Fate/Zero補足情報その６ [Fate/Zero]
色々と謎の多いFateのストーリーや難解な専門用語を、少しでも理解出来るような補足情報です。
今回は第６話からの補足情報を色々と書いていきます。
Ｑ１：アイリスフィールとセイバーは何時車を用意して何処へ向かっているの？
Ａ１：アイリスフィールとセイバーが向かっているのは、冬木市郊外に用意されたアインツベルンの
別宅とも云うべき古城です。
約２００年前に始まった聖杯戦争の折、土地の管理者である遠坂家は外来の魔術師であるアイ
ンツベルンとマキリ(間桐)の為に霊格の高い土地を提供しようとしたのですが、元々他家の助
力を得る事に対して否定的だったアインツベルンは、必要以上に遠坂からの施しを受けるのを
良しとせず、未開発だった冬木市郊外の森林の一部を買い取り、そこにドイツの城の一部を移
築して聖杯戦争の拠点を用意したわけです。
ただし６０年に一度しか使われないため、普段は部外者が紛れ込まないように濃い霧を意図的
に発生させる結界を用いて近付けない様にしています。(このため地元の住人には迷いの森と
呼ばれている)
二人が乗っているのは、ダイムラー・ベンツ(現・ダイムラー)社が１９５５年に販売を開始したメル
セデス・ベンツ300SL(日本円での推定価格は３０００万以上)というスポーツカーです。
アインツベルンの拠点となる城から冬木市街地までは車でも１時間はかかる程に遠く、それを
補うために切嗣が手配して半月前に運び込んでおいた代物です。
倉庫街の戦闘後、アイリスフィールは予めホテルに預けられていたこの車を受け取り、移動し
たわけです。ただし、本人も敷地内でしか運転した事が無い、と言っている事から推測出来る
ように、当然ながら運転免許など持ち合わせていませんが……
Ｑ２：何故キャスターはセイバーの前に姿を表したの？本当に聖杯を持っているの？
Ａ２：セイバーの事をジャンヌ・ダルクだと確信(盲信)しているためです。
キャスターの真名であるジル・ド・レェは、百年戦争に於いてジャンヌ・ダルクと共に戦った英雄
でもあります。
つまり自らの素性を明らかにする事でセイバー、即ちジャンヌ・ダルクも共に来てくれると信じ込
んでいるが故の行動ですが、実際のセイバーはジャンヌ・ダルクではなくアーサー王ですので、
当然ながら知らぬ存ぜぬと言われてしまったわけです。
尤も実際にジャンヌ・ダルクだったとしても、狂気に堕した今のジルと共に行動するとは考え難
いのですが。
聖杯に関してもジルの「セイバー＝ジャンヌ・ダルク」という前提がそもそも誤っていますので、
当然ながら聖杯を手にしていない、と見るのが妥当であり、これもジルの妄言という結論に至
ります。
Ｑ３：セイバーは本当にキャスターのことを知らないの？
Ａ３：本来なら面識は無くとも名前くらいは知っていそうなものですが、セイバーはとある理由によっ
て自身の死後に誕生した英霊のことを知らないのです。
当然ながらアーサー王の時代から９００年後の異国の英雄であるジルのことなど、判るはず
もありません。
Ｑ４：キャスターと龍之介はなんで子供ばかり集めているの？
Ａ４：これはジル・ド・レェの生前が強く影響していると思われます。
ジル・ド・レェは伯爵号を持つフランスの貴族であり、百年戦争時はジャンヌ・ダルクの部下とし
ても活躍した英雄の一人ではありますが、ジャンヌの死後は自らの所領に篭り、錬金術に耽溺
して散財していました。更に晩年には黒魔術にも手を染め、魔術実験と称して自らの領地の子
供を掻き集めて惨殺していた逸話を持っています。
ジルがジャンヌを見殺しにした神に対して強い憎悪の念を抱いている事から推測すると、恐らく
子供というのは神の恩寵の象徴であり、それを貶め・辱める事で神の御名を汚すことが出来る
のではないか？という思考を有している可能性があります。
つまり子供を殺す事は神に唾を吐き、汚泥に沈める代替行為と捉えているかもしれません。
龍之介がジルの行動に異を唱えないのは、ジルの殺戮を芸術と捉えているため、次はどんな
芸術(殺戮)を見せてくれるのかという期待が強いためだと推測出来ます。
Ｑ５：マスターに関してソラウが言っていた意味が良く判らないんだけど？
Ａ５：通常、マスターというのは聖杯に選ばれて令呪を授けられた魔術師の事を指します。
マスターは聖杯の力を借りて英霊を呼び出すと、自らの魔力を用いて英霊を現世に留める。
その代わりに、自分より遥かに強大な力を持つ英霊を強制的に従わせる縛りをかけることが
出来る。これがマキリ(間桐)が開発したサーヴァント召喚システムです。
この令呪の縛りと魔力供給のための不可視の経路を「因果線」と呼びますが、ケイネスは本
来の召喚システムにアレンジを加える事で、一本しかない因果線を令呪専用と魔力供給専
用の二本に分割し令呪をケイネスが、魔力供給をソラウが担当する変則的なマスター契約を
実践しているわけです。
つまりランサーは魔力供給を受けずとも行動可能なアーチャー専用スキル・単独行動を擬似
的に与えられているのと同義とも云えます。
当然ながらこの事実を知っているのはケイネス陣営の３人だけであり、仮に第５話で切嗣が
ケイネスの暗殺に成功していても魔力供給は継続されているためディルムッドは消滅せず、
逆に命令を取り消す事が出来るケイネスが死亡した事で令呪の縛りだけが残り、イスカンダ
ルが参戦していなければアルトリアは更なる窮地に追い込まれていた可能性もあります。
Ｑ６：魔術工房って何？
Ａ６：一言で言うなれば魔術師の築いた要塞です。
魔術工房は魔術探求を行うための作業場であり、様々な研究や実験を行う場所でもあります。
当然ながらそこには魔術の研究成果や実験経過などの資料も多数存在しているため、それら
を欲する他所の魔術師から守るための防衛システムが張り巡らされているわけです。
聖杯戦争に於いてはマスターの死亡も敗北条件の一つであり、拠点を定めたマスターは他の
マスターの襲撃に対して要塞を築いて応戦する必要があります。
ケイネスが１フロアを丸ごと貸切にしたのは、広い方が迎撃用のトラップを多く設置できるという
利点もさることながら、魔術を秘匿するという大前提に則り、スタッフや他の宿泊客など一般人
が工房に立ち入って魔術の存在が露見するのを未然に防ぐ意味もあります。
Ｑ７：東洋人にしか見えない切嗣の言葉に、ホテルのスタッフが納得した理由は？
Ａ７：そういう暗示をかけただけです。
ケイネスは名前からも明らかに西洋人であり、どうみても東洋人にしか見えない切嗣とは容姿
がかけ離れているため普通なら信じる事は無いでしょう。
しかし魔術という存在が世間から秘匿されている事で、魔術と関わりの無い一般人には魔術に
対する抵抗値が低いため、ごく初歩的な魔術ですら十分に効果があります。
そのため切嗣はスタッフに応対しながら、「ケイネス・エルメロイ・アーチボルトは東洋人風の外
国人である」という暗示をかける事で、まんまとケイネスに成りすまして納得させたのです。
Ｑ８：ホテル丸ごと爆破とか大胆すぎない？
Ａ８：手法としては大胆では在りますが、敵の意表をつくという点に於いては効果は絶大です。
倉庫街の戦闘でセイバーが治癒不可能な傷を負った事で、アインツベルン陣営が真っ先に
ランサーとマスターを狙ってくるであろうことはケイネスにも読めています。
つまりホテル内の火事騒ぎも、セイバーのマスターが仕掛けた人払いの計略であることも看過
しており、ランサーを使って自身の工房に追い込む事でセイバーのマスターを葬り、アインツベ
ルン陣営を脱落させようと目論んでいた訳です。
当然ながらそれは切嗣の方も十分に承知している事で、魔術要塞とも云える工房に対して馬
鹿正直に正面から挑むような戦術を選択せず、火事騒ぎを引き起こす事でホテル内の一般人
を退去させて、ホテルごと工房を破壊する戦術を選択したわけです。
これは特定フロアを工房に仕立て上げていた事と、正面から突撃してくるであろうというケイネ
スの予想の裏をかいた戦術であり、仮にケイネスがホテル丸ごと買い取って工房に作り変え
ていた場合は解体爆破に必要なフロアを制圧できず、別の手段を講じる必要性がありました。
Ｑ９：言峰綺礼はどうやって舞弥を見付け出したの？
Ａ９：アサシンの諜報活動と事前情報の賜物です。
綺礼は倉庫街の戦いをアサシンの目を通して観察していた事で、セイバーが呪いの黄槍で治
癒不可能な傷を負った事を知っています。
加えてアサシンから小型カメラを付けた使い魔が教会を監視していた報告を受けており、切嗣
が密かに聖杯戦争に参加している可能性を予測してケイネスの周辺を監視。
ケイネスが拠点としている場所を最も監視し易い場所を探し出しました。
Ｑ１０：綺礼が使っていた武器って何？
Ａ１０：黒鍵という特殊な投擲剣です。
言峰綺礼は元々、聖堂教会の中でも人間兵器の集まりと呼べる代行者に１０代のうちから
任命されるほどの戦闘力を持っていますが、この代行者の基本的な武器が黒鍵になります。
この武器の利点は使用者の信仰の力を物理的な刃に変えるため、持ち運びが容易である
反面、欠点は基本が投擲武器であることから取り回しが難しく、また刃の生成難易度が高い
ため、代行者の中でもこの武器を好んで使うのは稀です。
Ｑ１１：キャスターの行動に時臣が困っているのは何故？
Ａ１１：キャスターが隠蔽工作をすることなく、大量の子供を拉致しているからです。
冬木の街は魔術協会から遠坂家が管理者としての責務を依託されている土地であり、冬
木の街に滞在している全ての魔術師を統括する義務が存在します。
(元々は遠坂家が管理する土地だったが、聖杯戦争の露見によって魔術協会が介入して
現在はあくまでも魔術協会の代理として管理している)
キャスターと龍之介の行動は大量の幼児を誘拐・惨殺するという人道的に悖る行為ではあ
りますが、隠蔽工作によって魔術の存在を秘匿しながら行う限りは問題になりません。
ところがキャスターたちはその配慮を一切せずに行動しているため、これを掣肘出来なけれ
ば今度は時臣が魔術協会から責任追及されることとなり、最悪の場合は葵や凛共々世界
中の魔術師に命を狙われる事となります。
これを回避するためにはキャスターを止める以外に方法が無いわけですが、キャスターを強
制的に排除するためにはサーヴァントの力が必要不可欠になります。
ところが我侭なギルガメッシュがそれを簡単に承諾するわけも無く、かといって表向きは脱
落して存在していないアサシンを向かわせるわけにも行かない状態。
おまけに見境無く誘拐していることから、事件として表の世界にも情報が広がっており、聖
杯戦争そのものが成り立たなくなるほどに重大な支障をきたす状況になってきているにも
拘らず、打開策を見出せない事に頭を悩ませています。
Ｑ１２：ギルガメッシュが暇を持て余している理由って？
Ａ１２：時臣の戦略上の問題です。
アサシンで他の陣営の情報を集めて分析し、倒す順番を決めてからようやくギルガメッシュ
の出番となります。つまり情報収集に専念する序盤の段階ではギルガメッシュに出番が無
く、暇を持て余す結果となっているわけです。
今回は第６話からの補足情報を色々と書いていきます。
Ｑ１：アイリスフィールとセイバーは何時車を用意して何処へ向かっているの？
Ａ１：アイリスフィールとセイバーが向かっているのは、冬木市郊外に用意されたアインツベルンの
別宅とも云うべき古城です。
約２００年前に始まった聖杯戦争の折、土地の管理者である遠坂家は外来の魔術師であるアイ
ンツベルンとマキリ(間桐)の為に霊格の高い土地を提供しようとしたのですが、元々他家の助
力を得る事に対して否定的だったアインツベルンは、必要以上に遠坂からの施しを受けるのを
良しとせず、未開発だった冬木市郊外の森林の一部を買い取り、そこにドイツの城の一部を移
築して聖杯戦争の拠点を用意したわけです。
ただし６０年に一度しか使われないため、普段は部外者が紛れ込まないように濃い霧を意図的
に発生させる結界を用いて近付けない様にしています。(このため地元の住人には迷いの森と
呼ばれている)
二人が乗っているのは、ダイムラー・ベンツ(現・ダイムラー)社が１９５５年に販売を開始したメル
セデス・ベンツ300SL(日本円での推定価格は３０００万以上)というスポーツカーです。
アインツベルンの拠点となる城から冬木市街地までは車でも１時間はかかる程に遠く、それを
補うために切嗣が手配して半月前に運び込んでおいた代物です。
倉庫街の戦闘後、アイリスフィールは予めホテルに預けられていたこの車を受け取り、移動し
たわけです。ただし、本人も敷地内でしか運転した事が無い、と言っている事から推測出来る
ように、当然ながら運転免許など持ち合わせていませんが……
Ｑ２：何故キャスターはセイバーの前に姿を表したの？本当に聖杯を持っているの？
Ａ２：セイバーの事をジャンヌ・ダルクだと確信(盲信)しているためです。
キャスターの真名であるジル・ド・レェは、百年戦争に於いてジャンヌ・ダルクと共に戦った英雄
でもあります。
つまり自らの素性を明らかにする事でセイバー、即ちジャンヌ・ダルクも共に来てくれると信じ込
んでいるが故の行動ですが、実際のセイバーはジャンヌ・ダルクではなくアーサー王ですので、
当然ながら知らぬ存ぜぬと言われてしまったわけです。
尤も実際にジャンヌ・ダルクだったとしても、狂気に堕した今のジルと共に行動するとは考え難
いのですが。
聖杯に関してもジルの「セイバー＝ジャンヌ・ダルク」という前提がそもそも誤っていますので、
当然ながら聖杯を手にしていない、と見るのが妥当であり、これもジルの妄言という結論に至
ります。
Ｑ３：セイバーは本当にキャスターのことを知らないの？
Ａ３：本来なら面識は無くとも名前くらいは知っていそうなものですが、セイバーはとある理由によっ
て自身の死後に誕生した英霊のことを知らないのです。
当然ながらアーサー王の時代から９００年後の異国の英雄であるジルのことなど、判るはず
もありません。
Ｑ４：キャスターと龍之介はなんで子供ばかり集めているの？
Ａ４：これはジル・ド・レェの生前が強く影響していると思われます。
ジル・ド・レェは伯爵号を持つフランスの貴族であり、百年戦争時はジャンヌ・ダルクの部下とし
ても活躍した英雄の一人ではありますが、ジャンヌの死後は自らの所領に篭り、錬金術に耽溺
して散財していました。更に晩年には黒魔術にも手を染め、魔術実験と称して自らの領地の子
供を掻き集めて惨殺していた逸話を持っています。
ジルがジャンヌを見殺しにした神に対して強い憎悪の念を抱いている事から推測すると、恐らく
子供というのは神の恩寵の象徴であり、それを貶め・辱める事で神の御名を汚すことが出来る
のではないか？という思考を有している可能性があります。
つまり子供を殺す事は神に唾を吐き、汚泥に沈める代替行為と捉えているかもしれません。
龍之介がジルの行動に異を唱えないのは、ジルの殺戮を芸術と捉えているため、次はどんな
芸術(殺戮)を見せてくれるのかという期待が強いためだと推測出来ます。
Ｑ５：マスターに関してソラウが言っていた意味が良く判らないんだけど？
Ａ５：通常、マスターというのは聖杯に選ばれて令呪を授けられた魔術師の事を指します。
マスターは聖杯の力を借りて英霊を呼び出すと、自らの魔力を用いて英霊を現世に留める。
その代わりに、自分より遥かに強大な力を持つ英霊を強制的に従わせる縛りをかけることが
出来る。これがマキリ(間桐)が開発したサーヴァント召喚システムです。
この令呪の縛りと魔力供給のための不可視の経路を「因果線」と呼びますが、ケイネスは本
来の召喚システムにアレンジを加える事で、一本しかない因果線を令呪専用と魔力供給専
用の二本に分割し令呪をケイネスが、魔力供給をソラウが担当する変則的なマスター契約を
実践しているわけです。
つまりランサーは魔力供給を受けずとも行動可能なアーチャー専用スキル・単独行動を擬似
的に与えられているのと同義とも云えます。
当然ながらこの事実を知っているのはケイネス陣営の３人だけであり、仮に第５話で切嗣が
ケイネスの暗殺に成功していても魔力供給は継続されているためディルムッドは消滅せず、
逆に命令を取り消す事が出来るケイネスが死亡した事で令呪の縛りだけが残り、イスカンダ
ルが参戦していなければアルトリアは更なる窮地に追い込まれていた可能性もあります。
Ｑ６：魔術工房って何？
Ａ６：一言で言うなれば魔術師の築いた要塞です。
魔術工房は魔術探求を行うための作業場であり、様々な研究や実験を行う場所でもあります。
当然ながらそこには魔術の研究成果や実験経過などの資料も多数存在しているため、それら
を欲する他所の魔術師から守るための防衛システムが張り巡らされているわけです。
聖杯戦争に於いてはマスターの死亡も敗北条件の一つであり、拠点を定めたマスターは他の
マスターの襲撃に対して要塞を築いて応戦する必要があります。
ケイネスが１フロアを丸ごと貸切にしたのは、広い方が迎撃用のトラップを多く設置できるという
利点もさることながら、魔術を秘匿するという大前提に則り、スタッフや他の宿泊客など一般人
が工房に立ち入って魔術の存在が露見するのを未然に防ぐ意味もあります。
Ｑ７：東洋人にしか見えない切嗣の言葉に、ホテルのスタッフが納得した理由は？
Ａ７：そういう暗示をかけただけです。
ケイネスは名前からも明らかに西洋人であり、どうみても東洋人にしか見えない切嗣とは容姿
がかけ離れているため普通なら信じる事は無いでしょう。
しかし魔術という存在が世間から秘匿されている事で、魔術と関わりの無い一般人には魔術に
対する抵抗値が低いため、ごく初歩的な魔術ですら十分に効果があります。
そのため切嗣はスタッフに応対しながら、「ケイネス・エルメロイ・アーチボルトは東洋人風の外
国人である」という暗示をかける事で、まんまとケイネスに成りすまして納得させたのです。
Ｑ８：ホテル丸ごと爆破とか大胆すぎない？
Ａ８：手法としては大胆では在りますが、敵の意表をつくという点に於いては効果は絶大です。
倉庫街の戦闘でセイバーが治癒不可能な傷を負った事で、アインツベルン陣営が真っ先に
ランサーとマスターを狙ってくるであろうことはケイネスにも読めています。
つまりホテル内の火事騒ぎも、セイバーのマスターが仕掛けた人払いの計略であることも看過
しており、ランサーを使って自身の工房に追い込む事でセイバーのマスターを葬り、アインツベ
ルン陣営を脱落させようと目論んでいた訳です。
当然ながらそれは切嗣の方も十分に承知している事で、魔術要塞とも云える工房に対して馬
鹿正直に正面から挑むような戦術を選択せず、火事騒ぎを引き起こす事でホテル内の一般人
を退去させて、ホテルごと工房を破壊する戦術を選択したわけです。
これは特定フロアを工房に仕立て上げていた事と、正面から突撃してくるであろうというケイネ
スの予想の裏をかいた戦術であり、仮にケイネスがホテル丸ごと買い取って工房に作り変え
ていた場合は解体爆破に必要なフロアを制圧できず、別の手段を講じる必要性がありました。
Ｑ９：言峰綺礼はどうやって舞弥を見付け出したの？
Ａ９：アサシンの諜報活動と事前情報の賜物です。
綺礼は倉庫街の戦いをアサシンの目を通して観察していた事で、セイバーが呪いの黄槍で治
癒不可能な傷を負った事を知っています。
加えてアサシンから小型カメラを付けた使い魔が教会を監視していた報告を受けており、切嗣
が密かに聖杯戦争に参加している可能性を予測してケイネスの周辺を監視。
ケイネスが拠点としている場所を最も監視し易い場所を探し出しました。
Ｑ１０：綺礼が使っていた武器って何？
Ａ１０：黒鍵という特殊な投擲剣です。
言峰綺礼は元々、聖堂教会の中でも人間兵器の集まりと呼べる代行者に１０代のうちから
任命されるほどの戦闘力を持っていますが、この代行者の基本的な武器が黒鍵になります。
この武器の利点は使用者の信仰の力を物理的な刃に変えるため、持ち運びが容易である
反面、欠点は基本が投擲武器であることから取り回しが難しく、また刃の生成難易度が高い
ため、代行者の中でもこの武器を好んで使うのは稀です。
Ｑ１１：キャスターの行動に時臣が困っているのは何故？
Ａ１１：キャスターが隠蔽工作をすることなく、大量の子供を拉致しているからです。
冬木の街は魔術協会から遠坂家が管理者としての責務を依託されている土地であり、冬
木の街に滞在している全ての魔術師を統括する義務が存在します。
(元々は遠坂家が管理する土地だったが、聖杯戦争の露見によって魔術協会が介入して
現在はあくまでも魔術協会の代理として管理している)
キャスターと龍之介の行動は大量の幼児を誘拐・惨殺するという人道的に悖る行為ではあ
りますが、隠蔽工作によって魔術の存在を秘匿しながら行う限りは問題になりません。
ところがキャスターたちはその配慮を一切せずに行動しているため、これを掣肘出来なけれ
ば今度は時臣が魔術協会から責任追及されることとなり、最悪の場合は葵や凛共々世界
中の魔術師に命を狙われる事となります。
これを回避するためにはキャスターを止める以外に方法が無いわけですが、キャスターを強
制的に排除するためにはサーヴァントの力が必要不可欠になります。
ところが我侭なギルガメッシュがそれを簡単に承諾するわけも無く、かといって表向きは脱
落して存在していないアサシンを向かわせるわけにも行かない状態。
おまけに見境無く誘拐していることから、事件として表の世界にも情報が広がっており、聖
杯戦争そのものが成り立たなくなるほどに重大な支障をきたす状況になってきているにも
拘らず、打開策を見出せない事に頭を悩ませています。
Ｑ１２：ギルガメッシュが暇を持て余している理由って？
Ａ１２：時臣の戦略上の問題です。
アサシンで他の陣営の情報を集めて分析し、倒す順番を決めてからようやくギルガメッシュ
の出番となります。つまり情報収集に専念する序盤の段階ではギルガメッシュに出番が無
く、暇を持て余す結果となっているわけです。
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こんにちは
なにかと複雑に登場人物が多いので
すごく参考になりました。
それぞれの時代背景とかなかなかわからないですね。
またよろしくお願いします。
by mkd（ピンポイントplus） (2011-11-08 08:16)
Great article.Really thank you! Will read on…
by heel lifts (2013-08-21 13:41)
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by insoles to increase height (2013-09-08 19:33)
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by shoe lift for men (2013-09-15 17:43)