やっぱり三浦は三浦でした orz [横浜ベイスターズ2010]

GWも終了し、いよいよ交流戦直前となる最後の連戦。
どのチームも勝ち越して良い形で交流戦を迎えようと、
必死になっているはずなんですが、
現在4位の横浜は首位巨人を迎えて試金石となる大事な2連戦。
今シーズンもセ・リーグに格差をもたらす要因となるのか?
それとも逆に2連勝で借金を完済して5割に戻し、
セ・リーグに混沌を呼び込むのか?
そんな注目の新潟2連戦ですが、本日の横浜対読売第6回戦は、
巨人 4-3 横浜 で、ジャイアンツの勝利です……


本日の先発は横浜が巨人戦は2005年8月以来、5年間勝ち星が無い三浦。
対する巨人の先発は西村。
敢えてローテーションを崩さず、前回登板で炎上し、
通算10勝34敗と相性は最悪の巨人戦を回避せずに三浦をぶつけてきた横浜。
その三浦は前回とうって変わってボールのキレが非常に良く、
強力な巨人打線に対して三者凡退という最高の立ち上がりを見せる。
一方今日こそ三浦の巨人戦連敗を止めたい打線は、
1番石川がセンター前ヒットで出塁すると、2番早川は送りバント。
3番内川がライト前へ綺麗に弾き返すツーベースで1点を先制する。

今シーズンでは一番の出来ともいえる上々の立ち上がりを見せた三浦に対し、
打線は更なる援護を試みようと3回裏に石川ライト前ヒット、
早川がバスターでレフト前へ運ぶものの、内川が送りバントを失敗し、
4番村田は三振、5番カスティーヨがショートゴロに倒れてチャンスを逸すると、
試合の流れは徐々に巨人へと傾いていく。

4回表、それまで完璧に押さえてきた三浦は先頭の1番坂本にヒットを許し、
この試合初めてランナーを背負う形となる。
2番脇谷の送りバント失敗で1死1塁とするも、
3番小笠原にはセンターへフェンス直撃のタイムリーツーベースを許して同点にされると、
5回表には1死から7番李に四球を与え、8番長野にツーランホームランを浴びて2点差。
更に2死から坂本・脇谷の連続長打で4点目を奪われて、
序盤とはうって変わって集中打を浴び、一気に試合を引っ繰り返されてしまう。

このまま巨人ペースで試合が進むのかと思いきや、
気紛れな勝利の女神はそうそう簡単には微笑んでくれない。
6回表に2死満塁というピンチを無失点で切り抜けた横浜は、
6回裏に内川のスリーベースと村田のタイムリーで1点を返す。
7回表には2番手のブーチェックが坂本にヒットと盗塁、
脇谷に送りバントを決められて1死3塁のピンチを招くも、
小笠原を三振、4番ラミレスをセカンドゴロに仕留めて無失点で切り抜けるが、
7回裏に8番武山のツーベース、石川の内野安打で繋ぎ、
代打井手の送りバントで2死2・3塁と一打同点のチャンスを作るも、
頼みの内川は3番手久保の前に三振を喫して決定機を逸してしまう。

逃げ切り態勢に入った巨人に対し、必死に食い下がる横浜は、
8回裏に4番手越智からカスティーヨが右中間を破るツーベース。
更に越智の暴投で1死3塁とし、6番下園が追い込まれながらも、
三塁線を破るタイムリーヒットで1点差まで追い上げ、
更には内藤のバントを越智が悪送球して1死2・3塁と、
一打逆転のチャンスを作り出すのだが、
武山は止めたバットにボールが当たる不運でセカンドゴロ。
途中出場の9番吉村は高めのつり球に空振り三振を喫して追い上げもここまで。

9回表に4番手の真田が2死満塁のピンチを招きながら無失点で切り抜け、
クルーンの前に2死から内川が四球を選んで出塁するも、
制球の定まらないクルーンに対して横浜は代走として野中を投入。
盗塁によって更なるプレッシャーを掛けに行くが、野中は盗塁死で試合終了。
村田に一発出れば逆転サヨナラという場面を潰し、
またしても三浦は巨人戦黒星を喫してしまった。


序盤の快投は何だったのか?と言いたくなるほどに、
4回と5回は本当に別人のようだった今日の三浦。
3回までなら、これならもう2~3点取れば勝てるだろ、という内容でしたが、
4回表に坂本にヒットを打たれてから、ちょっとおかしくなりましたね。
そこで踏み止まってくれていればまだまだチャンスはあったんですが、
5回に李に四球を与えた瞬間嫌な予感がしていました。
なので、長野にツーランを浴びた瞬間、案の定か、と……
ただ、それ以降は投打共に粘りはあったものの、
打線は後一押しが足りませんでしたね。

8回裏1点差、武山が凡退して2死ながらチャンスで吉村に回った瞬間、
この試合はもう負けたな、というのが予感としてありました。
こういう場面でなかなか結果を出せないのが昨年からの吉村なので、
高めの釣り球に振り遅れて三振した瞬間、ハイハイ知ってた知ってた、と……
そういう意味では7回裏に久保と相性が良い内川の打席で同点、
最悪でも1点返せなかった時点でこの試合の帰趨は決まっていたともいえるでしょう。
もしスレッジが居たのなら、試合を引っ繰り返せていたかもしれませんが、
残念ながらスレッジは奥さんの出産に立ち会うため一時帰国中で不在。
明日も苦しい戦いを強いられそうですね。

まあ、清水と三浦の登板を入れ替えていなかった時点で、
今日の負けは予想できましたので内容的にはともかく結果は想定範囲内でしょう。
とはいえ、入れ替えても今日までに清水の膝が万全な状態になっていたかは、
はっきりいって判りませんけどね。
広島戦では清水はまだ痛みが残っている状態での登板でしたけど……
問題は明日先発の大家が、巨人相手に何処まで通用するか?でしょうね。
まあ、この2連戦は1勝1敗なら御の字、2連勝なら奇跡と思っているので、
私個人としてはそれほど落胆はしていませんが……

球速はあるけどまだまだ安定感に欠けるブーチェック。
今のところ勝ち負け問わず、イニングの先頭からしか危なっかしくて使えませんね。
小林は良い時と悪い時がはっきりしすぎている投手ですが、今日は良い小林。
連投の疲れで調子を落とすならともかく、まだまだ投げさせて見ないと判らない、
というのは正直頭を悩ませる投手ですね。
小林の起用法も暫くは大量リードか敗戦処理でしょうかね。
真田は少しづつ安定感が戻りつつある印象。
しかしまだまだドタバタする感じで、ランナーは出すけど何とか抑えるという、
典型的な劇場型になっている気がしますね。

打線に関してはらしさが出たのは1回裏の攻撃だけでしょう。
1番が出て2番が送り、3番4番でランナーを帰して点を奪う。
昨年は1・2番が全く機能していなかったわけですが、
今年は少しづつ機能してきています。
石川の成長が本当に大きいですね。
一方スレッジが抜けたことで空回り気味になりつつあるのが4~7番。
8番の武山は警戒されているでしょうけど、
どうにも村田以降が若干舐められている感じがありますね。
カスティーヨが大振りになってきているのも理由の一つですが、
内藤や下園に確実性が足りないのも一因でしょう。
改めて野手の層の薄さ(特に打撃)を実感させられたような試合でした。
ノレば怖い打線ではあるんですけど、なかなかノレないのも事実でして……
石川に比べれば打順が下がるほど厭らしさが消えていきますからね。


さて、明日の先発は横浜が大家で確定。
巨人はオビスポでしょうかね?
さすがに内海ではないと思いますが……

しかし東京ヤクルトは、何もかもが上手く回っていない感じですね。
昨日は和田との勝負を避けたら満塁にして谷繁にヒットでサヨナラ負け、
今日は和田と勝負してソロホームランでサヨナラ負け。
昨日はともかく、今日は完全に采配ミスで負けていますね。
というか、いくら抑えていても9回裏に同点2死無走者といえど、
一発のある和田と勝負とかありえん。
勝負するなら四球出しても良い位の気持ちで際どいとこで勝負だろうに、
真ん中外寄りのストレートとか何を考えているのかと……
一発警戒で外角低め一辺倒でも構わないし、
カウント悪くなれば歩かせればいいのにねえ。

なんか、東京ヤクルトに昨年の横浜を見ている気がします。

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