２０１０年総評その２ [横浜ベイスターズ2010]
パ・リーグのＣＳはソフトバンクが王手をかけ、セ・リーグのＣＳは巨人が先勝。
早ければ明日にはパ・リーグの日本シリーズ進出チームが、
セ・リーグのファイナルステージ進出チームが決まるわけですが、
私はその前に昨日の続きでも書きましょうかねえ。
東京ヤクルトスワローズ ７２勝６８敗４分
昨年序盤戦は首位争いを繰り広げるも中盤以降は大きく失速、
それでも終盤戦に巻き返して滑り込みで３位に入りＣＳに出場した東京ヤクルト。
今シーズンは神宮でのＣＳ開催(２位以上)を目標に開幕を迎えたわけだが、
安定している投手力とは裏腹に打線が絶望的なまでの不調に陥り、
開幕２ヶ月でダントツの最下位に沈み込んでしまった。
しかし交流戦突入直後の５月終盤、
高田監督の辞任により小川コーチが監督代行に就任したことでチームが息を吹き返し、
５月中に連敗街道を止めると６月からは劇的とも言えるほどに勝ち星が増加。
最大１９の借金を抱えていたチームは終盤に入った８月に借金を完済すると、
三つ巴の争いで落ちてきた中日・阪神・巨人に肉薄。
ＣＳの出場権こそ逃したものの４つの貯金をつくり、
今シーズンのセ・リーグを十二分に盛り上げる役割を担って見せた。
投手陣に関しては五十嵐がＦＡ移籍でメジャーに移ったものの、
松岡や増渕らその穴をしっかりと埋めて見せた。
また例年夏場に調子を落とす林も序盤戦での登板数激減の影響からか、
調子の下降が終盤までずれ込み、かつ大きな落ち込みを見せる事も無かった。
開幕投手を務めた左のエース・石川は開幕６連敗を喫し、
打線の援護が皆無に近かった高田政権下では１度も勝てなかったが、
小川代行が指揮するようになって打線が復活すると連勝を重ねて二桁勝利。
巨人相手に滅法強い由規はデビューイヤーから苦手とする横浜戦で今年も打ち込まれ、
それがきっかけで調子は下降線を辿りはしたものの、
後半戦では開き直ったかのような快投を見せて自身初の二桁勝利を挙げたが、
期待されていた左腕の村中とルーキーの中澤は由規とは対照的に、
後半戦になればなるほど調子を落として勝ち星を伸ばせなかった。
一方で打線の方は昨年前半戦は極度の大不振に見舞われた青木が、
開幕から本来の実力を発揮しヒットを量産し続けるも、
チームは青木以外打てないというべきか、
青木しか打たないというべきか悩むほどに打線が機能停止してしまった。
しかし小川代行に指揮権が移譲され、
新外国人のホワイトセルが加入してからは打線が息を吹き返してみせた。
チーム防御率3.85という数字(１位中日は3.29 ３位巨人は3.89)が示すとおり、
東京ヤクルトの投手陣は比較的安定しているのだが、序盤の大敗が痛すぎました。
せめてあと２週間早くチームが息を吹き返していれば、
今年もＣＳに出場していたかもしれませんね。
ただ、上位を狙えるだけの力は十二分に示してくれました。
懸念事項は契約が切れる林の去就でしょう。
林が残り、由規が後半戦の投球を年間通して行うことが出来れば優勝も見えてくるかも。
広島東洋カープ ５８勝８４敗２分
４年間チームを率いたマーティ・ブラウン監督を解任し、
生え抜きの野村謙二郎監督を就任させた広島東洋カープ。
就任当初から「優勝を目指す」と力強く宣言した野村謙二郎監督ではあったが、
１軍ヘッド兼投手コーチである大野豊コーチ共々、監督・コーチ経験はほぼ皆無であり、
発言に対する能力を疑問視するファンも少なからず存在したのだが、
キャンプやオープン戦を経て、シーズンが始まればチームは故障者が続出し、
日毎にその声は大きくなっていった。
投手陣に関してはマエケンこと前田健太が大野投手コーチの指導を半ば無視する形で、
自分自身の判断で自己流の調整法を貫いた結果、
最多勝・最優秀防御率・最多奪三振の投手三冠を獲得する目覚しい活躍を遂げたが、
それ以外の投手陣は尽く故障や不調に悩まされ続けた。
特に昨年までのチームの勝ち頭であったルイスが開幕前に退団し、
大竹はキャンプ中に肩を故障して出遅れていたのだが、
２軍調整中にも拘らず強引に１軍昇格を余儀なくされて怪我を悪化させた。
また、中継ぎの主力ともいえる横山・シュルツも怪我で戦線離脱を余儀なくされ、
永川も極度の不振に陥り２軍へ落ちるなど、シーズン開始当初から既に崩壊していた。
打線に関しては梵・廣瀬・天谷らが固定に近い状態になったが、
シーズン当初はなかなか繋がりを見せずに昨年同様得点力で苦しんだが、
新外国人のフィオとヒューバーをスタメンから外し、
嶋や木村正吾らを組み込んでから打線が徐々に機能し始めた。
しかし、全体的に打高投低だった今シーズンでは単純に昨年と比較することが出来ないが、
得点力は上がっても投手陣が崩壊している状況ではリードを守りきれず、
全体的に競り負ける試合が多かった。
やはり一番大きな要因としては野村監督の圧倒的な経験不足が挙げられる。
監督・コーチ経験の無い野村監督を招聘したことが、広島が５位になった要因であり、
最下位を免れたのはあくまでも横浜があまりに不甲斐無かったが故である。
天谷が不調に陥り、打線にブレーキがかかっても辛抱強く我慢して使ったことは、
賛否両論あれど将来的にはチームのプラスになるという評価は出来る。
しかし助っ人でありながら結果が出ないヒューバーに固執したり、
交流戦ＤＨとはいえ足に故障を抱える前田智徳をスタメンで使い続けるなど、
柔軟性に欠ける選手起用はそこかしこに見て取れた。
連投の疲労など考慮していないかのような、調子最優先の中継ぎ投手起用や、
シーズン中のハードワークによる故障離脱者を出した野村・大野采配を改めない限り、
来シーズンもＢクラスに沈むことは規定路線とも云える。
指揮官の意識改革こそがチーム浮上の鍵を握りそう。
横浜ベイスターズ ４８勝９５敗１分
投手陣崩壊で２年連続９０敗以上を喫しての最下位に沈み、
その再建を投手コーチとして実績が高い尾花監督に託した横浜ベイスターズ。
千葉ロッテからトレードで清水直と早川、ＦＡで相川放出以来悩まされている捕手の橋本、
北海道日本ハムからスレッジと新戦力を獲得して臨んだ今シーズンだが、
開幕投手を託されていた三浦は調整遅れから開幕直前に２軍スタートが確定。
抑えとして期待されていたブーチェックは制球が定まらず期待はずれに終わり、
先発転向予定だった山口が抑えに回るなど、
直前までドタバタした状態でシーズンを迎える事となった。
ところがシーズンが始まってみれば善戦はしたものの、
先発投手陣は期待を下回る内容が多くて中継ぎがいきなりフル回転状態。
東京ヤクルトの躓きと広島の投壊で一時は４位に浮上するものの、
開幕からフル回転を強いられてきた中継ぎ投手陣は次々と悲鳴を上げて崩れ、
先発投手陣の中で唯一と言っても良いほど安定していた清水直が交流戦で崩れると、
雪崩を打ったようにチームは坂道を転げ落ちていった。
打撃陣はオープン戦まで好調を維持していた村田がそのままシーズンに突入するも、
まだまだ肌寒かった気温の影響からか、開幕カードを終えてから不振に陥り、
それがシーズン終盤まで尾を引く大誤算。
スレッジもなかなか調子が上向いてくることは無く、夏場から調子を上げるも後の祭り。
守備が上手いという触れ込みだったカスティーヨは開幕こそ打ちまくったが、
その後の打撃は下降線を辿り、守備に関してもイージーミスや致命的なミスが何度もあり、
こちらも期待はずれに終わってしまった。
そんな中で急激に伸びてきたのは石川。
苦手としていた左投手に対しても対応を見せ、３割にこそ届かなかったがアベレージを残し、
ハーパーの加入で内川が１番に移ってからは泣き所となっていた２番の穴を埋めた。
しかし実質的には４番以降の打線が殆ど機能することは無く、
石川と内川にハーパーを加えた上位打線頼みという得点力の低下は最後まで払拭できず、
１２球団最低の得点数でシーズンを終えた。
投手陣は三浦が二周り目に連打を浴びて大量失点を喫し、
寺原は２年連続で交流戦手前に肘の故障で長期離脱を余儀なくされ、
大家は７回の壁をなかなか打破することが叶わず、
清水直は通算１００勝やシーズン１０勝といった節目で調子を落とすなど、
先発ローテの投手が十分な力を発揮できない試合が多かった。
それでも中継ぎ投手がフル回転でチームを支えてきたが、
そのツケは交流戦で表面化して投壊。
ルーキーの加賀が孤軍奮闘して安定した投球を見せるも援護に恵まれず二桁敗戦。
シーズン終盤に３年目の田中とルーキーの眞下という二人の左腕が、
期待を抱かせる投球を見せはしたものの、来季に向けても不安が残る。
尾花監督１年目のシーズンだが、
監督を擁護するとすれば尾花さんは巨人の投手コーチとして日本シリーズを戦っており、
横浜が日本シリーズ終了前に秋季キャンプが終了した関係で、
実質的には今年の２月からの春季キャンプから指導している、という点でしょう。
つまり、新チームとしての本格始動が他球団に比べて３ヶ月近く遅かった。
そんなハンデを背負いながらチームが優勝争いやＣＳ争いが出来るなら、
横浜はこれまでに１０回は優勝しているでしょう。
投手・野手共に建て直しが必須なのははっきりとしていますが、
現在の横浜ベイスターズは球団売却交渉の真っ最中で、
しかも監督やコーチ陣の人事まで白紙状態とまで言われている始末。
もしも尾花監督を始め、コーチ陣も一新される事になった場合、
チームは来年２月に１から作り直す事になりますので最下位は確定でしょう。
加えてこの売却騒動で内川の動向が判らなくなってきました……
今年は３番打ったり１番打ったり、ポジションも１塁やライトだったりと流動的で、
ある意味便利屋的な起用だったわけですが、それに追い討ちをかけかねないこの問題。
私は内川がＦＡで出て行っても不思議ではない、と考えています。
欲しがる球団はいくらでもあるでしょうからね……
来年も横浜と広島は蚊帳の外、東京ヤクルトを含む４球団での争いになりそうです。
まあベイスターズは横浜に残っているのかすら怪しいのもまた事実ですが、
現状で広島と横浜の２球団は上位争いを出来るだけの要素が、
これっぽっちも見当たらないのも事実です。
広島は黒田が戻ってきたとしても、
監督・コーチが今年と同じことをすれば意味はないでしょうし、
横浜も人事一新となればチーム作りが大幅に後退するのは確実。
おまけに内川が残るかも判らない状況では、無理でしょうね。
早ければ明日にはパ・リーグの日本シリーズ進出チームが、
セ・リーグのファイナルステージ進出チームが決まるわけですが、
私はその前に昨日の続きでも書きましょうかねえ。
東京ヤクルトスワローズ ７２勝６８敗４分
昨年序盤戦は首位争いを繰り広げるも中盤以降は大きく失速、
それでも終盤戦に巻き返して滑り込みで３位に入りＣＳに出場した東京ヤクルト。
今シーズンは神宮でのＣＳ開催(２位以上)を目標に開幕を迎えたわけだが、
安定している投手力とは裏腹に打線が絶望的なまでの不調に陥り、
開幕２ヶ月でダントツの最下位に沈み込んでしまった。
しかし交流戦突入直後の５月終盤、
高田監督の辞任により小川コーチが監督代行に就任したことでチームが息を吹き返し、
５月中に連敗街道を止めると６月からは劇的とも言えるほどに勝ち星が増加。
最大１９の借金を抱えていたチームは終盤に入った８月に借金を完済すると、
三つ巴の争いで落ちてきた中日・阪神・巨人に肉薄。
ＣＳの出場権こそ逃したものの４つの貯金をつくり、
今シーズンのセ・リーグを十二分に盛り上げる役割を担って見せた。
投手陣に関しては五十嵐がＦＡ移籍でメジャーに移ったものの、
松岡や増渕らその穴をしっかりと埋めて見せた。
また例年夏場に調子を落とす林も序盤戦での登板数激減の影響からか、
調子の下降が終盤までずれ込み、かつ大きな落ち込みを見せる事も無かった。
開幕投手を務めた左のエース・石川は開幕６連敗を喫し、
打線の援護が皆無に近かった高田政権下では１度も勝てなかったが、
小川代行が指揮するようになって打線が復活すると連勝を重ねて二桁勝利。
巨人相手に滅法強い由規はデビューイヤーから苦手とする横浜戦で今年も打ち込まれ、
それがきっかけで調子は下降線を辿りはしたものの、
後半戦では開き直ったかのような快投を見せて自身初の二桁勝利を挙げたが、
期待されていた左腕の村中とルーキーの中澤は由規とは対照的に、
後半戦になればなるほど調子を落として勝ち星を伸ばせなかった。
一方で打線の方は昨年前半戦は極度の大不振に見舞われた青木が、
開幕から本来の実力を発揮しヒットを量産し続けるも、
チームは青木以外打てないというべきか、
青木しか打たないというべきか悩むほどに打線が機能停止してしまった。
しかし小川代行に指揮権が移譲され、
新外国人のホワイトセルが加入してからは打線が息を吹き返してみせた。
チーム防御率3.85という数字(１位中日は3.29 ３位巨人は3.89)が示すとおり、
東京ヤクルトの投手陣は比較的安定しているのだが、序盤の大敗が痛すぎました。
せめてあと２週間早くチームが息を吹き返していれば、
今年もＣＳに出場していたかもしれませんね。
ただ、上位を狙えるだけの力は十二分に示してくれました。
懸念事項は契約が切れる林の去就でしょう。
林が残り、由規が後半戦の投球を年間通して行うことが出来れば優勝も見えてくるかも。
広島東洋カープ ５８勝８４敗２分
４年間チームを率いたマーティ・ブラウン監督を解任し、
生え抜きの野村謙二郎監督を就任させた広島東洋カープ。
就任当初から「優勝を目指す」と力強く宣言した野村謙二郎監督ではあったが、
１軍ヘッド兼投手コーチである大野豊コーチ共々、監督・コーチ経験はほぼ皆無であり、
発言に対する能力を疑問視するファンも少なからず存在したのだが、
キャンプやオープン戦を経て、シーズンが始まればチームは故障者が続出し、
日毎にその声は大きくなっていった。
投手陣に関してはマエケンこと前田健太が大野投手コーチの指導を半ば無視する形で、
自分自身の判断で自己流の調整法を貫いた結果、
最多勝・最優秀防御率・最多奪三振の投手三冠を獲得する目覚しい活躍を遂げたが、
それ以外の投手陣は尽く故障や不調に悩まされ続けた。
特に昨年までのチームの勝ち頭であったルイスが開幕前に退団し、
大竹はキャンプ中に肩を故障して出遅れていたのだが、
２軍調整中にも拘らず強引に１軍昇格を余儀なくされて怪我を悪化させた。
また、中継ぎの主力ともいえる横山・シュルツも怪我で戦線離脱を余儀なくされ、
永川も極度の不振に陥り２軍へ落ちるなど、シーズン開始当初から既に崩壊していた。
打線に関しては梵・廣瀬・天谷らが固定に近い状態になったが、
シーズン当初はなかなか繋がりを見せずに昨年同様得点力で苦しんだが、
新外国人のフィオとヒューバーをスタメンから外し、
嶋や木村正吾らを組み込んでから打線が徐々に機能し始めた。
しかし、全体的に打高投低だった今シーズンでは単純に昨年と比較することが出来ないが、
得点力は上がっても投手陣が崩壊している状況ではリードを守りきれず、
全体的に競り負ける試合が多かった。
やはり一番大きな要因としては野村監督の圧倒的な経験不足が挙げられる。
監督・コーチ経験の無い野村監督を招聘したことが、広島が５位になった要因であり、
最下位を免れたのはあくまでも横浜があまりに不甲斐無かったが故である。
天谷が不調に陥り、打線にブレーキがかかっても辛抱強く我慢して使ったことは、
賛否両論あれど将来的にはチームのプラスになるという評価は出来る。
しかし助っ人でありながら結果が出ないヒューバーに固執したり、
交流戦ＤＨとはいえ足に故障を抱える前田智徳をスタメンで使い続けるなど、
柔軟性に欠ける選手起用はそこかしこに見て取れた。
連投の疲労など考慮していないかのような、調子最優先の中継ぎ投手起用や、
シーズン中のハードワークによる故障離脱者を出した野村・大野采配を改めない限り、
来シーズンもＢクラスに沈むことは規定路線とも云える。
指揮官の意識改革こそがチーム浮上の鍵を握りそう。
横浜ベイスターズ ４８勝９５敗１分
投手陣崩壊で２年連続９０敗以上を喫しての最下位に沈み、
その再建を投手コーチとして実績が高い尾花監督に託した横浜ベイスターズ。
千葉ロッテからトレードで清水直と早川、ＦＡで相川放出以来悩まされている捕手の橋本、
北海道日本ハムからスレッジと新戦力を獲得して臨んだ今シーズンだが、
開幕投手を託されていた三浦は調整遅れから開幕直前に２軍スタートが確定。
抑えとして期待されていたブーチェックは制球が定まらず期待はずれに終わり、
先発転向予定だった山口が抑えに回るなど、
直前までドタバタした状態でシーズンを迎える事となった。
ところがシーズンが始まってみれば善戦はしたものの、
先発投手陣は期待を下回る内容が多くて中継ぎがいきなりフル回転状態。
東京ヤクルトの躓きと広島の投壊で一時は４位に浮上するものの、
開幕からフル回転を強いられてきた中継ぎ投手陣は次々と悲鳴を上げて崩れ、
先発投手陣の中で唯一と言っても良いほど安定していた清水直が交流戦で崩れると、
雪崩を打ったようにチームは坂道を転げ落ちていった。
打撃陣はオープン戦まで好調を維持していた村田がそのままシーズンに突入するも、
まだまだ肌寒かった気温の影響からか、開幕カードを終えてから不振に陥り、
それがシーズン終盤まで尾を引く大誤算。
スレッジもなかなか調子が上向いてくることは無く、夏場から調子を上げるも後の祭り。
守備が上手いという触れ込みだったカスティーヨは開幕こそ打ちまくったが、
その後の打撃は下降線を辿り、守備に関してもイージーミスや致命的なミスが何度もあり、
こちらも期待はずれに終わってしまった。
そんな中で急激に伸びてきたのは石川。
苦手としていた左投手に対しても対応を見せ、３割にこそ届かなかったがアベレージを残し、
ハーパーの加入で内川が１番に移ってからは泣き所となっていた２番の穴を埋めた。
しかし実質的には４番以降の打線が殆ど機能することは無く、
石川と内川にハーパーを加えた上位打線頼みという得点力の低下は最後まで払拭できず、
１２球団最低の得点数でシーズンを終えた。
投手陣は三浦が二周り目に連打を浴びて大量失点を喫し、
寺原は２年連続で交流戦手前に肘の故障で長期離脱を余儀なくされ、
大家は７回の壁をなかなか打破することが叶わず、
清水直は通算１００勝やシーズン１０勝といった節目で調子を落とすなど、
先発ローテの投手が十分な力を発揮できない試合が多かった。
それでも中継ぎ投手がフル回転でチームを支えてきたが、
そのツケは交流戦で表面化して投壊。
ルーキーの加賀が孤軍奮闘して安定した投球を見せるも援護に恵まれず二桁敗戦。
シーズン終盤に３年目の田中とルーキーの眞下という二人の左腕が、
期待を抱かせる投球を見せはしたものの、来季に向けても不安が残る。
尾花監督１年目のシーズンだが、
監督を擁護するとすれば尾花さんは巨人の投手コーチとして日本シリーズを戦っており、
横浜が日本シリーズ終了前に秋季キャンプが終了した関係で、
実質的には今年の２月からの春季キャンプから指導している、という点でしょう。
つまり、新チームとしての本格始動が他球団に比べて３ヶ月近く遅かった。
そんなハンデを背負いながらチームが優勝争いやＣＳ争いが出来るなら、
横浜はこれまでに１０回は優勝しているでしょう。
投手・野手共に建て直しが必須なのははっきりとしていますが、
現在の横浜ベイスターズは球団売却交渉の真っ最中で、
しかも監督やコーチ陣の人事まで白紙状態とまで言われている始末。
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チームは来年２月に１から作り直す事になりますので最下位は確定でしょう。
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by new balance 574 (2013-10-28 08:49)
<p>What Do You Think of Madonna's Globes Gown?</p>Kevin Winter/Getty Images <p>Continuing in the vein of the critically acclaimed, yet low rated, Starz freshman series, Boss, The Hollywood Foreign Press Association gave its star, Kelsey Grammer, this year’s best performance by an actor in a drama series award.</p>our editor recommendsGolden Globes 2012: The Winners' ReactionsGolden Globes Fashion: Charlize Theron, Michelle Williams Heat Up a '20s Head Band Trend (Poll)Golden Globes Fashion: Zooey Deschanel Goes Retro '60s Glam In Sparkly Green Prada Gown <p>PHOTOS: Golden Globes 2012 -- The Red Carpet Arrivals</p>
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by the north face outlet (2013-10-28 08:50)