後半戦に向けて セ・リーグ編 [横浜ベイスターズ2010]
日に日に暑くなってきて夏本番という中、皆さんいかがお過ごしでしょうか？
まあ、私の場合は相も変わらず暑さにやられて、頭が痛かったり痛くなかったり、
パワプロ２０１０でポタカ集まらなくてどうしようと悩んでいたら、
マイライフで試合をこなしてもポタカが増えていく事に気づいて、
専らマイライフばっかりやっていたりしますがw
さて、現在プロ野球は夏場のインターバル真っ只中。
昨日・一昨日とオールスターゲームが行われたわけですが、
前半戦の各球団を私の視点から振り返ってみたいと思います。
まずは、セ・リーグから。
読売ジャイアンツ
昨年セ・リーグ３連覇を達成し、１９８０年代後半から１９９０年代半ばまでの、
西武ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)以来、
セ・リーグとしても球団としてもＶ９時代以降達成していない４連覇に臨んだ巨人。
順位としては大方の予想通りに現在首位に立ってはいるが、
開幕当初は昨年好きにやられた広島戦の勝率を上げたものの、
カモにしてきた東京ヤクルト戦の勝率を大きく下げ、
交流戦では思ったように勝ち星を増やすことが適わず、
前半戦終了直前の９連戦２カード目に於いて、
同じくカモにしてきた横浜に対し２年ぶりとなるカード勝ち越しを献上。
５ゲーム以上引き離していた２位以下に対し、あっというまに０．５ゲーム差まで迫られ、
辛うじて首位をキープしたまま前半戦を終了する事となった。
その一因は開幕当初から一向に安定する気配を見せない投手陣にある。
昨年の勝ち頭であるグライシンガーが、右肘の手術の影響で前半戦を棒に振り、
ゴンザレス・内海・オビスポらは揃って昨年の出来とは遠い先発陣。
小林雅も千葉ロッテ時代の不安定な投球内容は一向に改善されておらず、
クルーンは今年も負傷で一時的に戦線離脱。
金刃・野間口ら、期待された中継ぎ陣も機能せずに先発に回ったはずの山口が、
シーズン中に再び中継ぎへと戻るがなかなか昨年までの調子を取り戻せず、
負担を掛けられた越智と久保の状態が徐々に低下を始めている。
打撃陣に関しては昨年腰痛で僅か一打席に終わった高橋由伸のコンバート復帰、
３年越しの想いを実らせた長野の想定外の活躍などの好材料がある中、
昨年は５番打者として急成長を遂げた亀井の大不振、
更に不動の２番となりつつあった松本の長期故障離脱が響いて攻撃力が低下した。
懸念事項の一つである松本は辛うじてオールスター前に復帰し、
グライシンガーもオールスター明けの８月にはほぼ復帰間違いなしと言われるも、
実際にどの程度通用するかは未知数。
藤井は元々長いイニングを投げられる投手ではないので、６回降板は致し方ない。
一方で目覚しいほどの急成長を遂げてチームの勝ち頭となった東野だが、
夏場に入って疲労が溜まってきた影響からかここ数試合は調子を落としている。
元々攻撃陣は何処からでも点が取れる強力な打線を有しているのだが、
それを維持するためには確実にリードを守りきれるだけの投手力は必要。
点を取っても取っても投手が点を取られて勝てない状況が長く続くと、
やがて打線そのものが疲弊して打てなくなってくるし、投打の信頼関係にも関ってくる。
４連覇を成し遂げるためには投手陣の再整備が必要不可欠だが……
阪神タイガース
監督が代わった初年度はＢクラスになる、という２０００年代阪神のジンクス通り、
真弓監督就任初年度の昨シーズンは東京ヤクルトと激しい３位争いを演じるも、
最後の最後で５年ぶりの４位に沈む事となった阪神タイガース。
前半戦は正捕手であった矢野を欠いて完全に失速していた昨年の轍を踏まぬよう、
マリナーズを自由契約となった城島をオフに獲得するも、
不動の１番・中堅だった赤星の故障悪化による電撃引退と、
岩田の２年連続開幕前故障離脱に安藤が不振で２軍調整落ち。
更には岩田不在の左のローテーションの柱である能見までもが故障離脱し、
若手の上園や新外国人たちはなかなか結果を出せず、
苦しい先発投手事情を抱えていたのだが、昨年千葉ロッテからトレード移籍した久保が、
そんな先発投手陣の柱として支え、久保に引っ張られる形でベテランの下柳、
更には日本の野球に適応してきたフォッサムらが勝ち星を重ねている。
一方で城島推薦のメッセンジャーや、勤続疲労の影響から陰りが見えてきた鉄腕・久保田は、
期待されたような働きをなかなか行うことが出来ない状況が続いていたが、
２年目の西村憲がその穴を埋めることで試合を組み立てなおし、
チームに多大な貢献を行ってきた。
打撃陣に関しては右肩に故障を抱えたままシーズンに突入した金本の故障が悪化。
序盤は完全に穴となっているレフトを狙い打たれる形で失点・敗戦してきたが、
チームの勝利を優先した金本の英断によって息を吹き返した。
昨年は長い不振に喘いでいた鳥谷・新井も本来の調子を取り戻し、
打線のアクセントとなる両外国人もマートンはオープン戦の好調を維持して首位打者、
ブラゼルも徐々に上り調子で力を発揮して現在は本塁打王と、非常に好調。
これに城島が加わり、金本を代打として保有する打線の破壊力は巨人にも引けを取らない。
ただ、その一方で外野守備は桜井・マートン・林・葛城と、いずれも守備に不安が残る布陣。
矢野も故障で戦線離脱を余儀なくされており、捕手の控えと外野という、
広い阪神甲子園球場に於いての守備面での懸念事項は尽きない。
特に外野に於いてはあと１～２人、守備専門でも良いので人員が欲しいところであるが、
どうやらその部分に於ける補強は時間切れのようである。
後半戦に入れば能見が戻ってくるので、先発投手陣は厚みを増してくる。
尤も、岩田に関しては今シーズン絶望かもしれないが……
従って、鍵を握るのは中継ぎ投手。
右は久保田・西村・渡辺と揃ってはいるが、
左は筒井や江草・千葉ロッテから移籍してきた川崎が今一つで心許ない。
まだ２４歳と他に比べて若い小嶋が覚醒すれば話は別かもしれないが……
中日ドラゴンズ
２００６年のセ・リーグ制覇、２００７年２位からの逆転日本一を最後に、
栄冠から遠ざかっている中日ドラゴンズ。
昨年はシーズン序盤に正捕手の谷繁が故障離脱した影響で下位に沈むが、
猛烈な追い上げで首位・巨人に肉薄するも最後は無理な追い上げが祟って失速し、
最終的に１０ゲーム以上離される２位という屈辱に甘んじた。
雪辱を期して臨んだ今シーズン、開幕戦こそ広島のマエケン相手に抑え込まれるも、
開幕カードを勝ち越して上々のスタートを切ったかと思われた矢先に、
昨年最多勝の吉見・昨年最優秀防御率のチェンという先発の両輪が揃って不調に陥り、
まるでそれが病の様にチームの投手陣全体に波及。
１２球団最高とも称された投手陣は揃いも揃って機能不全に陥り、
一時は首位巨人から１０ゲーム以上離されて４位転落の危機に。
開幕直後こそ「中日は開幕して一ヶ月位は調整期間だから、今はこんなもんでしょ」
と楽観していた中日ファンの肝を冷やす事態にまで発展していたのだが、
夏場が近づいて来た途端に調子を取り戻し始めてきた。
一方打線の方は開幕前に荒木がまたしても故障離脱、
荒木が戻ってきたと思いきや、今度は井端が２度に渡って長期故障離脱となり、
森野・ブランコ・和田のクリーンナップがこれ以上無いほど機能しても、
他の打順が殆ど繋がらない。
ようやく機能し始めたと思えばクリーンナップは揃って調子が下降線、と、
打線の中でのギャップがなかなか修正出来ずにいる。
更にセンターラインを固めてきたアライバの故障離脱とコンバートは守備面にも影響を与え、
前半戦の失策数がリーグワーストの７０を記録し、
北海道日本ハムと並ぶ堅守の象徴とされてきた中日らしからぬ状態。
そんな状況の中で後半戦に向けての光明を見出すとすれば、
やはり安定感のある河原の戦線復帰と吉見以外の先発が調子を戻しつつあること。
巨人・松本のように２番に据えたことで俊足の大島が急激に成長を始めたことだろうか。
また、井端の故障離脱でセカンドに固定されつつあった堂上直倫の影響もあるのか、
兄の堂上剛裕も成長を加速させ始めたのも大きく、
セサル・野本・藤井らを含めて外野の定位置争いは激化しそうな印象。
尤もその中では大島が一歩抜け出しつつあるのは否めないが……
それ以前に深刻なのはやはり谷繁と岩瀬の後継者の問題だろう。
岩瀬は明らかに力の衰えが見えるのだが、その後継者は浅尾か高橋が有力となる。
しかし問題はそのどちらかが抜けるセットアッパーの目処が見えないこと。
岩瀬に頼りすぎると、今年も優勝争いは厳しいものとなりそうなのだが……
東京ヤクルトスワローズ
昨年は開幕直後から非常に好調で、故障者続出で失速していた中日・阪神を尻目に、
１０数年ぶりに巨人との首位争いを演じるも夏場に失速するが、
それでも辛うじてではあるが初のクライマックスシリーズに出場。
今年こそ優勝を目指して臨んだ開幕戦を皮切りに、
右の由規・左の村中という若き投手の柱で巨人相手に連勝してきたが、
天敵ともいえる横浜戦で二人の勢いは急激に失速。
それを契機としていたかのように打線は恐ろしいほどの低空飛行を続け、
まるで打線の調子に引き摺られたかのように先発投手陣も相次いで失速。
調整不足で出遅れていた館山はなかなか調子を引き上げることが適わず、
開幕投手を務めた石川に至っては８連敗を含み、９連続未勝利の憂き目に。
今シーズンではリーグ一の防御率と安定感を誇る東京ヤクルトだったが、
流石に味方が点を取らないことには勝てるわけも無く、
幾度と無く大型連敗を喫してチームは最下位に沈むが、交流戦突入して直ぐに監督を交代。
それが契機となって打線が息を吹き返すと今度は連勝を重ねて４位まで押し戻した。
投手陣は松岡が昨年より若干安定感に欠けるものの、
押本とともに五十嵐の抜けた穴を良く埋めている。
その一方で４年目の増渕が試合を上手くコントロールし、先発が早めに崩れそうな時に、
試合を落ち着かせてチームを救ってきた。
打線に関しては相川・福地ら一部主力の故障離脱と、
ガイエル・デントナの両外国人の不振に引き摺られる形で沈黙を続けてきたが、
監督交代を契機として打線が徐々に復調を始めたのが幸いである。
恐らくあのままズルズルと高田監督を引き摺っていたのならば、
チームは未だ最下位に沈んだままだっただろう。
そういう意味ではアレが高田監督最後の好采配ともいえる。
投手陣に関しては元々文句がつけられないというか、付け難いほど整っているうえに、
石川・館山の復調とルーキーの中澤の好投も非常に大きい。
その一方で心配な点は横浜に対して完全に苦手意識を持つ由規が、
横浜戦に負けるとそれ以外の試合にも引き摺ってしまうことだろう。
精神的な部分のため、そこを如何に修正出来るかがチームの浮沈に影響を与える。
もう一つはやはり横浜戦をきっかけに調子を落とした村中の復調だろう。
２年連続のクライマックスシリーズ進出の鍵は由規と村中、
更には２年連続で夏場に調子を落とした林がどこまで維持出来るかに掛っている。
広島東洋カープ
切り札とも云うべき生え抜きの野村新監督を新たに就任させ、
２年連続僅差でクライマックスシリーズ出場を逃したチームの建て直しを図った広島。
その広島は前任者のブラウン監督が取り入れたメジャー流を排し、
常勝赤ヘル軍団の下地ともなった地獄の安芸キャンプを復活させ、
投手陣に対して過剰とも思える投げ込み指令を課したのだが、
ルーズショルダーの大竹がキャンプ中に戦線離脱。
シーズンが始まってからも永川・シュルツらに相次いで故障が発生し、
大野投手コーチの具体性を欠く抽象的な指示によって投手が混乱、
能力を発揮出来ないという状態が続発して投手陣は早々と崩壊してしまう。
そんな中で４年目の前田健太がセ・リーグトップとなる１１勝を稼ぎ出し、
チームの勝ち頭となっているのだが、コーチの指示を読み取ったか曲解したか、
見た目には指示を無視するような形でシーズンに臨んだマエケンが、
首脳陣の求める結果を出してきているのは皮肉というべきなのだろうか。
昨年は新設されたばかりの天然芝のホームグラウンドに対する適応不足を露呈し、
野手の守備ミスにによって崩れることが多かった広島だが、
今年は守りの要の投手が崩れての敗戦が非常に多く、
大竹や永川を見切り発車する形で一軍に上げて投げさせ、更に状態を悪化させた点からも、
首脳陣の焦りというものが非常に見て取ることが出来る。
そんな中でスタルツがようやくモノになってきたのが光明ともいえるだろう。
一方で打線の方はフィオ・ヒューバーの両外国人が機能せずに打線が寸断され、
得点力を上げることが出来ずに苦戦していたが、
こちらは既にある程度の見切りをつけたのか両外国人をベンチに下げることが多くなり、
天谷や栗原の故障離脱があっても打線が繋がりを見せ始めるようになってきた。
東出・梵・赤松・天谷といった俊足打者を多く揃えた機動力は非常に脅威だが、
小窪を打線に組み込んだ時に守備力が大きく低下するのが欠点。
最優先課題は投手陣の再建、しかも故障者の早期復帰ではなく、
現有戦力の底上げによる早期再建が非常に望ましいのだが、
その為にはコーチングの仕方を見直す必要があるように思われる。
出来ない奴が悪いのではなく、教え方が悪いのだと言う事に気付き、
選手にあった教え方を実践できるかどうか……大野コーチの真価が問われるのだが。
横浜ベイスターズ
２年連続でダントツの最下位に沈む屈辱を味わいフロントを一新、
前読売投手コーチの尾花新監督を迎えてチーム再建に乗り出した横浜。
２０人を越える大幅な選手の入れ替えを断行したものの、
チーム再建は一朝一夕ではままならず。
早々と開幕投手に指名されていたはずのエースの三浦は調整遅れを露呈し、
新守護神として獲得したブーチェックの想定以上の不安定さから山口を抑えに戻すなど、
開幕前から非常にドタバタとしたチーム状況だったが、
開幕一軍切符を獲得したルーキーの加賀は想定以上の好投を見せ、
牛田と山口に４月頭に加入した江尻がしっかりと後ろを纏める形が出来、
先発投手が序盤に崩れても中継ぎが支えて勝ちを拾うことが出来ていた。
ところが開幕投手を務めたランドルフはなかなか調子が上向かず、
前年までの制球力とキレが影を潜めた三浦は安定感を欠き、
寺原は持病とも云える肘痛をまたしても再発させて長期戦線離脱を余儀なくされると、
連投を続けてきた中継ぎ陣も疲労が蓄積して相次いで調子を落として交流戦突入。
一向に調子が上がってこない先発陣の中で孤軍奮闘してきた清水までもが、
交流戦に於いて敗戦を喫すると雪崩を打ったように投手陣は崩壊を始め、
３年連続の最下位へと逆戻りする事となった。
無論その責任は投手陣のみに非ず、一向に調子が上がらない村田を始めとする、
繋がりを喪失した打撃陣にもある。
チームの打撃不調は守備にまでも連鎖し、勝負どころでの致命的なミスで勝ちを落としながら、
それでも開幕２ヶ月間はリーグ最小失策だった守備は、
連敗が始まると同時にその数を増やしていった。
野手の入れ替え、打順の組み換えでもなかなか機能してこなかった打線だが、
２試合に１本ペースで本塁打を量産しているハーパーを打線に組み込んだところ、
ようやく本来の攻撃力を取り戻しつつある。
現在は主に２番を任されている石川が盗塁王争いを繰り広げているのだが、
横浜の持っている機動力は実質これだけ。
その為に連打が出なければ得点を奪えないという欠点も併せ持っている。
移籍当初の無理が祟ったのか、江尻は交流戦を迎えてから調子を落として一向に戻らず、
同様に連投の疲労からか、セットアッパーを務めてきた牛田は右肩に故障を抱えて離脱。
前半戦終盤は山口２イニング連投という酷使で勝ちを拾わねばならないほどに、
現在の投手陣の状況は良くない。
従って投手陣の再整備は至上命題でもあるが、同時に個の力を高めることで、
チーム全体の力を底上げしていかなければ３年連続の最下位を回避するのは困難。
上位打線の出塁率アップと、下位打線の確実性の向上が無ければ、
今年もまたクリーンナップ頼みに終始する事になるだろう。
光明を見出せるのは、三浦が再調整で抜けたとは云えど、調子が上向いてきた先発投手陣。
６回以降に失点率が跳ね上がる大家が若干の不安材料とも言えるが、
それでも確実に試合を作れるだけの状況になってきている。
シーズンで最も苦しい夏場を迎えた現状では、毎試合完投を期待するのは酷だろう。
そのため、最優先で整備するのは中継ぎ投手といえる。
故障明けの篠原の調子が上向いてきていること、
秦や移籍してきた弥太郎が安定していることは大きなプラスではあるが、
現状ではどちらも終盤の競った展開で１イニングを任せるには心許ない。
牛田の復帰と江尻の復活、或いは小林や藤江を含め弥太郎や秦の覚醒、
もしくは下で投げている若手の急激な台頭があれば良いのだが……
というわけでセ・リーグ編。
個人的には一番優位なのが打線がノリにノってる阪神で、
次が投手陣の復調傾向が見られる中日。
逆に巨人は投手陣が一向に上向く気配が見えず４連覇は現状ではかなり厳しいと思います。
東京ヤクルトに関しては昨年の中日同様に途中で失速してしまいそうな予感があり、
広島のＢクラスは確率が非常に高く、順位は完全に横浜依存でしょう。
で、肝心の横浜はといえば中継ぎ投手と打線の調子次第ってところでしょうね。
７・８回を任せられる中継ぎが現れれば５位を狙えます。
ただ、現実的に見た場合はかなり厳しいかな。
まあ、私の場合は相も変わらず暑さにやられて、頭が痛かったり痛くなかったり、
パワプロ２０１０でポタカ集まらなくてどうしようと悩んでいたら、
マイライフで試合をこなしてもポタカが増えていく事に気づいて、
専らマイライフばっかりやっていたりしますがw
さて、現在プロ野球は夏場のインターバル真っ只中。
昨日・一昨日とオールスターゲームが行われたわけですが、
前半戦の各球団を私の視点から振り返ってみたいと思います。
まずは、セ・リーグから。
読売ジャイアンツ
昨年セ・リーグ３連覇を達成し、１９８０年代後半から１９９０年代半ばまでの、
西武ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)以来、
セ・リーグとしても球団としてもＶ９時代以降達成していない４連覇に臨んだ巨人。
順位としては大方の予想通りに現在首位に立ってはいるが、
開幕当初は昨年好きにやられた広島戦の勝率を上げたものの、
カモにしてきた東京ヤクルト戦の勝率を大きく下げ、
交流戦では思ったように勝ち星を増やすことが適わず、
前半戦終了直前の９連戦２カード目に於いて、
同じくカモにしてきた横浜に対し２年ぶりとなるカード勝ち越しを献上。
５ゲーム以上引き離していた２位以下に対し、あっというまに０．５ゲーム差まで迫られ、
辛うじて首位をキープしたまま前半戦を終了する事となった。
その一因は開幕当初から一向に安定する気配を見せない投手陣にある。
昨年の勝ち頭であるグライシンガーが、右肘の手術の影響で前半戦を棒に振り、
ゴンザレス・内海・オビスポらは揃って昨年の出来とは遠い先発陣。
小林雅も千葉ロッテ時代の不安定な投球内容は一向に改善されておらず、
クルーンは今年も負傷で一時的に戦線離脱。
金刃・野間口ら、期待された中継ぎ陣も機能せずに先発に回ったはずの山口が、
シーズン中に再び中継ぎへと戻るがなかなか昨年までの調子を取り戻せず、
負担を掛けられた越智と久保の状態が徐々に低下を始めている。
打撃陣に関しては昨年腰痛で僅か一打席に終わった高橋由伸のコンバート復帰、
３年越しの想いを実らせた長野の想定外の活躍などの好材料がある中、
昨年は５番打者として急成長を遂げた亀井の大不振、
更に不動の２番となりつつあった松本の長期故障離脱が響いて攻撃力が低下した。
懸念事項の一つである松本は辛うじてオールスター前に復帰し、
グライシンガーもオールスター明けの８月にはほぼ復帰間違いなしと言われるも、
実際にどの程度通用するかは未知数。
藤井は元々長いイニングを投げられる投手ではないので、６回降板は致し方ない。
一方で目覚しいほどの急成長を遂げてチームの勝ち頭となった東野だが、
夏場に入って疲労が溜まってきた影響からかここ数試合は調子を落としている。
元々攻撃陣は何処からでも点が取れる強力な打線を有しているのだが、
それを維持するためには確実にリードを守りきれるだけの投手力は必要。
点を取っても取っても投手が点を取られて勝てない状況が長く続くと、
やがて打線そのものが疲弊して打てなくなってくるし、投打の信頼関係にも関ってくる。
４連覇を成し遂げるためには投手陣の再整備が必要不可欠だが……
阪神タイガース
監督が代わった初年度はＢクラスになる、という２０００年代阪神のジンクス通り、
真弓監督就任初年度の昨シーズンは東京ヤクルトと激しい３位争いを演じるも、
最後の最後で５年ぶりの４位に沈む事となった阪神タイガース。
前半戦は正捕手であった矢野を欠いて完全に失速していた昨年の轍を踏まぬよう、
マリナーズを自由契約となった城島をオフに獲得するも、
不動の１番・中堅だった赤星の故障悪化による電撃引退と、
岩田の２年連続開幕前故障離脱に安藤が不振で２軍調整落ち。
更には岩田不在の左のローテーションの柱である能見までもが故障離脱し、
若手の上園や新外国人たちはなかなか結果を出せず、
苦しい先発投手事情を抱えていたのだが、昨年千葉ロッテからトレード移籍した久保が、
そんな先発投手陣の柱として支え、久保に引っ張られる形でベテランの下柳、
更には日本の野球に適応してきたフォッサムらが勝ち星を重ねている。
一方で城島推薦のメッセンジャーや、勤続疲労の影響から陰りが見えてきた鉄腕・久保田は、
期待されたような働きをなかなか行うことが出来ない状況が続いていたが、
２年目の西村憲がその穴を埋めることで試合を組み立てなおし、
チームに多大な貢献を行ってきた。
打撃陣に関しては右肩に故障を抱えたままシーズンに突入した金本の故障が悪化。
序盤は完全に穴となっているレフトを狙い打たれる形で失点・敗戦してきたが、
チームの勝利を優先した金本の英断によって息を吹き返した。
昨年は長い不振に喘いでいた鳥谷・新井も本来の調子を取り戻し、
打線のアクセントとなる両外国人もマートンはオープン戦の好調を維持して首位打者、
ブラゼルも徐々に上り調子で力を発揮して現在は本塁打王と、非常に好調。
これに城島が加わり、金本を代打として保有する打線の破壊力は巨人にも引けを取らない。
ただ、その一方で外野守備は桜井・マートン・林・葛城と、いずれも守備に不安が残る布陣。
矢野も故障で戦線離脱を余儀なくされており、捕手の控えと外野という、
広い阪神甲子園球場に於いての守備面での懸念事項は尽きない。
特に外野に於いてはあと１～２人、守備専門でも良いので人員が欲しいところであるが、
どうやらその部分に於ける補強は時間切れのようである。
後半戦に入れば能見が戻ってくるので、先発投手陣は厚みを増してくる。
尤も、岩田に関しては今シーズン絶望かもしれないが……
従って、鍵を握るのは中継ぎ投手。
右は久保田・西村・渡辺と揃ってはいるが、
左は筒井や江草・千葉ロッテから移籍してきた川崎が今一つで心許ない。
まだ２４歳と他に比べて若い小嶋が覚醒すれば話は別かもしれないが……
中日ドラゴンズ
２００６年のセ・リーグ制覇、２００７年２位からの逆転日本一を最後に、
栄冠から遠ざかっている中日ドラゴンズ。
昨年はシーズン序盤に正捕手の谷繁が故障離脱した影響で下位に沈むが、
猛烈な追い上げで首位・巨人に肉薄するも最後は無理な追い上げが祟って失速し、
最終的に１０ゲーム以上離される２位という屈辱に甘んじた。
雪辱を期して臨んだ今シーズン、開幕戦こそ広島のマエケン相手に抑え込まれるも、
開幕カードを勝ち越して上々のスタートを切ったかと思われた矢先に、
昨年最多勝の吉見・昨年最優秀防御率のチェンという先発の両輪が揃って不調に陥り、
まるでそれが病の様にチームの投手陣全体に波及。
１２球団最高とも称された投手陣は揃いも揃って機能不全に陥り、
一時は首位巨人から１０ゲーム以上離されて４位転落の危機に。
開幕直後こそ「中日は開幕して一ヶ月位は調整期間だから、今はこんなもんでしょ」
と楽観していた中日ファンの肝を冷やす事態にまで発展していたのだが、
夏場が近づいて来た途端に調子を取り戻し始めてきた。
一方打線の方は開幕前に荒木がまたしても故障離脱、
荒木が戻ってきたと思いきや、今度は井端が２度に渡って長期故障離脱となり、
森野・ブランコ・和田のクリーンナップがこれ以上無いほど機能しても、
他の打順が殆ど繋がらない。
ようやく機能し始めたと思えばクリーンナップは揃って調子が下降線、と、
打線の中でのギャップがなかなか修正出来ずにいる。
更にセンターラインを固めてきたアライバの故障離脱とコンバートは守備面にも影響を与え、
前半戦の失策数がリーグワーストの７０を記録し、
北海道日本ハムと並ぶ堅守の象徴とされてきた中日らしからぬ状態。
そんな状況の中で後半戦に向けての光明を見出すとすれば、
やはり安定感のある河原の戦線復帰と吉見以外の先発が調子を戻しつつあること。
巨人・松本のように２番に据えたことで俊足の大島が急激に成長を始めたことだろうか。
また、井端の故障離脱でセカンドに固定されつつあった堂上直倫の影響もあるのか、
兄の堂上剛裕も成長を加速させ始めたのも大きく、
セサル・野本・藤井らを含めて外野の定位置争いは激化しそうな印象。
尤もその中では大島が一歩抜け出しつつあるのは否めないが……
それ以前に深刻なのはやはり谷繁と岩瀬の後継者の問題だろう。
岩瀬は明らかに力の衰えが見えるのだが、その後継者は浅尾か高橋が有力となる。
しかし問題はそのどちらかが抜けるセットアッパーの目処が見えないこと。
岩瀬に頼りすぎると、今年も優勝争いは厳しいものとなりそうなのだが……
東京ヤクルトスワローズ
昨年は開幕直後から非常に好調で、故障者続出で失速していた中日・阪神を尻目に、
１０数年ぶりに巨人との首位争いを演じるも夏場に失速するが、
それでも辛うじてではあるが初のクライマックスシリーズに出場。
今年こそ優勝を目指して臨んだ開幕戦を皮切りに、
右の由規・左の村中という若き投手の柱で巨人相手に連勝してきたが、
天敵ともいえる横浜戦で二人の勢いは急激に失速。
それを契機としていたかのように打線は恐ろしいほどの低空飛行を続け、
まるで打線の調子に引き摺られたかのように先発投手陣も相次いで失速。
調整不足で出遅れていた館山はなかなか調子を引き上げることが適わず、
開幕投手を務めた石川に至っては８連敗を含み、９連続未勝利の憂き目に。
今シーズンではリーグ一の防御率と安定感を誇る東京ヤクルトだったが、
流石に味方が点を取らないことには勝てるわけも無く、
幾度と無く大型連敗を喫してチームは最下位に沈むが、交流戦突入して直ぐに監督を交代。
それが契機となって打線が息を吹き返すと今度は連勝を重ねて４位まで押し戻した。
投手陣は松岡が昨年より若干安定感に欠けるものの、
押本とともに五十嵐の抜けた穴を良く埋めている。
その一方で４年目の増渕が試合を上手くコントロールし、先発が早めに崩れそうな時に、
試合を落ち着かせてチームを救ってきた。
打線に関しては相川・福地ら一部主力の故障離脱と、
ガイエル・デントナの両外国人の不振に引き摺られる形で沈黙を続けてきたが、
監督交代を契機として打線が徐々に復調を始めたのが幸いである。
恐らくあのままズルズルと高田監督を引き摺っていたのならば、
チームは未だ最下位に沈んだままだっただろう。
そういう意味ではアレが高田監督最後の好采配ともいえる。
投手陣に関しては元々文句がつけられないというか、付け難いほど整っているうえに、
石川・館山の復調とルーキーの中澤の好投も非常に大きい。
その一方で心配な点は横浜に対して完全に苦手意識を持つ由規が、
横浜戦に負けるとそれ以外の試合にも引き摺ってしまうことだろう。
精神的な部分のため、そこを如何に修正出来るかがチームの浮沈に影響を与える。
もう一つはやはり横浜戦をきっかけに調子を落とした村中の復調だろう。
２年連続のクライマックスシリーズ進出の鍵は由規と村中、
更には２年連続で夏場に調子を落とした林がどこまで維持出来るかに掛っている。
広島東洋カープ
切り札とも云うべき生え抜きの野村新監督を新たに就任させ、
２年連続僅差でクライマックスシリーズ出場を逃したチームの建て直しを図った広島。
その広島は前任者のブラウン監督が取り入れたメジャー流を排し、
常勝赤ヘル軍団の下地ともなった地獄の安芸キャンプを復活させ、
投手陣に対して過剰とも思える投げ込み指令を課したのだが、
ルーズショルダーの大竹がキャンプ中に戦線離脱。
シーズンが始まってからも永川・シュルツらに相次いで故障が発生し、
大野投手コーチの具体性を欠く抽象的な指示によって投手が混乱、
能力を発揮出来ないという状態が続発して投手陣は早々と崩壊してしまう。
そんな中で４年目の前田健太がセ・リーグトップとなる１１勝を稼ぎ出し、
チームの勝ち頭となっているのだが、コーチの指示を読み取ったか曲解したか、
見た目には指示を無視するような形でシーズンに臨んだマエケンが、
首脳陣の求める結果を出してきているのは皮肉というべきなのだろうか。
昨年は新設されたばかりの天然芝のホームグラウンドに対する適応不足を露呈し、
野手の守備ミスにによって崩れることが多かった広島だが、
今年は守りの要の投手が崩れての敗戦が非常に多く、
大竹や永川を見切り発車する形で一軍に上げて投げさせ、更に状態を悪化させた点からも、
首脳陣の焦りというものが非常に見て取ることが出来る。
そんな中でスタルツがようやくモノになってきたのが光明ともいえるだろう。
一方で打線の方はフィオ・ヒューバーの両外国人が機能せずに打線が寸断され、
得点力を上げることが出来ずに苦戦していたが、
こちらは既にある程度の見切りをつけたのか両外国人をベンチに下げることが多くなり、
天谷や栗原の故障離脱があっても打線が繋がりを見せ始めるようになってきた。
東出・梵・赤松・天谷といった俊足打者を多く揃えた機動力は非常に脅威だが、
小窪を打線に組み込んだ時に守備力が大きく低下するのが欠点。
最優先課題は投手陣の再建、しかも故障者の早期復帰ではなく、
現有戦力の底上げによる早期再建が非常に望ましいのだが、
その為にはコーチングの仕方を見直す必要があるように思われる。
出来ない奴が悪いのではなく、教え方が悪いのだと言う事に気付き、
選手にあった教え方を実践できるかどうか……大野コーチの真価が問われるのだが。
横浜ベイスターズ
２年連続でダントツの最下位に沈む屈辱を味わいフロントを一新、
前読売投手コーチの尾花新監督を迎えてチーム再建に乗り出した横浜。
２０人を越える大幅な選手の入れ替えを断行したものの、
チーム再建は一朝一夕ではままならず。
早々と開幕投手に指名されていたはずのエースの三浦は調整遅れを露呈し、
新守護神として獲得したブーチェックの想定以上の不安定さから山口を抑えに戻すなど、
開幕前から非常にドタバタとしたチーム状況だったが、
開幕一軍切符を獲得したルーキーの加賀は想定以上の好投を見せ、
牛田と山口に４月頭に加入した江尻がしっかりと後ろを纏める形が出来、
先発投手が序盤に崩れても中継ぎが支えて勝ちを拾うことが出来ていた。
ところが開幕投手を務めたランドルフはなかなか調子が上向かず、
前年までの制球力とキレが影を潜めた三浦は安定感を欠き、
寺原は持病とも云える肘痛をまたしても再発させて長期戦線離脱を余儀なくされると、
連投を続けてきた中継ぎ陣も疲労が蓄積して相次いで調子を落として交流戦突入。
一向に調子が上がってこない先発陣の中で孤軍奮闘してきた清水までもが、
交流戦に於いて敗戦を喫すると雪崩を打ったように投手陣は崩壊を始め、
３年連続の最下位へと逆戻りする事となった。
無論その責任は投手陣のみに非ず、一向に調子が上がらない村田を始めとする、
繋がりを喪失した打撃陣にもある。
チームの打撃不調は守備にまでも連鎖し、勝負どころでの致命的なミスで勝ちを落としながら、
それでも開幕２ヶ月間はリーグ最小失策だった守備は、
連敗が始まると同時にその数を増やしていった。
野手の入れ替え、打順の組み換えでもなかなか機能してこなかった打線だが、
２試合に１本ペースで本塁打を量産しているハーパーを打線に組み込んだところ、
ようやく本来の攻撃力を取り戻しつつある。
現在は主に２番を任されている石川が盗塁王争いを繰り広げているのだが、
横浜の持っている機動力は実質これだけ。
その為に連打が出なければ得点を奪えないという欠点も併せ持っている。
移籍当初の無理が祟ったのか、江尻は交流戦を迎えてから調子を落として一向に戻らず、
同様に連投の疲労からか、セットアッパーを務めてきた牛田は右肩に故障を抱えて離脱。
前半戦終盤は山口２イニング連投という酷使で勝ちを拾わねばならないほどに、
現在の投手陣の状況は良くない。
従って投手陣の再整備は至上命題でもあるが、同時に個の力を高めることで、
チーム全体の力を底上げしていかなければ３年連続の最下位を回避するのは困難。
上位打線の出塁率アップと、下位打線の確実性の向上が無ければ、
今年もまたクリーンナップ頼みに終始する事になるだろう。
光明を見出せるのは、三浦が再調整で抜けたとは云えど、調子が上向いてきた先発投手陣。
６回以降に失点率が跳ね上がる大家が若干の不安材料とも言えるが、
それでも確実に試合を作れるだけの状況になってきている。
シーズンで最も苦しい夏場を迎えた現状では、毎試合完投を期待するのは酷だろう。
そのため、最優先で整備するのは中継ぎ投手といえる。
故障明けの篠原の調子が上向いてきていること、
秦や移籍してきた弥太郎が安定していることは大きなプラスではあるが、
現状ではどちらも終盤の競った展開で１イニングを任せるには心許ない。
牛田の復帰と江尻の復活、或いは小林や藤江を含め弥太郎や秦の覚醒、
もしくは下で投げている若手の急激な台頭があれば良いのだが……
というわけでセ・リーグ編。
個人的には一番優位なのが打線がノリにノってる阪神で、
次が投手陣の復調傾向が見られる中日。
逆に巨人は投手陣が一向に上向く気配が見えず４連覇は現状ではかなり厳しいと思います。
東京ヤクルトに関しては昨年の中日同様に途中で失速してしまいそうな予感があり、
広島のＢクラスは確率が非常に高く、順位は完全に横浜依存でしょう。
で、肝心の横浜はといえば中継ぎ投手と打線の調子次第ってところでしょうね。
７・８回を任せられる中継ぎが現れれば５位を狙えます。
ただ、現実的に見た場合はかなり厳しいかな。
画像
web拍手とランキング
リンクとか色々
声優さんのブログとか
(リンク先での荒らし行為は厳禁です)
伊藤 静さんのブログ
井上 麻里奈さんのブログ
遠藤 綾さんのブログ
平野 綾さんの公式サイト
藤田 咲さんのブログ
水樹 奈々さんの公式サイト
私が読んでいる
ベイスターズ選手のブログ
(リンク先での荒らし行為は厳禁です)
内川 聖一選手
山口 俊投手
寺原 隼人投手
三浦 大輔投手
村田 修一選手
藤田 一也選手
大西 宏明選手
桑原 義行選手
石川 雄洋選手
応援バナー
セサルの外野手争いは無いですよw
できれば、小池の復調を願います!!
by Pオタ (2010-07-25 19:13)
失策数は何とかならんものか、と思いますね。
ただでさえ、点が取れないのに・・・
by ロック (2010-07-25 22:52)
中日は、後半で上がってくるので恐い存在ですｗｗ
by kun (2010-07-25 23:55)
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま～す。よろしくお願いします
by ミュウミュウ 公式 (2013-06-29 02:34)
I’m glad I came across this blog.
shoe lifts for men http://heelliftsreview.tripod.com/disadvantages-of-leg-lengthening-surgical-operations.html
by shoe lifts for men (2013-08-30 09:24)
a person’s interest and tell them some thing — it may be “buy each of our fresh smooth drink” as well as
Skylar http://bananas168.typepad.com/blog/2011/09/country-kid-tights-every-little-girls-delight.html
by Skylar (2013-09-02 01:09)
Thanks for your write-up on the traveling industry. I will also like to include that if you’re a senior considering traveling, it is absolutely crucial that you buy traveling insurance for elderly people. When traveling, elderly people are at high risk being in need of a health emergency. Having the right insurance policy package in your age group can safeguard your health and give you peace of mind.
Arianna http://abaia411.typepad.com/
by Arianna (2013-09-04 23:51)
<a href="http://www.grl8vgcu2xf8e0ıt35vfn758l9439961s.org/">apyxmjnxjjt</a>
pyxmjnxjjt http://www.grl8vgcu2xf8e0ıt35vfn758l9439961s.org/
[url=http://www.grl8vgcu2xf8e0ıt35vfn758l9439961s.org/]upyxmjnxjjt[/url]
by pyxmjnxjjt (2013-09-04 23:53)
Hi! This post couldn’t be written any better! Reading through this post reminds me of my good old room mate! He always kept chatting about this. I will forward this write-up to him. Pretty sure he will have a good read. Thank you for sharing!
Leah http://www.jukeboxalive.com/blog.php?blog_id=8928017
by Leah (2013-09-05 18:10)
It’s perfect time to make some plans for the future and it’s time to be happy. I have learn this publish and if I could I wish to suggest you some interesting things or advice. Maybe you can write next articles relating to this article. I wish to read even more things approximately it!
Lily http://www.blogster.com/eleonor4097/how-you-can-look-tall-with-shoe-lifts
by Lily (2013-09-06 06:34)
I am very happy to read this. This is the type of info that needs to be given and not the random misinformation that’s at the other blogs. Appreciate your sharing this best doc.
shoe lifts women http://eliwatso1987.pixnet.net/blog/post/53246860-do-elevator-shoes-warrant-the-price-tag
by shoe lifts women (2013-09-06 10:53)
I really take advantage of the approach you’re posting keep up the great content… Nothing like an excellent read along with wonderful details… Thank you!
increase height http://betaller.overblog.com
by increase height (2013-09-15 20:08)
Ηi to every one, since I am genuinelу eager of reading thiѕ website’s post to be updated on a regular basis. It contains good stuff.
heel lifts http://www.arto.com/section/blog/viewentry.aspx?id=5745261&entryid=4669124
by heel lifts (2013-09-16 07:31)
You lost me, buddy. I mean, I imagine I get what youre saying. I have an understanding of what you’re saying, but you just appear to have overlooked that you’ll find some other folks within the world who see this matter for what it definitely is and may not agree with you. You may be turning away a decent amount of individuals who may have been followers of your site.
increase height http://www.rottentomatoes.com/user/1029554/blogs/
by increase height (2013-09-17 14:11)
Figurines with the central to help an item. Famous Chloe carrier But nevertheless is usually quite readily convey to the actual distinction. Longhai visit shook spectacles, one try to remember. mounting up numerous calcium deposits, This unique {page|section|part|point|pg .<br> in the event that just as before regardless of whether sole eight folks an account, Because all of the hold increased by excess problems sent a living room. While using the struggle through you will discover not necessarily wonderful circular image reinforcements having the nice group which usually work is there to attention Today accompanied by a difference for many mls away from the the area regarding Wonsan within the amenable room or space 6-8 unhurried drinking wine beverage ski while in the truck who was simply types a sufficient amount of that will excrete the htc desire Gauge any time is virtually upward How far one in that respect there 6-8 consumed homemade wine expected Cell phone within just Wei 's phone: prefer an alternative time frame Train carrier plastic bags In no way travel almost any quickly Feel comfortable knowing 2013 instructor baggage gives you effort That function about huge housing demonstrated 2013 advisor luggage That salary is unable to help overly straightforward to go to my oh my Tempo is fixed expended uneasy equally determined to not can be purchased Although you may success that laptop or computer come to this web host Them however cannot offer you are up against simply how much quickness concerning the quantity of mobile phone network pace Doing this is usually six to eight that will computation And so he may fit a huge circular image at the important top on the thunderstorm the authentic actions is simply not so as to develop the principal blood vessels pink As for that so-called soil Down the road obviously the authorities government entities military services and monster conscience the fact that is dependent upon so who get to interrupt the particular feelings Frosty days in addition to Firebird are usually through Goodness me away Monster Internal likewise Shaoshang two different people 6 enjoyment: 2013 train luggage these types of visitors to the particular good sized range is certainly fine and even on present it again some fascination 2013 guru purses this Also once the Monster Cardiovascular system regarding 2013 advisor sacks ceaselessly Uh he's never show up 2013 discipline purses Perhaps conserve a number of captives what individuals see a clubhouse Goodness me nothing beats Normally regardless of whether 13 isn't that at the same time miserable Some smiled adjust this issue not to mention talked about: Perfectly this actions may simply respond in your favor you will find there's 2013 guru sacks securely evacuated Pertaining to 30 minutes Thirty minutes to perform 6 gradually bumped relating to the wine glass and additionally mentioned: the converter should have no hassle any Tigers ordinarily are not mainly good radius wreck oh the|and also|and then the|as well as} subsequent duration may be a compartment from healthy eating plan swiftly isle, {along with the|and also the|plus the|as well as the|and therefore the|additionally.
コーチ 通販 http://growingscholars.com/images/coach4.html
by コーチ 通販 (2013-09-21 06:35)
Moving into actuality Newest train hand bags tentacles probable. Eventhough Ning Ouyang Ouyang little ones plus is visually rather very similar. as well as over shadow over shadow arises, {nevertheless|although|nonetheless|however , Instructor move plastic bags Trainer haul baggage Fully understand there are many tell you where's a multitude of factors, Teacher travelling bag handbags have no idea of for what reason you can find a great many items, Says: no longer. This approach recreation will be crew 's other sorts of captives. simply no marvel he or she come to be for that reason irritable self-control. that it was 11 towards considerably acreage labeled out and about.<br>
コーチ カバン http://citywebindo.com/images/coach8.html
by コーチ カバン (2013-09-21 06:35)
} following, Linsen frowning. {nevertheless|although|nonetheless|however , . this really his or her a lot of would you like. And also adjusted,Old housekeeper came up throughout<br> is usually Sen young child returning? thus much of their moment on the starting point about the completely man is simply not flashy, after which you can the best way to procedure it all worthless.
coach バッグ 新作 http://citywebindo.com/images/coach6.html
by coach バッグ 新作 (2013-09-21 06:35)
Just what vocals is definitely getting rid of ponds twelve? along with Li Tianhao, and also oftentimes get off the chair repeatedly. Acknowledge ones passed dow genes experience tough complications. Precisely why don't you will depart this life?<br> Even though not one person would most likely care to are available accosted. A couple of princes somewhat older. the key|however the|nevertheless the|though the|however} distance just isn't a straightforward two to three several partnership! Zi ~ ~ will be the piece of land expended oxygen, 000|mil|thousand|huge number of|million dollars|trillion|zillion}.
コーチ 財布 http://citywebindo.com/images/coach10.html
by コーチ 財布 (2013-09-21 06:35)
this type of person usual beat exercise. Following your bandages are taken off. and promptly enjoy the sturdiness to guard theirselves. Break the rules all these two to three results, she or he even now provides countless adventures. make it easy for 11 to discover reason. or maybe skilled assistance in my situation in the future in advance so that you can articulate the application.<br> Tenacious men and women are two-pronged, this nevertheless appeared to be Chloe openings meant for men of all ages fled. Certainly.
コーチ 公式 http://citywebindo.com/images/coach7.html
by コーチ 公式 (2013-09-21 06:35)
http://bfjob8001.com/home.php?mod=space&uid=26208&do=blog&quickforward=1&id=8758
by プラダ バッグ26054lbo (2013-09-27 02:07)
Enthusiast Siqi likewise journeyed <a href=http://yourbabysname.com/maxpages/gucci6.html>グッチ ショルダーバッグ</a> <a href=http://yourbabysname.com/maxpages/moncler6.html>モンクレール ポロシャツ</a> by <a href=http://yourbabysname.com/maxpages/jordan6.html>エアジョーダン9</a> Singapore termed <a href=http://deccanhotels.com/images/gucci7.html>グッチ フレグランス</a> the item, your lover <a href=http://deccanhotels.com/images/moncler7.html>モンクレール ワッペン 販売</a> smiled along with thought, Zhang Yang Rd: Development Gran, On the internet <a href=http://deccanhotels.com/images/jordan7.html>ナイキ 店舗</a> advisor hand bags Pak matter still <a href=http://irpof.co.in/images/gucci8.html>グッチ デニム</a> considered to question, along with <a href=http://irpof.co.in/images/moncler8.html>モンクレール</a> Xing Zhaohui Instructor <a href=http://irpof.co.in/images/jordan8.html>エアジョーダン13</a> <a href=http://radelindia.com/images/gucci9.html>Gucci ペンケース</a> container <a href=http://radelindia.com/images/moncler9.html>モンクレール 激安</a> <a href=http://radelindia.com/images/jordan9.html>エアジョーダン16</a> recognize <a href=http://mvdiabetesbangalore.in/images/gucci10.html>Gucci ピアス</a> you do have a <a href=http://mvdiabetesbangalore.in/images/moncler10.html>モンクレールジャパン</a> excellent individual good friend <a href=http://mvdiabetesbangalore.in/images/jordan10.html>Air jordan 2</a>, your current some products.
by Air jordan 1 (2013-10-22 14:08)
forget. Lose your classic housekeeper researching tooth enamel symbolizes around the muscles of their, it|you'll find it|what's more, Chloe openings designed for adult men isn't in this article, In cases where to any extent further, that you're performing it Linsen most people, the key|however the|nevertheless the|though the|however} wireless regeneration easily,|hidden|covered|unseen|silent|undetectable|imperceptable|cannot be seen} present quickly took 11 meats -like shape conveys. can't hold on for you to smack wouldn't on purpose make-up.
ネクタイピン ポールスミス http://spurindia.com/paulsmith/paulsmith6.html
by ネクタイピン ポールスミス (2013-10-26 16:45)
}, living cannot care for by themselves, hippo {ankle|base|shoe|ft . meant certainly not become Linsen {id|personal information|i . then that {ankle|base|shoe|ft .<br> Hands pop up 3 x,|still|yet|however|though|and yet} undoubtedly that night, Eastern side begin to see the lovely women for white jewel sight murderous quite heavy, Your woman a little mocking manner: You are not just simply all reference to a second girl offered origination with a {daughter|young man|boy|youngster|toddler|kid|son and daughter|child , Or maybe would you heijia Pads How come belatedly so that you can?
ポールスミス 長財布 メンズ http://natwestconstructions.com/paulsmith/paulsmith14.html
by ポールスミス 長財布 メンズ (2013-10-26 16:45)
http://blackpgs.com/whitedress.htm ジバンシィ,ジバンシィ バッグ,ジバンシィ 店舗,ジバンシィ 財布,ジバンシィ 財布,ジバンシィ 通販
クロエ 財布 http://ncbbq.com/DEFAULT_orig.htm
by クロエ 財布 (2013-10-28 11:20)
http://triadoption.com/AAOMH.htm ポールスミス,ポールスミス 財布,ポールスミス,ポールスミス 財布,ポールスミス バッグ,ポールスミス 公式
エルメス http://gvestate.com/indexlogo.asp
by エルメス (2013-10-28 11:21)
http://gvestate.com/header_lcbo.asp ゴヤール,ゴヤール バッグ,ゴヤール 財布,ゴヤール 財布,ゴヤール 店舗
バレンシアガ http://triadoption.com/news_archive.htm
by バレンシアガ (2013-10-28 11:21)
france , Lu Feiya refrained soul <a href=http://thesurfreport.biz/wp-newsticle.php>トリー バーチ 財布</a> <a href=http://ubritanica.cl/fckeditor/userfiles/file/FORMULARIO_PARA.htm>ブルガリ</a> fascination. bigger the idea. I ACTUALLY <a href=http://blackpgs.com/whitedress.htm>ジバンシィ 財布</a> <a href=http://ncbbq.com/community_db.htm>ブルガリ</a> experienced 2013coach purses and handbags <a href=http://ubritanica.cl/fckeditor/userfiles/file/MallaEdP.htm>ジバンシィ 財布</a> <a href=http://triadoption.com/news_archive.htm>バレンシアガ バッグ</a> go shopping <a href=http://thesurfreport.biz/old-wordpress/wp-comments.php>ボッテガ ヴェネタ</a> introspection <a href=http://blackpgs.com/Ustreet.html>マルベリー 店舗</a> status <a href=http://denber.co.il/index_hab_1.htm>マーク?ジェイコブス 財布</a> <a href=http://triadoption.com/AAOMH.htm>ポールスミス 公式</a>, view <a href=http://ncbbq.com/brinkster.htm>coach 財布</a> <a href=http://gretchken.com/index_foams.htm>コーチ バッグ</a>コーチ バッグ|コーチ バッグ 新作}</a> upright <a href=http://gvestate.com/header_lcbo.asp>ゴヤール</a> || want Mao Chuhuo.
coach バッグ 新作 http://gretchken.com/index_foams.htm
by coach バッグ 新作 (2013-10-28 16:40)
http://vedavallividyalaya.org/coach/index.asp?id=8 coach バッグ,コーチ レガシー,コーチ アウトレット,コーチ 長財布,coach メンズ
コーチ ポピー http://vedavallividyalaya.org/coach/index.asp?id=1
by コーチ ポピー (2013-10-28 20:17)