番長4失点も通算149勝目 [横浜DeNAベイスターズ2012]

昨日の試合は初回に2点を先制しながらも中盤に先発が大炎上を起こし、逆転負けを喫してしま
った横浜DeNAベイスターズ。対オリックス戦の連敗を止めはしたものの、今度は対埼玉西武戦
の大型連敗に突入しそうな予感があるのだが……
さて本日の横浜DeNA先発は三浦、対する埼玉西武の先発は牧田。
その結果は……

DeNA 7-5 埼玉西武 で、ベイスターズの勝利です……[手(チョキ)]

埼玉西武ライオンズ第4回戦(西武ドーム)
TEAM123456789101112RHE
DeNA000051001---7100
埼玉西武000310010---590




勝利投手:三浦大輔 6勝 2敗  セーブ:山口俊 1敗 1H 7S
敗戦投手:牧田和久 3勝 5敗
本塁打:中村剛也 第8号(4回スリーラン) 第9号(8回ソロ) 上本達之 第2号(5回ソロ)
横浜DeNAベイスターズ
荒波(中) 石川(二) 中村紀(一) ラミレス(DH) 下園(左) 筒香(三) 金城(右) 黒羽根(捕)
藤田(遊)
三浦(6回)→篠原(1/3)→加賀(2/3)→藤江→山口-黒羽根
埼玉西武ライオンズ
片岡(二) 栗山(左) 中島(遊) 中村(一) 秋山(中) ヘルマン(三) 大崎(右) 炭谷(捕) 上本(DH)
牧田(4回2/3)→大石(1/3)→松永(1回1/3)→十亀(1回2/3)→武隈(0/3)→長田
-炭谷(6回)→星孝


連勝で締め括った5月の勢いを活かして6月は白星スタートと行きたかったところだが、予想だに
しなかった大量失点で大敗を喫した横浜DeNAとしては、今日の三浦で連敗を避けたいところ。
しかし今日の相手が牧田だけに、一筋縄ではいかない。

試合内容は横浜DeNA先発三浦はボール先行の慎重な投球ながら上手く相手に手を出させな
がら凡打を築いていけば、埼玉西武先発の牧田はストライク先行のイケイケ投球ながらも上手く
打ち気を逸らせながら凡打の山を築かせ、初回・2回は牧田が四死球を1つ与えただけで互いに
被安打0の静かな立ち上がり。
3回、横浜DeNAは藤田が牽制死した後の2死から荒波がヒットと盗塁で、埼玉西武は先頭打者
の大崎がヒットと送りバントでそれぞれ2塁に進塁するも後続が繋がらず、試合は投手戦の色合
いを徐々に強くしていく。

試合が動いたのは牧田の前に三者凡退に抑えられた直後の4回裏、三浦は二周り目に入った
埼玉西武打線に捕まり栗山のツーベースと中島のヒットで無死1・3塁とされると、中村にはフル
カウントから4試合連発となるスリーランを浴びて3失点。幸い後続を三者凡退に抑え、これ以上
の連打を許さなかった三浦ではあったが、横浜DeNAは牧田相手に3点のビハインドを背負う苦
しい戦いを強いられることになってしまう。
しかし、横浜DeNAの反撃は予想よりも遥かに早かった。
3点を先制された直後の5回表、筒香がヒットで出塁すると金城はセカンドゴロに倒れるも走者が
入れ替わり、黒羽根は三振に倒れるが藤田は四球を選んで2死1・2塁。
昨日はチャンスで凡退した荒波が走者一掃となるタイムリーツーベースで2点を返すと、続く石川
がタイムリースリーベースを放って一気に同点に追いつき、あっという間に試合を振り出しに戻せ
ば中村紀にもタイムリーが飛び出し3連打で一気に逆転。
集中打で4点を奪い、難敵・牧田をマウンドから引き摺り下ろす事に成功すれば、替わった大石か
らラミレスもタイムリーヒットを放ち、3点のビハインドが一転して2点のリードに変わった。

ところがせっかくリードを貰った三浦もまた、波に乗っていけない。
逆転してもらった直後の5回裏1死、9番上本に対してフルカウントからソロホームランを許して4
点目を失ってしまい、前日の高崎同様中村・上本にアベック弾を献上してしまう。
しかし投手の不安定さと言う点に於いては埼玉西武も負けていない。
2番手の大石は6回表、筒香・金城に連続四球を与えて降板すると3番手の松永は黒羽根に進
塁打を許して1死2・3塁とされると、藤田にスクイズを決められてヒット0本で1点。
横浜DeNAが、一度は詰められた点差を再び2点に広げる。

8回裏、4番手の藤江が中村にソロホームランを浴びて再び1点差まで詰め寄られるも、9回表に
は5番手武隈から藤田がヒットと武隈の暴投で2塁へ進むと、三度荒波がタイムリーツーベースを
放って2点差。
最後は山口が三者凡退に仕留めて横浜DeNAが勝利し、4失点を喫しながらも三浦がリーグ2位
となる6勝目を挙げ、これで通算150勝に王手をかけた。


というわけで、おかわりくんや上本に一発を被弾したものの、見事にチーム最多となる6勝目を挙
げた番長ですが、相変わらずチーム勝ち星の半分近くを稼ぎ出しているわけで、未だに番長依存
からチームが脱却出来ていないことが浮き彫りとなっていますね。
加えて開幕当初は登録と抹消を繰り返す十分な間隔を空けての登板だったものの、5月に入って
からは通常通りにローテーションを回している中でチームの勝ち頭。
勿論4月は打線の援護が得られなかったという事情もあるが、それを差し引いても複数勝利を収
めている先発投手は三浦以外だと高崎の2勝が最高という状況を鑑みれば、いかに三浦が試合
を作り、孤軍奮闘しているかが数字から窺えますね。
高崎も含めて、先発を任される若手投手陣は本当に奮起して貰いたいです。
で、今日の三浦の投球内容に関してはまあ、悪いなりに纏めてきたかな、と。
寧ろ今年は本当に獅子奮迅の働きをしているだけに、内容悪くても番長を責められないです。

加賀は中島の調子の悪さに助けられたかな?という内容。逆に藤江は今シーズン初めて自責点
が付いてしまったわけですが、交流戦に入ってからそれまで7本塁打と大当たり中のおかわりくん
が相手だっただけに仕方ない、と割り切りましょう。
野手に関しては荒波が昨日の懲罰交代で奮起したのか、今日は3安打3打点に1盗塁を決め、守
ってもヒットになりそうな打球を捕るなど攻守に渡る活躍。ノリさんが調子を落としてきているけど、
逆に筒香・石川・藤田が調子を上げてきているので上手くカバー出来そうですね。

さて、明日は移動日でお休み。
明後日から千葉ロッテ戦ですが、成瀬・唐川とは当たらないと言っても中日相手に打ちまくった相
手だけに、投手陣が何処まで踏ん張れるかが勝負の鍵かな?と思います。

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あずにゃんファンクラブ

昨日の試合は土曜日の試合でキヨシさんから懲罰交代を命じられた、荒波の攻守にわたる活躍が光りました。まず攻では3点を追う5回2アウト2塁1塁からライトフェンス直撃の2点タイムリーで反撃ののろしをあげ、石川、ノリ、ラミレスも続き一挙5得点のビックイニングに結びつきました。さらに一点差に追い上げられた9回にはノーアウト2塁からバスターヒッティングで右中間を破り貴重なタイムリーとなりました。そしてこの試合3安打で打率を3割5厘に乗せ、セリーグ打率トップに躍り出ました。さらに守備でも6回秋山の左中間の浅い飛球を ダイビングキャッチ、さらに8回大崎の右中間の大飛球をジャンピングキャッチと、昨日はキヨシさんの言うとおりの「荒波デー」でしたね。
by あずにゃんファンクラブ (2012-06-04 11:41) 

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