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とある魔術の禁書目録Ⅱ #22 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第22話を見ました。
ヴェントとローマ正教を殲滅するため、ヒューズ=カザキリを起動したアレイスター。
風斬氷華を助けるため御坂美琴の力を借り、上条当麻とインデックスが動く。


#22 天罰術式

学園都市を襲撃してきた、神の右席の1人である前方のヴェント。
彼女の天罰術式によって警備員達は沈黙を余儀なくされ、
学園都市はその防衛力を著しく低下させていたが、
アレイスターは打ち止めを回収すると人工天使・ヒューズ=カザキリを起動して反撃に出る。

合流したインデックスから天使の正体が風斬氷華であることを知った上条当麻は、
天使を構成している核の発見と停止をインデックスと御坂美琴に任せると、
自身は風斬の元へと向かったが、三度ヴェントと相対することとなる。
距離をとり周囲の一般人を平気で巻き込む、ヴェントの容赦ない魔術攻撃の前に、
苦戦を強いられる上条当麻だったが、ヒューズ=カザキリがヴェントの攻撃から一般人を守り、
風斬氷華の意志を感じ取る。
しかし同時にヴェントが科学を激しく憎悪し、ローマ正教へと入信した理由も知る事となる。

打ち止めを探し、木原の居場所を突き止めた一方通行は猟犬部隊を全滅させ、
木原と一対一の状況を作り出してはいたが、能力の特性を利用する木原の攻撃に苦戦し、
残っていた代理演算用のバッテリーを使いきり窮地に陥る事となる。
しかしそれは同時に木原の用意していた対抗策が無力化されたことを意味し、
一方通行は計算ではなく本能的な攻撃によって初めて攻撃に成功するが、
木原は所持していた打ち止めに打ち込んだウィルスのデータチップを破壊してしまう。

事態を収束させる鍵を失い、追い詰められていく一方通行だったが、
そこに人工天使の核となる打ち止めの居場所を探し出したインデックスが姿を現す。
魔道書の知識と打ち止めの症状を照らし合わせ、科学側の知識を美琴からの情報で解析し、
最も単純で最も効果が高い唄によるウィルスの除去を試みるインデックス。
そして一方通行は彼女の唄を足掛りに、新たな能力を覚醒させていく。


というのが第22話の大まかなあらすじでしょうかね。
震災の影響で地上波は一週間遅れの放送となったわけですが、残りもあと少しです。
今回のお話で一応0930事件は山場を越え、エピローグを残すのみ。
より正確に言えばプロローグなのかもしれませんけどね。

まずは風斬氷華の事から、第1期のおさらいも兼ねて説明してみましょうかね。
学園都市は東京・神奈川・山梨・埼玉にまたがる円形の都市で、広さは東京都の3分の1程。
この学園都市は第1~第23までの区域(学区)に分けられているわけですが、
それ以外に幻の学区と呼ばれている第0学区・虚数学区五行機関があります。
この虚数学区五行機関は、学園都市の能力者が無意識のうちに放つ力、
即ち「AIM拡散力場」によって構成されており、現状ではAIM拡散力場を測定する技術が無く、
その存在を認識出来ない事から幻の第0学区と呼ばれ、風斬氷華はこの第0学区の住人、
即ち「AIM拡散力場の自立意志を持つ集合体」と云えます(ここまでは第1期で説明済み)。
これにインデックスの解説を加えると、妹達のミサカネットワークを介して、
天使の構成情報をAIM拡散力場に送信することでヒューズ=カザキリに変わるようです。
打ち止めは設計図を、妹達は部品の金型を、他の能力者は部品の原材料を担い、
出来上がった製品がヒューズ=カザキリ、と言った方が判りやすいでしょうかね?
上条さんがヒューズ=カザキリに触れられなかったのは、
異能の力の集合体であるヒューズ=カザキリに触れた場合、
風斬氷華自身も消滅してしまう可能性があったからですね。

今回もいつも通りお説教&鉄拳制裁だった上条さんですが、
相手が女性であろうと顔面パンチを喰らわす辺り、相変わらず容赦なしですねえ。
まあ見ているほうとすれば、これがあるって事はシナリオも終わり、と判りやすいので、
ある意味では助かっているわけですが。

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とある魔術の禁書目録Ⅱ #21 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第21話を見ました。
夜の学園都市を包み込む不穏な空気の中で、指名手配される一方通行。
ヴェントの謎の撤退で一時的に命拾いをした上条当麻は……


#21 学習装置(テスタメント)

学園都市外で待機しているローマ正教の増援部隊侵入を阻むため、
土御門が外周部で侵入した後方支援の魔術師と戦闘に突入した頃、
一方通行は自身を追跡してきた猟犬部隊を殲滅するも、
不運にも現場を警備員に目撃され指名手配されてしまった。

打ち止めを探し出し連れ戻すのに障害となる猟犬部隊を次々と襲撃し、
殲滅していく一方通行だが、
そこに打ち止めの知人へと危機を知らせる上条当麻から電話が入る。
木原との戦いに巻き込まぬよう携帯を捨てて逃げろと忠告する一方通行に対し、
打ち止めを助けるために協力を申し出る当麻。
一方通行は当麻に対し、偽の情報を与えることで事件から遠ざけるように仕向け、
自身は当麻からの情報を頼りに打ち止めの捜索を再開する。

その頃打ち止めを回収した木原は部下である猟犬部隊の報告から、
侵入者であるヴェントが特殊な力を持っている事に気付くが、
アレイスターの指示通りに学習装置を用いて打ち止めへのウィルス注入を開始する。

当麻からの情報に従い、
打ち止めと当麻がヴェントの襲撃を受けたレストラン付近までやってきた一方通行だが、
そこに打ち止めを回収した木原から電話が掛かってくる。
怒りで頭に血が上ったように演じ、木原を挑発することで背後関係を探る一方通行は、
木原の電話での態度から今回の打ち止め回収劇は、
学園都市そのものの意志であることを突き止める。
一方通行からの偽の情報に従い鉄橋へと向かっていた上条当麻だったが、
自身を襲ってきたローマ正教の刺客・前方のヴェントと再会する。
だが一触即発の状況下で、当麻とヴェントは人工天使である、
ヒューズ=カザキリの出現を目の当たりにする事となる。


というのが第21話の大まかなあらすじでしょうかね。
前回ヴェントは、優勢でありながら謎の吐血によって撤退を余儀なくされたわけですが、
その理由についてはアレイスターの口から魔術暴走による自壊であることが明かされました。
まずはこの事について今回は語っていく事にしましょう。

原作でも現段階(22巻時点)に於いて、アレイスターの本当の目的が判明していません。
無論迂闊に語るとネタバレになってしまうわけですが、アニメ21話時点で判明しているのは、
アレイスターの目的の一つは「魔術師の滅亡」にある事が、
彼や土御門の台詞からもはっきりと判ります。
第1期の時点ではAIM拡散力場によって生み出された虚構の学園都市=虚数学区五行機関、
という解釈ではありましたが、今回のお話でそれだけではない、ということが判りました。
つまり「魔術師を自滅させるための結界」という側面を持っていることが判明したわけですね。
アレイスターは「現在の出力では世界全体を覆うことは出来ないが」と言っていますので、
行く行くは虚数学区五行機関を世界規模で発動させる事を視野に入れている、
という解釈が出来ます。

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とある魔術の禁書目録Ⅱ #20 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第20話を見ました。
厳戒態勢が布かれた夜の学園都市に現れた侵入者・前方のヴェント、
そしてヴェント撃退用にヒューズ=カザキリを起動するため、
打ち止めを回収しようとするアレイスター。
インデックスを探す上条当麻は打ち止めから一方通行救出を依頼されるのだが……


#20 猟犬部隊(ハウンドドッグ)

学園都市に侵攻して来たローマ正教「神の右席」に所属する魔術師・前方のヴェント。
彼女の登場に伴い、学園都市統括理事長であるアレイスター=クロウリーは、
奥の手の一つであるヒューズ=カザキリの起動を試み、
鍵となる打ち止めの回収に木原数多と猟犬部隊を向かわせていた。
しかし事情を知らない一方通行は木原率いる猟犬部隊から打ち止めを守るために奮戦するが、
木原数多に自身の能力が持つ特性を利用されることで一方的な攻撃を受けて窮地に陥る。

木原によって打ちのめされながらも、残った力で猟犬部隊に捕獲された打ち止めを逃す一方通行。
しかし木原に止めを刺される直前、追いかけてきたインデックスの登場で生まれた隙を突き、
猟犬部隊の車を奪うとヴェントの介入もあってインデックス共々逃走に成功する。
使い捨てのポケットティッシュを返すためにわざわざ追いかけてきた、
インデックスの馬鹿馬鹿しさに呆れながらも彼女の身の安全を考え、
冥土帰しへの言伝役という方便で保護させるために途中で解放した一方通行は、
木原と猟犬部隊を潰して打ち止めを取り返す決意を固めるも、
打ち止めの奪還のみを最優先に行動するよう冥土帰しから諌められてしまう。

一方通行を助けるように懇願された上条当麻は、打ち止めと共に襲撃現場へとやってきたが、
そこには打ちのめされた猟犬部隊が居ただけで、一方通行の姿は何処にも無かった。
事態が学生の手に負える代物ではないと判断した当麻は警備員に通報しようとするが、
打ち止めを追う猟犬部隊に襲われて街中を逃げ回る羽目になる。
打ち止めの力でセキュリティーを解除し、裏口からレストランの中に逃げ込んだ当麻たち。
人込みの中に紛れ込めれば相手も深追いはして来ないだろうという目算を立てるも、
回り込まれて窮地に追い込まれてしまうが、そこに侵入者であるヴェントが姿を現す。

ヴェントと猟犬部隊、異なる追跡者達を退けるために増援を要請し、
先に打ち止めを逃がす上条当麻。
しかし当麻は現在の一連の騒動の原因が、全て自分にあることをヴェントから聞かされる。


というのが第20話の大まかなあらすじでしょうかね。
なんだかんだで一方さん結構余裕ありそうだなあ、とw
確かに能力の使用は時間制限付きなわけですが木原神拳でフルボッコにされ、
血反吐を吐いてまで打ち止めを飛ばした直後に自分も車まで飛んで、
インなんとかさんを回収しつつ逃走した挙句、反撃の手段を講じるとは……
で、基本的に女の子に対して優しいのも上条さんと同じなわけですね。
まあ、面倒くさいと考えている節がありそうにも見えますけど。

そういえば逃走中の打ち止めが電子ロックを解除していたわけですが、
上条さんに抱えられているのにどうやって電子ロックを解除したのかが気になりますね。
そもそも打ち止めは美琴と同じ電撃系能力者なわけなんですが、
上条さんに抱えられたままでは能力が打ち消されてしまうのでは?と……
それとも上条さんの右手で触れられていても、上条さんに対して使わないのならば、
能力の発現は可能となったんでしょうかね?幻想殺しはいつのまにそんな能力を!?
上条さんに対して異能の力を用いると効果を発揮しないが、
上条さん以外に対して使うなら上条さんに右手で触れられていても発動する、
なんて設定は無かったような気がするんですよね……
勿論ロックを解除する際に打ち止めを降ろした、と考えることも出来ますが、
そうなると「打ち止めを降ろして電子ロックを解除」→「打ち止めを抱え上げて扉をくぐる」→
「扉を閉めてから打ち止めを再度降ろす」という無駄な動きをしている事になりますね。

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とある魔術の禁書目録Ⅱ #19 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第19話を見ました。
打ち止めと合流した一方通行、上条当麻を見つけ出したインデックス、
それぞれがそれぞれの帰途に着き、慌しくも平穏な日常は平穏なままに終わるはずだったが……


#19 木原 数多(けんきゅうしゃ)

上条当麻が9月30日の午後から御坂美琴・御坂妹・打ち止めに振り回され、
一方通行が空腹に耐えかねて上条当麻を捜し歩いていたインデックスに付き纏われていた頃、
十字教の一派であるロシア成教「殲滅白書」所属の魔術師・サーシャ=クロイツェフは、
8月下旬から自分の身体を襲う変調の原因究明の為に図書館に篭っていたが、
職権乱用で彼女に拘束衣同然の服を着せた張本人である傍迷惑な上司、
ワシリーサにからかわれて本気で困り果てていた。

インデックスに纏わり付かれながらも無事に打ち止めを見つけ出し、
黄泉川のマンションへと帰途に着いた一方通行だったが、
降り出した雨で濡れた歩道に足を取られ、膝をすりむいてしまった打ち止めの治療のため、
近くのドラッグストアへと赴くも、かつて自身の能力開発に携わった研究者である、
木原数多(きはらあまた)と彼の指揮する猟犬部隊の襲撃を受けてしまう。

時間制限付きとはいえ、自らの能力に絶対の自信を持って対峙した一方通行だが、
反射を無効化してダメージを与えてくる木原の謎の攻撃に苦戦を強いられ、
守るべき打ち止めは猟犬部隊によって捕らえられてしまう。

木原の攻撃によってボロボロの状態になりながらも、残った力で打ち止めを逃がす一方通行。
木原は立ち上がる力も残っていない彼に止めを刺そうと試みるのだが、
その現場に借りていたポケットティッシュを返そうと、
一方通行を追いかけてきたインデックスが遭遇する事になる。
その頃、一方通行を追って姿を消したインデックスを捜索していた上条当麻は、
普段よりも厳戒態勢が敷かれている夜の学園都市に違和感を覚えるのだが……


というのが第19話の大まかなあらすじでしょうかね。
前回までとはうって変わって、不穏な空気と緊迫感に包まれた今回のお話ですが、
唯一その空気にそぐわないのがアバンで流れたロシアでのやり取りでしょうかね。
ベルトのような代物で全身を包み、
鋸やとんかちや釘抜きのような武器を持っているサーシャ=クロイツェフと、
サーシャにかなり本気で殴られているにも拘らず傷一つ無く笑顔を浮かべるワシリーサ。
一応どちらも新キャラで、第1期では名前しか出てこなかった組織である十字教の一派、
悪霊退治専門の組織であるロシア成教「殲滅白書」のメンバーです。
まあ、サーシャの方は「御使い堕し」の時に「ミーシャ=クロイツェフ」と名乗って登場してますが、
あれは中身が「神の力」であるため、厳密には再登場キャラと言えるかどうか怪しいところ。
一応新キャラ扱いでもいいのでは?と個人的には思っています。

一方さんにとってはある意味で因縁の相手とも言える木原数多。
一方さんの能力開発に携わった研究者の1人ですが、
元研究者がなんで学園都市の暗部組織である猟犬部隊を率いているのか?
そういえば超電磁砲でも木原って科学者が2名ほど登場していましたが、
あちらの2人とはどういった関係なんでしょうかね?

そして原作既読者からは「木原神拳」と呼ばれている木原の対一方通行用戦闘スタイル。
所謂空手の「寸止め」と同じ原理な訳ですが、何故これで反射を無効化出来るかというと、
一方さんの能力というのは一方さんの身体に触れた瞬間に発動するのではなく、
一方さんの身体の寸前に張り巡らされている「不可視の膜」に触れた瞬間に発動する、
という代物だからです。
つまり木原はこの「不可視の膜」に触れる瞬間に攻撃を引くことで、
一方通行の「本体方向へ攻撃を反射」させて攻撃を有効化しているわけですね。
しかし完全に無効化しているわけではないので裏を返せばこの戦い方は、
寸止めのタイミングを外されると効果が無い、ということでもありますが……

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とある魔術の禁書目録Ⅱ #18 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第18話を見ました。
大覇星祭の罰ゲームによって、御坂美琴に振り回される事となった上条当麻。
退院した打ち止めはマンションのオートロックに阻まれて黄泉川の部屋に戻れず、
困り果てていたところを御坂妹に遭遇し、彼女のゴーグルを奪って逃走するのだが……


#18 検体番号(シリアルナンバー)

大覇星祭に於ける学校別の総合順位で「負けた方は勝った方の言うことを何でも聞く」
という条件で賭けを行い、当然のように負けて罰ゲームをする羽目になった上条当麻は、
9月30日の午後から美琴につき合わされて地下街にある携帯ショップへと赴いていた頃、
日本を遠く離れたロンドンではとある二つの問題が起こっていた。
それはある意味深刻であり、ある意味どうでもいい理由によって起こった問題。
一つはイギリス清教最大主教が住まうランベス宮の浴場で、
主であるローラ=スチュアートはステイル=マグヌスから自身が作成した報告書について、
問答無用で確認させられていた。
それとほぼ同時刻、必要悪の教会所属のシスターが共同生活を行っているランベス女子寮では、
壊れた洗濯機の代わりとして学園都市からローラが貰い受けた最新式の全自動洗濯機を前に、
科学技術に疎い神裂火織やアニェーゼ=サンクティスらが悪戦苦闘していた。

そんなイギリス清教の束の間の平穏が繰り広げられていたロンドンの事など知る由も無く、
罰ゲームで御坂美琴に振り回されていた上条当麻は、
美琴が携帯の契約手続きを終わらせるのを待っているときに、
ゴーグルを奪って逃走した打ち止めを追いかけ地下街へやってきた御坂妹と遭遇する事になる。
ゴーグルが無いと全く見分けがつかない程に良く似ている御坂妹に対し、
判別の為のアクセサリーとして当麻はハートを模ったネックレスを買い与えるのだが、
御坂妹は指輪を買って貰えなかった事に落胆した挙句、
ヒヨコの形を模したお菓子を本物と勘違いして理不尽な怒りを当麻に向けていたところを、
携帯電話の手続きを終えて戻ってきた美琴と再会する事になる。

美琴は好意を抱いてはいるものの素直に行動出来ない、と情報を分析した御坂妹は、
美琴とは異なるアプローチで当麻に対して攻勢に出るがそこに打ち止めまでもが加わり、
再び打ち止めと御坂妹の鬼ごっこが始まる事となる。
その頃、打ち止めからのメッセージを聞いた一方通行は、
黄泉川の協力でおおよその居場所を突き止めて打ち止めを迎えに地下街へと向かっていたが、
途中で空腹で倒れていたインデックスと遭遇する事になる……


というのが第18話の大まかなあらすじでしょうかね。
前回ほどではありませんが、今回も基本的には御坂祭でした。
まあ前回と異なるのは科学サイドのみならず、魔術サイドの日常も描いていたことでしょうかね。
ローラのM字開脚とか、オルソラの早脱ぎとか、下着を着けないねーちんとかw
浴衣だからと言い訳していたけど、アニメはともかく原作の衣装デザインでは、
普通に考えればどう見ても下着を着けているようには見えないんですよね……
片裾をハイレグ状にカットしたジーパンで、どうやって下着を隠せるのか?と。
ベージュ系の下着と肌色に近いスパッツでも穿いているなら、話は別ですが。
まあ、ブラを着けていないのはアニメでも第1期で確認出来ますけどね。

目印として指輪、と提示されたときの御坂妹の反応とその後の落胆っぷりがちょっと可愛い。
まあ、その後ヒヨコを模したお菓子を本物のヒヨコと勘違いしている辺り、
シスターズはまだまだ世間一般的な常識に疎いことが窺えますね。
1万体近い個体で相互に情報交換を行っているはずなんですけどねえ。
しかし指輪を貰う相手が上条さん限定だと、競争率は恐ろしいほどに高いですね。
そしていつの間にか御坂妹の追撃を振り切って、ちゃっかり上条さんの元に戻ってきた打ち止め。
しかし打ち止めに対する上条さんのあしらい方がインデックスに対する時と同じなのが……
まあそれは一方さんのインデックスのあしらい方が、打ち止めと同じでしたからおあいこかも。


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とある魔術の禁書目録Ⅱ #17 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第17話を見ました。
旅行先でいつものように事件に巻き込まれ、
怪我を負ったことで強制帰国させられた上条当麻に待ち受ける新たな試練とは?


#17 罰ゲーム

大覇星祭終了から5日が過ぎた9月30日。
残念ながら優勝はならなかったものの常盤台中学は総合2位となったことで、
賭けの勝者となった御坂美琴は敗者である上条当麻に対して行う罰ゲームを考えていたが、
そんな裏の事情を知らない白井黒子は大覇星祭終了以降、
嬉しそうににやけている美琴が気になってろくに睡眠がとれずに過ごしていた。

延命措置のため冥土帰しの病院に入院していた御坂妹を始めとする4人の妹達は、
リハビリの為の外出着として美琴と同じ常盤台中学の冬服を用意してもらっていたが、
冥土帰しの質問に言い淀むミサカ一九〇九〇号の反応を怪訝に思った御坂妹は、
一九〇九〇号のスカートと体の間に指を突っ込むことで、
彼女が「コソコソと汚い真似(ダイエット)」をしてウェストのサイズが小さくなっていた事実を知り、
冥土帰しの余計な一言も相俟って、具体的な情報を引き出すべく、
3人は病院内で一九〇九〇号に襲い掛かるのだった。
病院に入院してはいたものの退院する事となった一方通行と打ち止めは、
同じく病院に入院していた芳川桔梗と共に彼女の友人である黄泉川愛穂の元へ向かうが、
黄泉川の同僚で小学生にしか見えない月詠小萌の姿に驚く事となる。

一方大覇星祭の入場者トトカルチョで1等を当て、北イタリアへと向かったものの、
アドリア海の女王による学園都市破壊計画に図らずも関わり、
その際に負傷したことで僅か1日で強制的に学園都市へ戻る事となった上条当麻は、
罰ゲームとして美琴に付き合う事となるのだが……


というのが第17話の大まかなあらすじでしょうかね。
久しぶりというか、恐らく禁書それ自体では初とも言える完全日常編だった今回のお話。
より正確に言えば「みさか祭」でしょうかね?
主眼は完全に美琴・御坂妹・打ち止めに置かれている印象で、
一方さんやら黒子やらインなんとかさんは無論のこと、上条さんまでもが脇役状態ですね。
大覇星祭と残骸編の後日談といった感じではあるんですが、完全にダークな部分がない、
非常に珍しいパターンではありました。
まあ、毎回重苦しいお話ばかりされてもそれはそれで困ってしまうわけですが、
今回はもう美琴・妹達・打ち止めを愛でるお話と言って良いでしょうね。

その中で色々と見えてきた脇役達の顔。
特に「ジャッジメントの仕事を白井さんに押し付けて」という初春の発言なんかは、
超電磁砲しか見ていなかった方々には少々驚きだったのでは?
でも基本的に禁書の初春は、面倒事を全て黒子に押し付けようとする腹黒キャラなのでw
尤も、腹黒さは黒子限定で発揮されるわけですけどね。


一方通行に裸を見られたことを憤慨して御坂妹に愚痴っていた打ち止めだったが、
御坂妹の所持していたゴーグルを奪って逃走した。
対する御坂妹は武力行使によるゴーグル奪還のため、打ち止めの追撃戦に移る。
それぞれの御坂による騒動に巻き込まれそうな上条当麻だが……


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とある魔術の禁書目録Ⅱの補完情報!?その5 [とある魔術の禁書目録]

毎度お馴染みとなりました補完情報も今回で既に5回目。
とは言っても前回があまりにも長くて分割したからですけどね……
では、禁書本編初となる日本国外が舞台となったアドリア海の女王編、
早速補完情報を書き出してみるとしましょうかね。
まずはキャラクターから……


上条当麻
学園都市第7学区の高校に通う無能力者の少年で、本作品の主人公。
超能力・魔術を問わず、あらゆる異能の力を打ち消すことが出来る「幻想殺し」を持ち、
対魔術師・対能力者のジョーカー的な存在ではあるが日常生活では無論のこと、
行く先々で様々なトラブルに巻き込まれてしまう筋金入りの不幸体質。
インデックス曰く「右手が神様の加護や運命の赤い糸なども断ち切ってしまっているから」らしい。
なお学園都市での能力開発を受けると例えレベル0(無能力者)でも、
何らかの力が発現するのだが、彼の場合は右手の影響で能力の発動が欠片も観測されない。
その為学園都市からは「完全な無能力者」として認識されている。
7月下旬にインデックスを助ける際、竜王の殺息の影響で過去の記憶を破壊され、
現在は記憶喪失を周囲の人間に気付かれないように生活している。
ただし失ったのは思い出に関する記憶のみで、知識に関する記憶は残っているため、
日常生活を送る分には問題が無い。
(パスポートの存在を知っていても、自分がパスポートを持っているのを知らなかった理由がこれ)
大覇星祭総来場者トトカルチョで1位になり、北イタリア旅行ペアチケットに当選するが、
キオッジアの街でオルソラ=アクィナスと再会しローマ正教の襲撃を受ける事となる。
その後アニェーゼ=サンクティスを助けるために天草式と共にアドリア海の女王を急襲。
指揮官であるビアージオ=ブゾーニを撃破してアドリア海の女王の破壊に成功するが病院へ搬送。
学園都市出発前に体内に注入された発信機能付きナノマシンによって居場所を突き止められ、
滞在僅か1日にして学園都市への強制帰還を余儀なくされた。

Index-Librorum-Prohibitorum(禁書目録)
イギリス清教・必要悪の教会所属のシスターにして見聞きしたもの全てを記憶する、
完全記憶能力によって10万3千冊の魔道書の中身を記憶する魔道図書館。
その知識を利用すれば絶大な力を得られることから世界中の魔術師に狙われていた。
叛乱を警戒したイギリス清教最大主教が彼女の喉の奥に仕掛けられた「首輪」の魔術により、
1年に一度記憶の消去を受けなければならなかったが、幻想殺しによって首輪が破壊され、
魔術師が手を出し難い学園都市在住の上条当麻に身柄を預けられている。
本作品に於けるメインヒロイン……のはずなのだが、それは序盤のシナリオの話だけで、
現在は欲望(主に食欲)に対してはかなり貪欲な大食らいのニートシスターと化して、
上条当麻の生活費(主に食費)を大幅に圧迫している。
世界に二つと無い最高級の防御結界霊装・歩く教会を身に纏っていたが、
幻想殺しによってその能力は喪失され、布切れと化した歩く教会を大量の安全ピンで留める事で、
辛うじて修道服としての体裁を取り繕っている。
魔道書の知識を用いることで魔術を行使することが可能だが、魔力を必要とする魔術は使えない。
これは彼女が魔力を精製出来ないからではなく、
精製した魔力を自動迎撃術式である「自動書記(ヨハネのペン)」の術式維持に費やしているため、
他の術式に回すだけの余裕が無いからである。(彼女が大食らいの理由はこれにあると思われる)
アドリア海の女王に関する知識供与、強制詠唱による氷の像兵に対する囮などで活躍。
事件終了後は上条当麻共々、学園都市への強制帰還を余儀なくされた。
通称はインデックス(禁書目録)

オルソラ=アクィナス
イギリス清教・必要悪の教会暗号解読班所属のシスター。
元々はローマ正教に所属していたシスターだったが、
9月8日に日本で起こった法の書事件をきっかけにイギリス清教に保護され改宗した。
本格的にロンドンへ移り住むため、かつての居住地であったキオッジアで引越し準備中、
旅行で来ていた上条当麻と遭遇し、半ば強引に引越しの手伝いをさせた。
ローマ正教に命を狙われ、成り行きで女王艦隊に乗り込む事になるも脱出。
その後上条当麻らと共にアニェーゼを助け出すため、アドリア海の女王へと突入する。
ルチアとアンジェレネ救出の際に氷の欠片ではったりをかませたり、
ビアージオとの僅かな会話から彼の目的を明確に突き止めて見せるなど、
高い交渉能力と明晰な頭脳の持ち主であることを垣間見せた。

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とある魔術の禁書目録Ⅱ #16 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第16話を見ました。
ローマ正教が持ち出した大規模魔術霊装「アドリア海の女王」。
天草式と合流した上条当麻はアニェーゼを救出し、ビアージオの計画を阻止するため、
再び女王艦隊へと突入するのだが……


#16 刻限のロザリオ

刻限のロザリオによってアニェーゼの脳が破壊される。
助け出したルチアとアンジェレネからその事実を聞かされた上条当麻は、
アニェーゼを助け出すためオルソラや合流した天草式と共に再び女王艦隊へと向かう。
かつてイギリス海軍がスペイン艦隊を破った時に用いた戦術の一つである、
「無人艦による特攻」と潜水機能を有した上下艦による陽動で、
まんまと女王艦隊に乗り込んだ当麻たちの行く手をアニェーゼ部隊のシスター達が阻む。
旗艦「アドリア海の女王」を目の前にしながら、そこへと辿り着けない当麻。
ローマ正教の司教・ビアージオ=ブゾーニはアニェーゼ部隊ごと天草式を壊滅させるため、
彼らが乗り込んだ船を周囲からの砲撃で撃沈しようとする。
アンジェレネは船の帆を使って砲弾から皆を守ろうとするのだが、
砕かれた氷の欠片からシスターの一人を庇おうとした際に負傷してしまう。

戦闘不能に陥ったアンジェレネを守るルチア。
ルチアと共にアニェーゼ部隊を抑え込む建宮率いる天草式。
そして旗艦に乗り込んだ当麻はアニェーゼ救出をインデックスとオルソラに任せ、
自身は船内を護衛している氷の兵士を引き付ける囮役となるが、
その最中にビアージオと遭遇するも戦闘に敗北してしまう。
一方で中央ブロックへと辿り着いたインデックスとオルソラだが、
インデックスは扉に仕掛けられた防御術式を解除するとアニェーゼ救出をオルソラに託し、
侵入者撃退用に用意されていた氷の兵士を引き付ける役に回る。

オルソラが自分を助けに来た事に対して驚くアニェーゼ。
しかし躊躇している間に当麻を撃退したビアージオが戻ってきてしまう。
今や観光都市としてローマ正教に恩恵をもたらすヴェネチアを攻撃するためだけの霊装と、
それ単体で起動することが可能なアドリア海の女王にも関らず、
刻限のロザリオという別の術式を組み込まれた理由。
オルソラはビアージオとのやり取りから、彼の目的が学園都市の破壊にある事に気付くが……


というのが第16話の大まかなあらすじでしょうかね。
OPは完全カット、EDもエピローグという全編語りだった今回の16話ですが、
個人的には神裂の堕天使メイド姿が拝めただけで十分満足です。
絶対カットされるだろうな、って思っていただけに尚更嬉しかったですね。

珍しく最前線へ出てきて、しかも別行動を取った当麻とインデックス。
基本的に当麻はインデックスを戦場へ出さないように行動することが多く、
法の書の時のようにインデックスが戦場へ出てきても当麻とセットで行動していたので、
今回のように二人が戦場で完全に別行動を取るというのはかなり珍しいパターンですね。
これまでのパターンなら前回のお話で独り取り残されたインデックスは、
事件が解決して当麻と合流した際に盛大にお説教を喰らわせるのが常だったのですが、
今回はそれが無かったのがある意味新鮮ともいえました。
まあ、代わりに当麻は学園都市に戻ってから文字通り美琴の雷が待っていそうですが……
そういえばインデックスはアドリア海の女王に乗り込んだ後、
刻限のロザリオについては知らない、と言っていましたね。
ちょっと気になったので前回の15話と、念のために原作11巻を読み直してみましたが、
どちらも建宮とのやり取りではアドリア海の女王の話には触れているけれど、
刻限のロザリオに関しては全く持って触れられていませんでしたね……
だから土壇場になってもインデックスが刻限のロザリオの存在を知らなかった事に関しては、
一応辻褄が合いますね。

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とある魔術の禁書目録Ⅱ #15 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第15話を見ました。
キオッジアでオルソラと再会したものの、ローマ正教に襲われてしまった上条当麻。
女王艦隊の船の中でアニェーゼと予期せぬ再会となったのだが……


#15 女王艦隊

北イタリア旅行のペアチケットが当たり、キオッジアへとやってきた上条当麻は、
法の書事件で知り合った元ローマ正教のシスター・オルソラ=アクィナスと再会し、
彼女の引越しの手伝いをすることになってしまった。
だが、引越しの手伝いを終えてホテルへと戻ろうとしたところをローマ正教の襲撃を受け、
川底から現れた氷の帆船によって沖合いへと連れ去られてしまう。
海へ飛び込んで逃げるわけにも行かず、
ローマ正教の探索の目を逃れて脱出する機会を窺うために、
船室へと身を潜めていた当麻とオルソラは偶然にもアニェーゼ=サンクティスと再会する。

ローマ正教の保有する霊装・アドリア海の女王とそれを守護する女王艦隊。
自分達が居るのは護衛艦である女王艦隊の一隻であることを聞かされる当麻とオルソラ。
アニェーゼは一度脱獄して捕らえられた元部下であるルチアとアンジェレネを、
二人の脳が破壊される前に助け出す事を依頼し、
自身は陽動の為に旗艦・アドリア海の女王へと赴く事となる。
一方でルチアとアンジェレネの救出に向かった当麻たちは、
オルソラのハッタリで二人の安全を確保するのだが、
アドリア海の女王を使用するための術式・刻限のロザリオに、
脳を破壊されたアニェーゼ自身が用いられることを聞かされる。
家族とも言える二人を守るために自らが犠牲となる覚悟を決めたアニェーゼと、
そんな彼女の悲壮な決意に気付いてやれなかったことを悔やむ当麻。
しかしそんな感傷を打ち破るように船は女王艦隊からの砲撃によって撃沈されてしまうのだが……


というのが第15話の大まかなあらすじですね。
まあ色々と説明だったり補足だったりが必要になってくるわけではありますが、
やはり今回1番驚いたことは今回の事件の首謀者であるローマ正教の司教、
ビアージオ=ブゾーニのCVが若本規夫さんだった
という一点に尽きるかと……
別にラスボスではないんですけど、ラスボスと錯覚させられてしまいますね。
ビアージオの立場である司教についてですがシスター・アンジェレネの説明によると、
アニェーゼは「自分の部下になったシスター250人」を動かしていたわけですが、
司教は「ローマ正教の神父やシスターを1000人単位」で動かせるとのことです。
これはアニェーゼがAという部署のB班に所属する人間しか動かせないのに対し、
ビアージオは全ての部署に所属する自分より下位の人間を1000人までなら、
特に許可を得ずに動かせるということですね。
さすがにイギリス清教最大主教という立場にあるローラ=スチュアートには及ばないものの、
彼はこれまで登場してきた十字教の魔術師の中でもかなり偉い立場に居ます。

そして法の書事件以来の再登場となったアニェーゼ=サンクティス。
名目上、アニェーゼとその部下250名はオルソラ暗殺の独断専行の責によって、
負債を返すための労働力として女王艦隊へと送られてきた訳ですが、
本当の目的はアドリア海の女王に用いる刻限のロザリオという術式に使用するため。
そんな彼女の回想から、彼女が幼い頃に家族を皆殺しにされたこと、
身寄りが無く路地裏で残飯漁りをして飢えを凌ぎながら生きていた時に、
ローマ正教によって身柄を保護されたこと、
その頃からルチアやアンジェレネとは一緒に生活をしていたことが判りました。
実はこれ、原作を読んでいたときにも感じたことなんですけど、
アニェーゼの過去がある程度語られるのは今回のシナリオに入ってからなんですよね。
どうして法の書のシナリオの段階で語っておかなかったんだろう?って不思議で不思議で……

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とある魔術の禁書目録Ⅱ #14 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第14話を見ました。
ナイトパレードにも助けられ、リドヴィアとオリアナの目的を潰した上条当麻。
ようやく平穏が訪れたはずだったのだが……


#14 水の都

上条当麻という高校生は、基本的に不幸な人間である。
買ったばかりの携帯電話が壊れたり、銀行のキャッシュカードを破損したり、
スーパーの特売品が目の前で売切れるなど日常茶飯事の出来事で、
彼自身は覚えていないかもしれないが現在の彼の同居人はかつて、
右手が神様の加護や運気を全て打ち消してしまっている可能性がある、と分析したことがある。
それゆえか、上条当麻は大覇星祭の初日に世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれ、
そちらが無事に解決しても、担任の月詠小萌の着替えに遭遇してしまったり、
巻き込まれて病院に搬送されたにも拘らず翌日には完全復帰した吹寄制理に頭突きされたり、
大怪我を追って車椅子生活をしていた姫神秋沙にはゴムボールを投げつけられたり、
御坂美琴に強引に誘われてフォークダンスを踊っていると、
白井黒子には後頭部にドロップキックを浴びせられたり。
まあ、その大半は不注意によるハプニングイベントの結果であり自業自得ともいえるわけだが、
それでも根本的には不幸な人間である事に変わりが無いのである。
だからこそ運の要素が必要になってくるイベント、
例えば福引やビンゴゲームの特賞とはまかり間違っても縁が無いはずだったのだが、
大覇星祭期間中の学園都市への総来場者数を賭けの対象としたナンバーズに於いて、
見事に1位・北イタリア5泊7日のペアチケットを手に入れてしまった。
しかしそこは生まれついての筋金入りな不幸体質の上条当麻。
自分とインデックスのパスポートという、ある意味最大の懸念事項すらも乗り越え、
一抹の不安を抱えながらも空港を訪れたのだが、
インデックスの修道服を止めている無数の安全ピンによって登場拒否されてしまい、
往復3㎞あるショッピングモールまで30分以内に服を買いに行く羽目に陥ってしまう。

それでもなんとかイタリアへと辿り着いた上条当麻とインデックスだが、
再び修道服に着替えるため大量の安全ピン購入に駆けずり回る事となり、
その間に現地のガイドからは置いてきぼりを受け、
仕方なく二人でキオッジアの街を巡りながらホテルを目指す事となるのだが、
ほんの少し目を離した隙にインデックスと離れ離れになってしまう。
異国の地で独りになってしまったことで不安に駆られている最中、
現地の人間に話しかけられてもイタリア語が理解出来ずに困り果てていた当麻は、
ロンドンへの引越しの為にキオッジアへ戻っていたオルソラと再会し、
半ば強引に引越しの手伝いをさせられる事となるのだが……


というのが第14話の大まかなあらすじですね。
明らかに偶然を装った印象を受けてしまうオルソラとの再会だったわけですが、
オルソラにとっては偶然といえるかも知れませんが、当麻とインなんとかさんにとっては、
明らかに仕組まれた再会ともいえるでしょうねえ。
そもそも当麻が運の要素が多大な「来場者数を当てる」という形式で1位になるなど、
明らかに誰かの意志が働いていなければ不可能でしょうねえ。
実際、ガイドに置いてきぼりにされた挙句連絡もつかないというのは怪しいですからね。

さて、そのオルソラがキオッジアに居た理由というものをもう一度おさらいしてみましょうか。
アニェーゼも再登場したことですし、ついでにアニェーゼのことも含めてね。
そもそもの発端はオルソラが「誰にも解読することが出来ない魔道書」と言われていた、
法の書の解読方法を見つけた事に起因しています。
尤も、これは後にインなんとかさんの答え合わせで「複数あるダミー解読法の一つ」
という事実が判明するわけですが、「解読されれば十字教の支配する世界は終わる」
と云われていた事から十字教最大宗派であるローマ正教は密かにオルソラ抹殺を決め、
自分が殺されるであろうことを察したオルソラは日本に逃亡して天草式に保護を求めた。

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