ず、
綱渡りのような継投はまだまだ続いていく。
横浜は8回に3番手としてブーチェックが登板。
フィオを三振、小窪をセカンドゴロに仕留めて2死まで追い込むも倉にヒットを許し、
横山の打席で広島が切ったカードは代打の切り札・前田智。
更には代走に赤松が起用されていたが、前田の一塁線の強烈な打球を内川が好捕。
抜けていれば間違いなく同点という場面を、内川の好守備によって辛うじて切り抜ける。

投手陣を楽にさせるためにも、1点でも良いから喉から手が出るほど欲しい追加点。
8回裏に下園がヒット、武山が送りバントを決め、途中出場の藤田が四球で繋ぐが、
井手はショート併殺に倒れて追加点を奪えず、
1点差のまま山口に最後を託す事となる。
その山口は先頭の東出にヒットを許すと、梵に送りバントを決められ、
天谷に四球を与えて1死1・2塁。
1打出れば同点、一発出ればたちまち2点差で逆転を許すピンチを迎えるが、
栗原をショート併殺に仕留めて試合終了。
疲労困憊の牛田と山口・まだまだ信頼性に乏しいブーチェックが守備にも助けられ、
薄氷を踏むような際どい賭けに成功して勝利を納め、
4カード連続勝ち越しを決めた。


というわけでGW9連戦を終えて6勝3敗という成績だったわけですが、
横浜は唯一上位球団との対戦が無かったので全て勝つことも可能だった。
寧ろ6勝3敗という結果は上位進出を狙うに際して、
今回の9連戦では最低ラインの評価でしょうね。
逆にこの9連戦で勝率を5割まで上げられなかったことがどう響いてくるか……
広島と東京ヤクルトに対しては昨年同様勝ち越してはいますが、
その一方でまだまだ課題だらけの戦力であることも判明しました。

まあ、その課題については明日以降に語るとして、
まずは今日の勝利で清水は移籍4勝目。
前回とは一転して今日はかなり悪い清水だったわけですが、
それでも寺原同様広島戦では簡単に負けたりはしませんね。
清水もまた広島キラーと言って良いのではないでしょうか?
ただ正直言って今日は清水に完投して貰いたかっただけに、今日の内容には不満です。
でもまあ、勝利は勝利でとてもめでたいことなんですが、
これで通算100勝まであと3勝。
早ければ交流戦中に通算100勝に到達する計算になりますね。

他の試合が大差か引き分けだったため、
10セーブ目を上げてセーブ数トップに躍り出る事となった山口。
まあ昨日追いつかれていなければ11セーブだったわけですが、
山口はこの9連戦、基本的にイニング跨いで投げてますからね……
今日の試合で今シーズン17試合目、21イニング投球ですね。
牛田も今日で20試合目。
34試合消化してこれって事は、二人とも2試合に1回は登板している計算ですね。
江尻にしたって移籍後25試合で13試合に登板ですから、
こちらも2試合に1回登板している計算です。
この9連戦は辛うじて乗り切れた、と言ったところでしょうかね。

野手に関しては井手がようやく結果を出し始めたことでしょうかね。
ただ、相変わらず打順を無視するような打撃内容ですが……
1番だろうと7番だろうとやってることが同じってどうよ?
頼むからもっと頭を使った打撃をしてくれ!と言いたいですね。
一方2番に入っているものの、1番の井手がアレな状態なので、
実質1番打者と化している石川。
この9連戦、マツダではイマイチだったけどそれ以降は良く打ちましたね。
気になるのは打率が遂に3割をきってしまったカスティーヨ。
ちょっと雑な打撃が目立つんですが、実は当たりは悪くないです。
どちらかというと野手の正面に飛んでしまったりと不運に見舞われるケースが……
村田がようやく調子を取り戻してきた感じですが、
完全復活とまではまだまだ行かないようですね。


さて、横浜は2日間空いて土曜日から巨人との2連戦。
それが終わればいよいよ交流戦となるわけですが、
明後日の巨人戦は相性の悪い三浦が先発ですね。
巨人にはもう4年近く勝っていないわけですが、久しぶりの勝利となるのか?
その後は大家が投げる事になるでしょう。
巨人は土曜日が西村、日曜日がオビスポでしょうかね?

nice!(16)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 16

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックは一部のブログや時間帯、 記事によって弾かれてしまうことがあります。 頂いたトラックバックには返信するよう心掛けておりますが、 全てのトラックバックに返信する事が叶わない事を予めご了承下さい。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。