Fate/Zero補足情報その13 [Fate/Zero]

色々と謎の多いFateのストーリーや難解な専門用語を、少しでも理解出来るような補足情報です。
今回は第13話からの補足情報を色々と書いていきます。

Q1:キャスターと龍之介は何故朝になってから戻ってきたの?
A1:夜の間はそれぞれ別行動をしていたからです。
   具体的には龍之介は夜の街でキャスターから貰った腕輪を利用し、子供達を集めていま
   した。そしてキャスターはアインツベルンの城へ赴いて戦闘になったわけですが、ランサー
   がセイバーに加勢した事と、宝具の効果をランサーに無効化されたため撤退しました。
   その後二人は街中で落ち合い、一緒に戻ってきたのが朝だった、というわけです。

Q2:ウェイバーは何故書店に行ってイスカンダルの伝記を調べていたの?
A2:明け方に見た夢が気になったからです。
   ウェイバーは自身のサーヴァントであるイスカンダルのことについては、殆どと言って良い
   ほどに把握出来ていません。尤もこれはウェイバーに限らず、全ての陣営にも言えることで
   はありますが。
   例えて言うなれば、日本人に限らず殆どの先進国の国民はアメリカ合衆国大統領の顔と
   名前は知っていますが、大統領の経歴や施行した政策とその結果について知っている人
   はそれほど多くないでしょう。更に議員時代の政策となれば、それを把握している人も少
   なくなる。それと同様に、歴史に名を残した英雄といえども、その詳細を把握している人は
   それほど多くないわけです。
   そのため、ウェイバーはイスカンダルについて多少なりとも知識を深めようとしたわけです。
   当人に聞かなかったのは、自身のサーヴァントについて把握していない事を知られたくな
   い、というプライドもあってのことでしょうね。

Q3:キャスターは馬鹿でかい海魔を召喚したけど、前回使わなかった理由は?
A3:自身で制御出来ないからです。
   キャスターが召喚した海魔は、キャスターの宝具から魔力供給を受ける事で現界、即ち実
   体化を可能としており、当然ながら魔力が途切れればそれを保てなくなるわけですが、同
   時に術者がコントロール出来る魔力の量に応じて使役出来る使い魔の格も異なります。
   前回セイバーと戦ったときは、セイバーを疲弊させて生け捕りにするのが目的だったわけで、
   セイバーの抹殺はキャスターの望みではありません。従って制御不可能な大質量の海魔
   ではなく、質は落ちるものの大量の海魔による物量作戦を執ったまでです。
   今回は龍之介の神に関する解釈に基づいた行動のため、制御の可否を度外視した召喚を
   行った結果が、あの巨大な海魔の召喚に繋がっているわけです。
   召喚の目的そのものが根本的に異なっているため、召喚される海魔も異なるのは当然な
   わけですね。

Q4:海魔を岸に辿り着かせるとアウトな理由って何?
A4:住民を捕食して魔力を補給する事が可能となるからです。
   魔力の源となっているのは生き物の生命力そのものであり、これは原油のようなものです。
   即ち魔術師は生命力という原油を、魔術回路という製油装置を用いて魔力という名のガソ
   リンを作り出し、魔術という名の車を動かしているわけです。
   そのため、ガソリンを作り出す製油装置の役割を果たす魔術回路が無い人間は魔力を作
   り出せないため、魔術を行使出来ない、というだけで本質的には変わりありません。
   ようは魔術師と一般人の違いは知識云々ではなく、魔術回路の有無というわけです。
   そのため魔術師か否かは関係なく、一般人ですら海魔にとっては魔力の源になります。
   海魔は無限ともいえる再生能力を有しており、唯一の対抗手段が魔力切れを待つことです
   が、それも自分で補給出来る状況になってしまっては意味がありません。
   つまり住民からの魔力補給が可能となったが最後、人間が全て捕食されるまで倒す事が
   不可能になってしまうわけです。

Q5:アーサー王に湖の乙女の加護なんてあったっけ?
A5:恐らくエクスカリバーやアヴァロンに関する伝承に起因しているのかと。
   伝承ではカリバーンが折れたアーサー王にエクスカリバーを授けたり、カムランの戦いで
   傷ついたアーサー王をアヴァロンへと運んだりしています。
   そのため、セイバーの持つ水上歩行能力はこの伝承に起因しているものと推測できる訳
   です。
   余談ではありますが原作ファンディスク「hollow ataraxia」でもこの能力は登場しており、
   プールで水泳の練習中にちょっかいをかけてきたランサー相手に水上歩行で追い掛け回
   しています。(その後ランサーがボコボコにされたのは言うまでもない)

Q6:聖杯戦争って始まってどの位時間が経ったの?
A6:ギルガメッシュとアサシンの戦いを1日目とした場合、13話終了時点で4日目です。
   以下に13話までの主な時系列を書き記していきます。(赤字は作中表記あり)
   11年前 衛宮切嗣、久宇舞弥と出会う 間桐雁夜、間桐家を出奔
   9年前 アインツベルン、衛宮切嗣を養子として迎え入れる。衛宮切嗣現役引退
        遠坂時臣、葵に婚約を申し入れる。
   8年前(第1話) イリヤスフィール・フォン・アインツベルン誕生
   7年前 遠坂凛・間桐慎二・衛宮士郎誕生
   6年前 遠坂(間桐)桜誕生
   5年前 言峰綺礼結婚 雨生龍之介、実姉を殺害し死体を隠匿する
   4年前 カレン・オルテンシア誕生
   3年前(第1話) 言峰綺礼、妻と死別。令呪を授かり父・璃正の仲介で遠坂時臣と出会う。
             ウェイバー・ベルベット、時計塔へ赴きケイネスの弟子となる。
             衛宮切嗣と久宇舞弥が聖杯戦争に備えて冬木市を下見。
   1年前(第1話) 遠坂桜、間桐の養子となる。間桐雁夜、10年振りに帰宅。
             桜の解放を条件に聖杯戦争への参加を決意する。

   約1ヶ月前(第1話) ウェイバー・ベルベット、イスカンダルのマントを強奪し日本へ逃亡
   4日前(第1話) 衛宮切嗣、遠坂時臣、間桐雁夜、ウェイバー・ベルベット、サーヴァントを召喚
   2日前(第2話) 久宇舞弥、冬木市に到着する。衛宮切嗣、イリヤスフィールと胡桃の新芽探し
             に興じる。雨生龍之介がキャスターを召喚

   1日目夜(第2話) アサシンが遠坂邸を襲撃するもアーチャーに撃退される
   2日目昼(第3話) 衛宮切嗣、久宇舞弥と合流。セイバーとアイリスフィールが冬木市へ
   2日目夜(第3~6話) 倉庫街でセイバーとランサーが激突しセイバーが左腕を負傷。
                 セイバー、国道でキャスターと遭遇する
                 衛宮切嗣、ケイネスの拠点を建物ごと爆破する
                 久宇舞弥、言峰綺礼の襲撃を受ける

   3日目朝(第7話) ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが新たな拠点へ移動
              言峰璃正、暫定ルール変更の発令を行う

   3日目昼 ライダーが未遠川の水を採取
   3日目夜(第7~11話) セイバー、ランサーと共にキャスターと戦闘を行う
                  衛宮切嗣、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトを再起不能にする
                  久宇舞弥、アイリスフィールと共に言峰綺礼を迎撃して負傷
                  ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ、ケイネスから令呪を受け継ぐ
                  ウェイバー・ベルベット、ライダーと共にキャスターの工房を破壊する
                  遠坂凛、冬木市で雨生龍之介と遭遇する
                  ライダーとアーチャーがアインツベルン城を来訪する
                  ライダーの宝具によってアサシンが消滅する

   4日目朝(第12・13話) 衛宮切嗣、久宇舞弥からライダーの宝具の情報を得る
                  雨生龍之介、キャスターと共に工房に帰還
                  ウェイバー・ベルベット、イスカンダルの伝記を読みに書店へ向かう

   4日目昼(第12話) アイリスフィール・フォン・アインツベルン、舞弥の案内で新たな拠点に移る
   4日目夕(第12・13話) 言峰綺礼、アーチャーとの会話中に新たな令呪を授けられる
                  キャスターが未遠川で海魔の召喚を開始する

   4日目夜(第13話) 海魔への対処のため、セイバー・ランサー・ライダーの共闘が成立

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