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今年のオフもトレードトレード [横浜ベイスターズ2010]

昨シーズンオフは大幅な戦力補強を行ったにも拘らず、
3年連続90敗を喫しての最下位に沈み、
球団売却話まで飛び出した横浜ベイスターズ。

結局売却交渉は破談に終わったわけですが、
北海道日本ハムファイターズからFAした森本を獲得したものの、
本命ともいえる埼玉西武ライオンズの細川の獲得と、
内川の慰留に失敗して不安だらけに終わったFA戦線。

桑原謙・野中を放出してオリックス・バファローズから右打者の一輝を獲得したのも束の間、
寺原と高宮をオリックス・バファローズに放出して、
山本省吾と広島からトレードされた喜田剛を獲得したのがつい数日前のこと。
まだまだ補強に動く横浜はなんと、東北楽天から渡辺直人を金銭トレードで獲得しました。

まあ一輝の獲得に関しては良く判ります。
只でさえ手薄な右打者が内川が抜けたことで更に薄くなったわけで、
まあ一輝の獲得は内川が正式に移籍表明する前でしたけど、
右打者を補強するという意味では良く判る話なんですよね。
まあ桑原謙を出すなんて横浜にしてみれば大盤振る舞いだと思いますけど、
将来楽しみな若手だっただけにオリックスで頑張ってくれれば良いかな?と。

寺原と山本省吾に関してもある程度納得はしています。
寺原は2007年に多村とのトレードで移籍して2桁勝利を上げたものの、
翌2008年はクルーンが抜けた穴を新外国人が埋められずに急遽抑えに転向。
そして2009年と2010年は共にゴールデンウィーク明けに肘を痛め、
長期戦線離脱を強いられて不本意なシーズンを過ごす事となり、
才能が開花しそうで開花しきれないもどかしい状況だったわけですが、
今回のトレードでひょっとしたら、という可能性が無きにしも非ず。
一方で山本省吾はシーズン終盤に岡田監督からの評価を下げたとはいえど、
ある程度の計算が出来る投手で、今シーズンの交流戦は4戦4勝。
セ・リーグに対しての相性の良さも見せ、計算できる先発左腕が居ない横浜としては、
非常にありがたい戦力補強であり、トントンか横浜が得か、といったトレード。
それに対して疑問が残るのは、手薄な左の中継ぎである高宮を放出して、
だぶついている左の外野手である喜田剛を何故獲ったのか?でしょうかね。
まあ一部では森本のFA獲得対策とも言われていますけど……
広島時代の喜田剛にはチャンスで尽くやられた印象があるので、
横浜でも是非勝負強さを発揮していただきたいものです。

そして噂が出た時、ひょっとしたらありうるのかな?
程度に考えていた渡辺直人の金銭トレードですが、正式に発表されましたね。
本当に、ひょっとしたら程度だったので、実際に決まって驚いているわけですが、
正直な感想としては、東北楽天はよく渡辺直人を出したなあ、と。
いずれにせよ、決まった以上は是非とも頑張っていただきたいわけですが、
やはり煽りを受けるのは藤田なんだろうか?

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さらばうっちー&ようこそひちょり [横浜ベイスターズ2010]

日本シリーズが終了してから既に1ヶ月近くの時間が経過したわけですが、
国内FA宣言組は一通り移籍先が確定して落ち着いてきました。

今回国内FA宣言をしたのは、
関本健太郎選手(阪神タイガース)
内川聖一選手(横浜ベイスターズ)
金城龍彦選手(横浜ベイスターズ)
多村仁志選手(福岡ソフトバンクホークス)
細川亨捕手(埼玉西武ライオンズ)
森本稀哲選手(北海道日本ハムファイターズ)
後藤光尊選手(オリックス・バファローズ)
藤井彰人捕手(東北楽天ゴールデンイーグルス)

まあ、メジャー移籍前提のFA宣言をした選手を含めればもっといますが、
ほぼ国内限定となると上記の8選手でしょう。
純粋に国内限定FA権を持っているのは関本・内川・細川・後藤の4選手ですが……
このうち関本選手は早々と阪神残留、藤井選手は阪神移籍を決め、
細川選手も同様に早々と福岡ソフトバンクホークスへと移籍が決まりました。
そして後藤選手もオリックス残留の決断を下し、
金城選手は最終決断こそ下してはいないもののこちらも横浜残留が濃厚。
フルシーズンでの結果がまだ1年しかない状況下でFAした多村選手も、
最終的にはソフトバンクへの残留が確定的となり、
国内FA注目は内川・森本両選手の去就に絞られていたわけですが、
奇しくも全く同じ日に内川選手はソフトバンクへ、森本選手は横浜へ移籍が確定しました。

内川の移籍については、3番打ったり1番打ったりと打順が固定されず、
守備でもレフト→ファースト→ライトと守備位置が変わったりで、
3年連続3割以上打っているにも拘らず、チームの中ではずっと流動的でしたからねえ。
寧ろここまで流動的な起用をされているのに、
アベレージを維持し続けている内川の潜在能力の高さには脱帽ですが……
こんな起用をされて、チームは3年連続で90敗以上を喫して最下位。
浮上の兆しすら見えず、親会社まで不安定となれば致し方ないのかもしれません。
移籍は残念でもありますが、4年後には戻ってきて欲しいですね。
その頃にはスレッジは居ないでしょうし、ハーパーも残っているか判りませんしねえ。

そして横浜移籍を決断してくれた森本には感謝感謝です。
細川も獲れればセンターラインが格段に強化されたんですけど、
森本が来てくれたお陰でずっと流動的だった「1番センター」がようやく固定出来そうです。
不安だった外野守備が、森本の加入で安定するといいなあ、
などと淡い願望を抱いてみたりw
でも問題はやはり投手陣か……細川が獲れていればなあ。

とりあえず、うっちーは4年間貸し出している、と考えておこう。
ひちょりには稲田さんと一緒に暗い横浜を明るくしてもらいたいですねえ。


余談ですが、筒香の来シーズンの背番号は8だそうで……
別に55のままでも良いと思うのは私だけですか?

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ドタバタ騒ぎの行く末 [横浜ベイスターズ2010]

明日はいよいよ2010プロ野球新人選択会議、
所謂ドラフト会議を迎える事となるわけですが、
そんな土壇場で飛び込んできたニュースが売却交渉決裂のお話。

3年連続90敗以上喫しての最下位に沈み、
住生活への球団売却交渉が行われていた横浜ベイスターズは、
売却交渉が決裂して来シーズンも今季と同じ体制で臨むことがほぼ確定的になりました。
これで来シーズンも最下位になる確率は低くなったかな?と……
というのも今シーズンは監督人事の問題で、
チームが実質的に始動したのは2月の春季キャンプから。
僅か1ヵ月半で監督の意思をチームが完全に理解し、
加えて監督が完全にチームを把握出来るのであれば、
横浜はこれまでに10回はリーグ優勝していることでしょう。
もしくは尾花さんが監督として際立って優秀、とも言えますけどね。
まあ実際にはそんなことはなく、他球団に比べれば2~3ヶ月の始動の遅れが、
ある意味そのまま反映されてしまった結果ともいえますけど、
今回の売却交渉で監督人事が白紙というはなしもあり、また来年も最下位かな?
と覚悟をしていたわけですが、どうやらその部分だけは杞憂に終わったようです。
投手陣に関しては田中・眞下という若い左腕がシーズン終盤に期待を抱かせる投球を見せ、
ルーキーとして唯一規定投球回数に到達した加賀の安定感、
これに清水や大家が今シーズンと同等の働きを見せ、
三浦やランドルフといった不調に終わった先発の柱が復調すれば面白くなりそうですね。
尤も、それは早稲田の大石くんを獲れれば、のお話。
大石を抑えに回すなら山口をセットアッパーに、山口を抑えなら大石を中継ぎにして、
牛田の負担を軽減させて年間戦えるようにすれば後ろはかなり安定するかと。
でも山口は先発転向になりそうな予感がしますね。
まあ、全ては大石くんを獲れるかどうか、という部分からになりますが……

野手に関しては捕手をどうするのか?
狙いは東北楽天の藤井・広島の石原・埼玉西武の細川といったところでしょうかね。
特に埼玉西武の細川は打撃はともかく、守備・リード面には定評がありますので、
細川を獲得できれば捕手問題は一気に解決、となるかもしれませんけど……
あとはFA宣言することを表明した内川と村田の動向でしょうかね。
特に内川の放出となれば攻撃力の低下は否めませんね。



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2010年総評その2 [横浜ベイスターズ2010]

パ・リーグのCSはソフトバンクが王手をかけ、セ・リーグのCSは巨人が先勝。
早ければ明日にはパ・リーグの日本シリーズ進出チームが、
セ・リーグのファイナルステージ進出チームが決まるわけですが、
私はその前に昨日の続きでも書きましょうかねえ。


東京ヤクルトスワローズ 72勝68敗4分
昨年序盤戦は首位争いを繰り広げるも中盤以降は大きく失速、
それでも終盤戦に巻き返して滑り込みで3位に入りCSに出場した東京ヤクルト。
今シーズンは神宮でのCS開催(2位以上)を目標に開幕を迎えたわけだが、
安定している投手力とは裏腹に打線が絶望的なまでの不調に陥り、
開幕2ヶ月でダントツの最下位に沈み込んでしまった。
しかし交流戦突入直後の5月終盤、
高田監督の辞任により小川コーチが監督代行に就任したことでチームが息を吹き返し、
5月中に連敗街道を止めると6月からは劇的とも言えるほどに勝ち星が増加。
最大19の借金を抱えていたチームは終盤に入った8月に借金を完済すると、
三つ巴の争いで落ちてきた中日・阪神・巨人に肉薄。
CSの出場権こそ逃したものの4つの貯金をつくり、
今シーズンのセ・リーグを十二分に盛り上げる役割を担って見せた。

投手陣に関しては五十嵐がFA移籍でメジャーに移ったものの、
松岡や増渕らその穴をしっかりと埋めて見せた。
また例年夏場に調子を落とす林も序盤戦での登板数激減の影響からか、
調子の下降が終盤までずれ込み、かつ大きな落ち込みを見せる事も無かった。
開幕投手を務めた左のエース・石川は開幕6連敗を喫し、
打線の援護が皆無に近かった高田政権下では1度も勝てなかったが、
小川代行が指揮するようになって打線が復活すると連勝を重ねて二桁勝利。
巨人相手に滅法強い由規はデビューイヤーから苦手とする横浜戦で今年も打ち込まれ、
それがきっかけで調子は下降線を辿りはしたものの、
後半戦では開き直ったかのような快投を見せて自身初の二桁勝利を挙げたが、
期待されていた左腕の村中とルーキーの中澤は由規とは対照的に、
後半戦になればなるほど調子を落として勝ち星を伸ばせなかった。

一方で打線の方は昨年前半戦は極度の大不振に見舞われた青木が、
開幕から本来の実力を発揮しヒットを量産し続けるも、
チームは青木以外打てないというべきか、
青木しか打たないというべきか悩むほどに打線が機能停止してしまった。
しかし小川代行に指揮権が移譲され、
新外国人のホワイトセルが加入してからは打線が息を吹き返してみせた。
チーム防御率3.85という数字(1位中日は3.29 3位巨人は3.89)が示すとおり、
東京ヤクルトの投手陣は比較的安定しているのだが、序盤の大敗が痛すぎました。
せめてあと2週間早くチームが息を吹き返していれば、
今年もCSに出場していたかもしれませんね。
ただ、上位を狙えるだけの力は十二分に示してくれました。
懸念事項は契約が切れる林の去就でしょう。
林が残り、由規が後半戦の投球を年間通して行うことが出来れば優勝も見えてくるかも。


広島東洋カープ 58勝84敗2分
4年間チームを率いたマーティ・ブラウン監督を解任し、
生え抜きの野村謙二郎監督を就任させた広島東洋カープ。
就任当初から「優勝を目指す」と力強く宣言した野村謙二郎監督ではあったが、
1軍ヘッド兼投手コーチである大野豊コーチ共々、監督・コーチ経験はほぼ皆無であり、
発言に対する能力を疑問視するファンも少なからず存在したのだが、
キャンプやオープン戦を経て、シーズンが始まればチームは故障者が続出し、
日毎にその声は大きくなっていった。

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2010年総評その1 [横浜ベイスターズ2010]

2戦連続リードを許すも2戦連続逆転勝ちで1stステージを勝ち抜いた千葉ロッテは、
勢いそのままにFSの福岡ソフトバンクホークス戦も第1戦に勝利。
本拠地開催のホームアドバンテージを除けば五分に近い状況になってます。
そしてセ・リーグのCSはいよいよ明日から始まるわけですが、
その前に私的視点によるセ・リーグの今シーズンを振り返ってみようかと……


中日ドラゴンズ 79勝62敗3分
昨年は12ゲーム離される2位ながらドラフトを除けば大きな補強を行わず、
昨年からほぼ変わらない戦力で今シーズンを迎えた中日。
昨年は正捕手である谷繁が開幕直後から約1ヶ月の故障離脱を余儀なくされ、
その影響からか投手陣の調子が上がらず一時は最下位目前まで低迷したが、
今シーズンは谷繁の故障離脱こそ無かったものの、
春先は昨年同様に投手陣が安定せずになかなか上位へ浮上出来ずにいた。
特に最優秀防御率を獲得したチェンの不調はかなり深刻で、
最多勝を獲得した吉見も昨年と比べれば明らかに安定感を欠いて来たが、
チェンが徐々に復調を始めると引っ張られるように他の投手陣も調子を上げて行った。
無論、それまでチームを支えてきた浅尾・高橋ら中継ぎと、
第2捕手として支えた小田の存在もかなり大きい。

打線の方はブランコが不調に陥るも森野・和田の二人がチームを引っ張り、
開幕直後からの貴重な得点源となった。
その一方で打線は森野・ブランコ・和田の前後を打つ2番・6番打者に苦労させられてきた。
シーズン開幕当初は2番に新外国人のセサル、
6番にセカンドへとコンバートされた井端が入ってはいたものの、
2番は攻守に渡って穴の大きいセサルの代わりに不調で度々外されながらも、
ルーキーの大島が半固定状態で完全とはいえないまでも穴を埋めたが、
故障による長期離脱を余儀なくされた井端の守備面は堂上直倫が補いはしたものの、
野本・藤井・小池・英智・堂上剛裕らが日替わりで務めてなお、
最後まで6番の穴を埋めることは叶わなかった。
それでも優勝出来た要因は突き詰めて言えば、「運が良かった」の一言に集約される。
ナゴヤドームでの圧倒的な強さと三つ巴の争いに、ここ一番の勝負強さ。
加えて打高投低という今シーズンの特徴も、投手力の高い中日に優位に働いた。
他球団の投手陣が揃って打ち込まれる中で、
シーズン中盤から投手陣が安定していたのは非常に大きかった。
とはいえ、不安要素が無いわけではない。
打線に於いては2番と6番の問題は依然解決したわけではなく、
投手陣も抑えの岩瀬は衰えが顕著化していて到底磐石とは言い難い。
来年以降に大きな課題を抱えた優勝だった。


阪神タイガース 78勝63敗3分
2003年の星野仙一氏、2005年の岡田彰布氏と、
新監督就任2年目でリーグ優勝を果たしている阪神タイガース。
その前任者と比べれば些か以上に采配に疑問を呈せざるを得ない真弓監督だが、
それでも2年目のジンクスを期待していたファンも決して少なくは無かった。
昨年失速した要因の一つである正捕手・矢野の長期離脱。
その同じ轍を踏まぬよう城島を獲得することで捕手の問題をクリアしたものの、
リーグでもトップを争う盗塁数を誇る赤星がドクターストップによる電撃引退を余儀なくされ、
大幅な機動力低下によるマイナス面のほうが大きいと見るファンも決して少なくは無かった。
ところが打線の方はブラゼルが昨年以上に大暴れをして本塁打王争いを演じ、
新外国人のマートンはイチローの記録を塗り替える214本のシーズン最多安打を放つなど、
打の助っ人が大当たりで赤星が抜けた穴を十分に補って見せた。
右肩の故障を抱えているのを承知で起用し続けてきた金本に足を引っ張られる形で、
シーズン序盤はかなりもたついていた感じではあったが、
4月下旬に金本をスタメンから外すと息を吹き返したチームは徐々に追い上げ、
一時は首位にまで躍り出る結果と相成った。
しかし林・桜井・葛城・藤川俊介らが代わる代わる登場し、平野をセンターに回して2塁に坂など、
打順では8番、守備面に於いては外野全般で最後まで苦しめられてきた。

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大沢親分、逝く [横浜ベイスターズ2010]

不幸は唐突に、忘れた頃にやってくるものなのか?
日本ハムファイターズ(現・北海道日本ハムファイターズ)元監督で、
親分の愛称で親しまれた大沢啓二さんがお亡くなりになりました。

78歳という年齢だったわけですが、あと10年以上は元気な姿が見れると思っていただけに、
正直突然の訃報に対してしばし呆然としておりました。
ああ、これでサンデーモーニングも見る価値がほぼなくなったなあ、位でしょうかね。

現役を引退したOB選手によるリーグ戦・マスターリーグ設立や、
CMがきっかけとなった、ランディ・バースら往年の名選手を集めた野球チームである、
チーム・モルツの興行など、日本の野球を盛り上げようとなさった大沢親分。
今はただ、そのご冥福をお祈りさせていただきます。



というわけで、本日は横浜ベイスターズのシーズン最終戦だったわけですが結果のみ。
横浜対阪神第24回戦は
阪神 0-2 横浜 で、ベイスターズの勝利です。


本日の先発は横浜が高崎、阪神は高卒ルーキーの秋山で勝利投手は高崎。
セーブ投手は山口で30S。
横浜は松本の2号ソロと筒香の初ヒット初ホームランとなる1号ソロで勝利を納めました。

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規定投球回数到達 [横浜ベイスターズ2010]

レギュラーシーズンの試合が残っているのはセ・リーグだけ、
という状況ではありますが、
身売り話が進んでいる横浜ベイスターズは阪神2連戦を残すのみ。

そんな横浜対阪神第23回戦は
阪神 5-0 横浜 で、タイガースの勝利です……


本日の先発は規定投球回数まであと少しと迫ったルーキーの加賀、
対する阪神の先発は久保。
立ち上がりの加賀は1番鳥谷にヒットを許すと2番平野の送りバントで1死2塁とされ、
更に3番マートンには四球を与えていきなりピンチを招いてしまうが、
4番新井をライトフライ・5番金本をレフトフライに仕留めると2回以降は立ち直り、
阪神打線を翻弄していく。
しかし打線の方は阪神先発の久保に対し、一向に付け入る隙を見出せず、
ランナーを出しても併殺に倒れる状況。

互いに点を奪えない投手戦の様相を呈し始めた中盤の5回表、
それまで沈黙させられてきた阪神打線が加賀に襲い掛かってくる。
加賀は6番ブラゼル・7番城島の連続ツーベースで1点を失ってしまうと、
8番坂にも連打を許して無死2・3塁。
9番久保を三振に仕留めて1死こそ取るものの、
鳥谷にタイムリーヒットを許して3点を失ってしまうが、
加賀は6回まで投げきったことでシーズン規定投球回数をクリアしてみせる。

2番手の桑原は7回表を3人で抑えるも8回表、
鳥谷に微妙な判定となる内野安打で出塁を許す。
続く平野のセーフティー気味のプッシュバントを筒香が素早く対応して2塁封殺に仕留めると、
マートンをサードゴロに仕留めて2死2塁。
横浜は新井を打席に迎えた場面で、
来シーズンからベイスターズの2軍投手コーチ就任が内定している木塚がマウンドへ。
昨年まで横浜にいた加藤武治や、シーズン途中で移籍した吉見、
更には三浦や江尻・大家らといった出番が無い投手陣までもが集まって見守る中、
2球目を新井に弾き返されてセンターオーバーのタイムリーツーベースを許し1失点。
9回には4番手の阿斗里がブラゼル・城島の連打で1・3塁とされると、
坂に犠牲フライを打たれて5点目を失い勝負あり。
いつも通り9回裏に意地を見せるも、点を奪うことなく敗れ去った。


とりあえず今シーズンのルーキー投手の中では唯一、規定投球回数に到達した加賀。
防御率3.66で3勝12敗という戦績が物語るとおり、
援護に恵まれていないが故に勝ち星が少ないですね。
規定投球回数に到達した横浜の先発陣は加賀と10勝を挙げた清水だけ。
しかも防御率が2点も違うわけですからねえ。
一番安定しているのがルーキーという横浜の投手陣にも問題ありですけど、
それを殆ど見殺しにしてきた打線の酷さも際立ちます。
まあ、援護が得られないのは一概に打線のせいとも言い切れないところはありますが……
来年は加賀の更なる成長と、不調に終わった他の投手陣の奮起を期待したいです。

そして木塚投手、お疲れ様でした。
最後は新井に打たれてしまったけど、来年からは投手コーチとして若手を伸ばし、
横浜の投手陣を強くしてくれることを期待します。
1軍投手コーチ、そしていつかは横浜の監督となってくれることを願ってます。


さて、いよいよ今シーズン最終戦。
筒香の初ヒットに期待したいですねえ。無論ホームランでも良いですけどw
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期待のルーキー、1軍初登場 [横浜ベイスターズ2010]

ここ数日、身体が痛みを訴えていたため更新することが出来なかったわけですが、
その間に中日が優勝を決めたり、東京ヤクルトのCS出場が消滅したわけで、
残っているのは巨人と阪神の2位争いのみ。
CSの1stステージを優位なホームで戦うためにも、互いに負けられない両チーム。

その一方で3年連続最下位&90敗を喫した横浜には、
球団の身売り話が本格化して来年の戦力構想もままならないまま。
唯一といっていいほど明るい材料は期待のドラ1ルーキーである筒香が、
ようやく1軍昇格を果たしたことでしょうかね。
とはいえ、横浜の残り試合は今日を含めてあと3試合。
相手が巨人・阪神だけとはいえど本来ならもう少し早く上がってきて欲しかったところ。
まあ、昇格直前に怪我して伸びたわけですけどね。


本日の横浜対読売第24回戦は
読売 4-0 横浜 で、ジャイアンツの勝利です……


本日の先発は横浜が左腕の田中、読売は朝井。
これまで阪神・巨人相手に好投を繰り返して来ていた田中だったが初回、
1番に入っている長野にフルカウントから先頭打者ホームランを許し、
あっさりと先制点を許してしまうと、
4回表にも先頭の4番ラミレスにソロホームランを打たれて2点目。
これまで同様にソロホームランで2失点を喫してしまう。

更に5回表、長野にヒットを許すと2番脇谷の送りバントを阻止するも、
脇谷に盗塁を決められて1死2塁とされ、
3番小笠原にはスリーベースヒットを許して3点目。
ラミレスをサードゴロに仕留めるも5番阿部にタイムリーを許し、
5回4失点と最多失点を喫してしまう。

一方で打撃陣は朝井とゴンザレスの前にチャンスらしいチャンスを作り出せずに来たが、
9回裏に3番手山口から1番石川が内野安打で出塁すると、
2番松本が三振・3番内川がライトフライに倒れるも、
4番村田がライト前ヒット・5番筒香が死球を受けて2死満塁。
一発出れば同点というチャンスを作り出すも、
6番カスティーヨはクルーンの前にセカンドゴロに打ち取られて試合終了。
見せ場を殆ど作り出すことなく、横浜は巨人の前に完封負けを喫した。


まず田中について。
既に初勝利を挙げているとはいえ、それ以降は3戦2敗。
確かに援護が貰えない部分もありますが、
失点の8割近くがホームランというのが気になります。
まあ、連打をなかなか許さないという見方も出来ますけどね。
一発での失点が多いからって、
一発を警戒しすぎるあまり逃げの投球が癖になるようにはなって欲しくないですね。

筒香についてですが、初球から積極的にフルスイングできるのは好感持てます。
ゴンザレス相手にしっかりとストライクとボールを見極められるなど、
選球眼の高さも垣間見せてくれましたし、
なによりもスイングがしっかり固まっているのが大きいですねえ。
ファーム2冠を取った実力、楽しみではあります。

さて、残りは阪神との2試合のみ。出来れば筒香のヒットがみたいところですね。

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奇跡の逆転劇 [横浜ベイスターズ2010]

大詰めを迎えたセ・リーグの優勝争い。
昨日行われた阪神対巨人の試合に於いて、
阪神が勝利を納めたことでギリギリで繋ぎ止められていた巨人の4連覇は完全消滅。
残り試合は10月2日の東京ヤクルト戦のみとなった中日は阪神の結果待ち。
そして阪神は優勝するために残り7試合、一つも落とせない厳しい立場。

横浜はそんな優勝争い真っ只中の阪神相手に甲子園での試合。
リーグ優勝が掛った阪神に対し、
横浜はスレッジ・ハーパーという得点源は一足先にチームを離れ、
来シーズン以降のために若手中心のメンバーで経験値の上積み目的。
チームとしての勢いの差は歴然のように思えたのだが、
本日の横浜対阪神第22回戦は
横浜 4-3 阪神 で、ベイスターズの勝利です[手(チョキ)]


本日の先発は横浜が巨人戦は得意だけど広島戦と阪神戦を苦手としている大家、
対する阪神の先発はチームの勝ち頭で右の柱でもある久保。
横浜の勝てる要素が何処にあるの?と言いたくなるほど、
圧倒的に阪神優位な戦前予想。
シーズン終盤の疲労が溜まってきている時期ということもあり、
若干不安定だった久保の立ち上がりに先制のチャンスを作り出すも、
結局無得点に終わってしまった横浜は3回裏、
8番坂にヒットを許すと9番久保の送りバントと1番マートンの進塁打で2死3塁とされ、
2番平野にセンターへのタイムリーを許して先制されてしまう。

横浜は直後の4回表、4番村田がソロホームランで同点に追いつくも、
4回裏に4番新井にツーベースで出塁され、5番金本の進塁打で1死3塁。
6番ブラゼルにはライトへのタイムリーを許して1点を勝ち越されると、
5回裏には1死からマートン・平野に長短打を許して2・3塁とされ、
3番鳥谷の犠牲フライで差を2点に広げられてしまう。
その後は7回を寺原が、8回を牛田が無失点に切り抜けて阪神の追加点を阻むも、
打線は徐々に調子を上げてきた久保の前に手も足も出せず、
反撃の糸口が見えないまま試合は9回表へ。

2番からの攻撃とはいえ2点差、しかも最終回の守り。
8回までソロホームランの1失点に横浜打線を抑えてきた久保に替えて、
守護神である藤川を投入して確実な勝利を得ようとした阪神だったが、
この継投が阪神ファンにとって悪夢を呼び込む結果となってしまう。

9回表、横浜最後の攻撃は一昨年のドラフトで阪神と競合した2番松本から。
その松本は藤川相手に粘りに粘って四球で出塁すると、
3番内川も四球で続いて無死1・2塁。
一発出れば逆転という場面で、村田が四球目の高めのストレートをレフトスタンドへ放り込み、
虎の夢を打ち砕く逆転スリーランホームラン。
土壇場で試合を引っ繰り返した横浜は9回裏に山口を投入。
その山口は2死から途中出場の9番関本とマートンに連打を許し、
2死1・3塁と一打同点のピンチを招くも、平野をショートゴロに仕留めて試合終了。
阪神の自力優勝が消滅したことでマジックも同様に消滅、
一転して自力優勝が復活した中日にマジック1が点灯する事となった。


いやはや、まさかの逆転劇でした。
藤川出てきた瞬間、負けたって思ってましたからねえ。
ところが結果は藤川から3点奪って横浜の逆転勝利。
しかし横浜は中日に対して4戦全敗だったのに、巨人に対しては4戦2勝、
阪神に対しては4戦3勝という結果ですから、ものの見事に中日をアシストしてますね。

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4連覇の夢、完全消滅 [横浜ベイスターズ2010]

首が痛い……
どういうわけか首が痛いわけですが、
その影響があるのかはたまた別の理由があるのか軽い頭痛もありますので、
今日は簡易更新バージョンで。


本日の横浜対広島第24回戦は
横浜 4-12 広島 で、カープの勝利です……


本日の先発は横浜が加賀、広島は斉藤。
今シーズン最後の広島戦に於いて先手を奪ったのは横浜。
3回表、2死から3番内川がヒットで出塁すると4番村田がライトへのヒットで続くのだが、
ライト廣瀬がファンブルしてもたついている間に内川が生還。
相手のミスで先制点を奪うと、続く4回表には6番下園がヒットで出塁、
8番武山が四球を選んで1死1・2塁とチャンスを広げ、9番加賀はキッチリ送って2・3塁。
1番石川はセンター前へのタイムリーを放つと、
2番松本がセンターオーバーのタイムリーツーベースを放ち、
1塁走者の石川が一気に生還して4点のリードを奪い、勝負あったかと思われた。

ところが横浜先発の加賀が、突如として崩れ始める。
4回裏、2番木村・3番天谷の連打でピンチを背負うと4番栗原にはタイムリー、
5番嶋にスリーランホームランを浴びて1死も取れずに4点のリードを吐き出すと、
5回裏にはまたしても木村にヒットを許し、
盗塁に対して武山の悪送球もあって一気に3塁まで進まれてしまうと、
天谷・栗原に連打を許した挙句、嶋にも四球を与えてまたしても1死も取れず、
加賀は4回0/3、5失点で降板する事となる。

ここから先は横浜ファンにとって悲惨の一言に尽きる、
今シーズンを象徴するグダグダな試合内容。
左の代打岩本に対して登板した2番手の高宮は、初球をセンター前へ弾き返されると、
3番手の弥太郎は7番小窪に押し出しの四球を与え、
その後2死まで持っていくも1番梵のタイムリーとダブルスチールに武山のパスボールで、
2イニングで10失点。
6回裏にも4番手の福田が四球3つで2死満塁とピンチを背負い、
8番石原に2点タイムリーを許し、3イニングで12失点と大炎上で勝負あり。
不運にも見舞われたが、ミス絡みで大量失点を喫した惨敗となった。


注目の阪神対巨人の試合は阪神が勝利を納めたことで、
巨人の4連覇は完全に消滅しました。
これによって阪神は横浜・広島との試合で連敗した場合、
中日が最終戦を待たずに優勝するという可能性が出てきました。
阪神は望みを繋いでいるとはいえ、もう1敗も出来ない状況まで追い込まれ、
まだ連戦が続くためかなり苦しい。
どちらが優勝するんでしょうね?

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