交流戦目前 セ・リーグ編 [スポーツ]
シーズンの行方を占う大事な大事な交流戦を目前に控え、
ここまでの各チームの状況というものを。
今回はセ・リーグ６球団のお話。
読売ジャイアンツ ２４勝１２敗０分
開幕カードで東京ヤクルトに負け越し、９連戦中には阪神に３たてを喰らったが、
開幕前の下馬評通りに首位に居る巨人。
出遅れていた昨年の勝ち頭であるグライシンガーは不在、
オビスポや最多勝を争ったゴンザレスが調子の上がらない中で、
内海・東野が穴を埋め、FAで獲得した藤井の好投で勝ちを拾い、
先発が崩れても久保が立て直してきた。
骨折によるクルーンの離脱、想定以上に不安定なコバマサ、
調子が上がってこない豊田、伸び悩む金刃など、
中継ぎに相変わらず大きな不安を抱えているが、
緊急措置として先発転向した山口を再び中継ぎへと戻し、
風神雷神コンビを復活させたものの、昨年までの安定感は影を薄めている。
その一方で攻撃陣に関しては他球団が羨むほどの層の厚さを誇示し、
負傷離脱の松本や不振の亀井抜きでも圧倒的な破壊力を見せ付けた。
懸念されていたゴンザレスは調子が上向き、
グライシンガーが戦列に戻れば一見隙は無いように思われるが、
最大のウィークポイントは中継ぎにある。
連覇を支えている風神雷神に掛る過度な負担を何処まで軽減できるか？
４連覇を成し遂げるためには久保以外にもせめて２～３人、
安定した中継ぎ投手の出現が必要になるのだが……
阪神タイガース ２１勝１４敗０分
開幕前に右肩に故障を抱えたまま強行出場していた金本の守備の穴を狙い打たれる形で、
４月の上旬まではBクラスに甘んじていた阪神だが、
金本が英断によってスタメンから外れたことでチームが息を吹き返してきた。
しかし、９連戦中に甲子園で行われた事実上の首位決戦に３連勝するも、
鬼門であるナゴヤドームで中日に負け越したことで巨人戦の貯金を吐き出し、
序盤の出遅れの影響もあって現在は巨人の後塵を拝しているが、
セ・リーグの中で唯一巨人に勝ち越しているのも阪神である。
城島の加入や狩野の外野コンバートなどもあって、金本抜きでも打線は厚みを保ち、
電撃引退した赤星の穴を新加入のマートンや若き後継者の藤川俊が埋めている。
攻撃面に関しては４番に座った新井が不調に悩まされているものの、
際立った不安点は見当たらないのだが、
守備面に目を移すと頭を抱えたくなるほどの大きな不安が存在する。
特に酷いのは外野守備で、レフトフライを後逸してスリーベースにした葛城、
ライトオーバーのクッションボールの処理に手間取ってスリーベースにした桜井と、
外野の要であった赤星と金本不在の穴はかなり大きい。
スローイングの出来ない金本が外れたことで鳥谷の負担は多少軽くなったが、
比較的広い甲子園球場を本拠地に持ちながら、
１２球団最低レベルの外野守備力という致命的な弱点を有している。
投手陣にしても開幕前に故障し、２年連続前半戦を棒に振ることが確定した岩田に加え、
能見も右足甲を骨折していることが判明して交流戦は絶望。
安藤も背信投球の連続で無期限２軍調整となり、先発投手の頭数が足りない上に、
メッセンジャーもここまではウィリアムスやアッチソンの代わりとなるほどの成績を残せず、
中継ぎの負担が西村憲と久保田にのしかかっている状況である。
外野の守備と投手という二つの大きなウィークポイントを抱える阪神。
打線が早めに援護して外野の守備を固める位しか今のところ対策は無いのだが、
中日の英智のような外野守備のスペシャリストを有しているわけでもなく、
守備面に於ける不安を払拭することは出来ない。
従って打線の好不調がそのままチーム浮沈に直結してくる。
今後、最も苦しい戦いを強いられかねないチーム状況を打開する術はあるのか？
中日ドラゴンズ ２０勝１８敗１分
昨年は２位ながら首位巨人と１０ゲーム以上離される、という屈辱を味わった落合竜。
大きな戦力補強をすることなく、あくまでも現有戦力の底上げで覇権奪回を目論み、
２年越しとなるアライバコンバートに不退転の覚悟で挑むも、
肝心の荒木はまたしても開幕前に故障で離脱。
ようやく戻ってきたと思ったら今度は９連戦中に井端が、
死球の影響で登録抹消となりなかなかセンターラインを固められない。
昨年最多勝のタイトルを獲得した吉見、
最優秀防御率のタイトルを取ったチェンを始め、小笠原や朝倉も安定していない。
新外国人のバルデスはまだ慣れていないためなのか簡単に打ち込まれ、
６回を投げきったことが無い。
セ・リーグ一の投手王国と言われた中日らしからぬ投手陣の不調だが、
中継ぎ投手に関しては心配するほど不調に陥っているわけではなく、
先発は昨年は不振に喘いだ中田が復活の兆しを見せ始めたのが朗報といえる。
尤も、最低でも吉見とチェンの復調を前提とした場合の朗報、なのだが……
右の中継ぎエースである浅尾の他に、
昨年は中田同様期待されながら不本意な成績に終わった高橋が、
左の中継ぎエースへ覚醒する兆しを見せ始めている。
打撃陣に関しては打率と得点圏打率が共に４割を越える３番森野、
一発の破壊力は折り紙付きの４番ブランコ、
リーグトップの本塁打と出塁率を誇る５番和田というクリーンナップは脅威。
しかし井端を６番にして見たり２番にして見たりと、
３～５番以外の打順は流動的なことが多く、なかなか固定出来ずにいたが、
セサルを外した４月の下旬辺りからようやく打順が固定できるようになって来た。
昨年同様虎の鬼門・ナゴヤドームで直接のライバルになるであろう阪神は叩き、
お得意様にされた東京ヤクルトを此処まではあしらってきたのだが、
今度は鯉に足元を掬われる形で負け越しており、
下位３チーム相手での取りこぼしの差で３位に沈んでいる。
昨年の東京ヤクルトを相手にした時同様、
いつまでもカープに足元を掬われている状況が続くようでは今年も難しいだろう。
鍵を握るのは吉見とチェンの復調なのだが……
横浜ベイスターズ １６勝２０敗０分
２年連続でダントツの最下位という屈辱にまみれたシーズンを過ごし、
人心一新、新しい球団社長の下にスタートした新体制は、
読売の現役投手総合コーチだった尾花さんを新監督として招聘。
分析野球を掲げてチームの建て直しを行ってきた。
圧倒的に不足する先発投手の補強として千葉ロッテから清水をトレードで獲得、
更に守護神候補としてブーチェックを獲得し、山口を先発転向させるも、
肝心のブーチェックは一向に調子が上がらず２軍落ちを喫し、
開幕直前に山口を再び抑えに配置転換。
開幕投手を務めるはずだった三浦も肩の張りで調整が遅れ、
開幕前の最終テストで大炎上を起こして再調整を行うなど、
スタート前にゴタゴタした挙句吉見も大炎上でシーレ落ちを喫し、
中継ぎの加賀を先発へ回すなどして急場を凌いできた。
加藤康介が結果を出せずに２軍で再調整を強いられる中、
不足している左の中継ぎを放出してまで日ハムから獲得した江尻が獅子奮迅の活躍、
今季セットアッパーに抜擢された牛田や山口と勝利の方程式を形成し、
チームの勝利を支えている。
先発投手は三浦が戦線に戻りはしたものの不安定な内容が多く、
開幕投手を務めたランドルフは各球団のエース級との勝負を余儀なくされ、
結果として未だに白星を上げることが出来ずにいる。
大家の復帰によって若干の安定感は戻ってきたものの、
清水は膝の負傷の完治具合がはっきりとせず無理が利くか判らない状況。
寺原は昨年同様に持病の肘痛が発生して現在は戦線離脱を余儀なくされている。
交流戦直前こそスレッジの不在で敗戦を強いられたが、
長らく不在であった左の長距離砲の獲得で打線は厚みを増したのだが、
昨年から不振が続く吉村は一向に改善の余地が見受けられず遂に２軍落ち。
金城も極度の打撃不振によって２軍落ちを余儀なくされ、
現在外野は攻守共に手薄な状況となっている。
新外国人のカスティーヨは取るまでは上手いのだが、その後の送球に難がある。
取ってから投げるまでは非常に早いのだが、制球は悪く悪送球になることもしばしば。
そして極めて残念な事に、これが勝敗に直結したケースも１度や２度ではない。
ただし、最近雑になってきたとはいえ一発も打てる打撃は魅力である。
昨年はボロボロだった打撃陣が、上位に石川・下位に武山を用いることで、
打線として機能するようになってきたことは非常に大きい。
一方で投手陣では勝利を支えてきたのが実質的に中継ぎ投手であることが気に掛る。
中継ぎの負担を軽減できない限り落ちるしかないのだが……
広島東洋カープ １５勝２２敗０分
昨年クライマックスシリーズ争いに敗れて解任されたブラウン監督に代わり、
生え抜きの野村謙二郎新監督を迎えて巻き返しを図った広島。
ところがマエケンで初戦を飾りはしたものの、その後は連敗続き。
加えて打線は深刻なまでのタイムリー欠乏症に喘ぎ、
カープが一年で尤も強い春先に最下位に転落する悲劇を味わった。
ルイスの電撃退団、大竹の故障という先発の大きな穴は、
如何に次代を期待される若きエース候補の前田健太といえども埋められなかった。
前田と並ぶ左のエース候補として期待される齊藤も些か期待はずれ、
ルイスの穴を埋めるべく獲得したジオとスタルツは共に振るわず、
辛うじて青木高とマエケンでチームを支えている状況である。
広角に打てるアベレージヒッターというふれこみだったフィオや、
一発の破壊力があるというふれこみだったヒューバーは不振続きだったが、
フィオは徐々にその力を発揮し始めて、得点圏打率は４割に到達する。
加えて同じく不振に喘いでいた主砲・栗原もようやく調子を上げてきたのか、
貧打に喘いでいた４月が嘘の様に、５月になってから打線が爆発している。
故障で２軍落ちした守護神・永川の代わりをシュルツが、
復活を期す梅津や横山、横浜から移籍３年目の岸本がよく働き、
中継ぎに少しづつ安定感が生まれ始めている反面で、
復帰した高橋健は最初こそ登板試合で味方が逆転して勝ち投手になっていたが、
東京ドームで谷に満塁本塁打を浴びて以降は急激に調子が低下している。
序盤に天谷の離脱があったものの、野手陣の大きなトラブルはこれだけ。
打線は鯉幟のように５月に入ってから上り調子なので、
大竹復帰の目処が立たない以上、先発投手陣を何処まで再整備できるかが鍵となる。
大竹待ちなんて悠長なことを言っていれば、
シーズンは間違い無く終わる事になるのだが……
東京ヤクルトスワローズ １３勝２３敗１分
昨年、史上初の勝率５割未満でクライマックスシリーズ出場を成し遂げ、
一部で物議を醸し出す事となった東京ヤクルト。
今年は前半戦不調に泣かされた青木も万全で、
異論の挟む余地など無いすっきりとした形でのクライマックスシリーズ出場に向け、
開幕カードの巨人に勝ち越して最高のスタートを切ったはずだったのだが、
福地・相川ら主力の相次ぐ故障や極度の不振によってチームは失速。
開幕投手を務めた石川は自己ワーストとなる６連敗を喫し、
横浜のランドルフ同様開幕投手の中では未だに勝ち星が無い。
最多勝争いをしたものの調整不足で出遅れていた館山もまた、
同じように出遅れていた横浜・三浦同様に不安定な投球内容を披露している。
昨年、幾度となく肉刺を潰して１軍と２軍を往復し新人王を逃した由規は、
雪辱を期してシーズンに臨み、開幕カードの巨人戦で結果を残すが、
昨年同様天敵の横浜に打ち込まれてから完全に調子を崩してしまった。
そして新・巨人キラーへと成長を遂げた左腕の村中だったが、
昨年は手玉に取った横浜に打ち込まれ、４敗のうち３敗が横浜戦という相性の悪さ。
五十嵐が抜けたことで心配された中継ぎではあったが、
昨年同様松岡と林、これに押本が加わりやや安定感に欠けるも結果は残している。
加えて試合を一から組み立てなおすリセッターの増渕や加藤といった若手が、
起用に応えて結果は出している。
一方野手は怪我や不調によって青木以外が揃って機能不全に陥った。
デントナ・ガイエルの同時不振がそれに輪をかけており、
スタメンから外したり毎試合打順を変更して見たりと、
固定されているのは３番青木と９番に投手を入れることだけで、
残りは全て日替わりオーダーというのだから、
監督の迷走っぷりがそのまま東京ヤクルトの打順に現れてしまっている。
打順が変わる、役割が変わって調子を掴むきっかけを失う、調子を落とす、
という負のスパイラルに囚われていた東京ヤクルト打線でしたが、
最後の中日戦でデントナ・ガイエルに一発が飛び出して快勝。
これが復調のきっかけになれば、まだまだ上に上がってくる可能性も。
何故ここに来て日替わり打線などという節操無さに出たのかは謎ですが、
少なくとも日替わり打線やっている限り東京ヤクルトは勝てないと思います。
なので打線の固定、それもクリーンナップの固定が不可欠ですね。
好不調に関らず、ここを固定出来ているチームほど上位に居る、
というのは事実です。
あとは他の繋ぎの打線が機能しているほど上位に居るので、
まずはクリーンナップの固定からでしょう。
さて、セ・リーグは横浜が少々不甲斐無くて巨人の銀行化を始めており、
巨人の一方的な展開になりつつあります。
一応阪神は巨人に、中日は阪神に、巨人は中日に勝ち越しており、
これだけを見れば三竦み状態ではありますが、
中日は広島に足元を掬われていますし、阪神は横浜に対して大きく勝ち越せない。
そのため、阪神以外から満遍なく勝ち越している巨人が、
独走態勢に移行しつつあるというのは少々悲しいことですね。
東京ヤクルトは一体何処で立ち直ってくるのか？
迷走が続くようだと危険だと思いますね。
数字上ではいい試合をしているんだけど、攻守に渡って記録に残らないミスが多い横浜。
これを減らしていくことが出来れば、もう少し勝ち星は増えてくるはずなんですけどね。
さて、その横浜ですが、DHはスレッジかアチャが濃厚でしょう。
残念ながら筒香の昇格はほぼ無いと思ってくださいね。
いよいよ明日からセ・パ交流戦。
横浜はパ・リーグ２位の千葉ロッテとの対戦となるわけですが、
横浜先発は先に清水か、それとも大家か……
千葉ロッテはマーフィー？それとも俊介？
千葉マリンでの試合なので、俊介相手だと打てる気がしませんね。
ここまでの各チームの状況というものを。
今回はセ・リーグ６球団のお話。
読売ジャイアンツ ２４勝１２敗０分
開幕カードで東京ヤクルトに負け越し、９連戦中には阪神に３たてを喰らったが、
開幕前の下馬評通りに首位に居る巨人。
出遅れていた昨年の勝ち頭であるグライシンガーは不在、
オビスポや最多勝を争ったゴンザレスが調子の上がらない中で、
内海・東野が穴を埋め、FAで獲得した藤井の好投で勝ちを拾い、
先発が崩れても久保が立て直してきた。
骨折によるクルーンの離脱、想定以上に不安定なコバマサ、
調子が上がってこない豊田、伸び悩む金刃など、
中継ぎに相変わらず大きな不安を抱えているが、
緊急措置として先発転向した山口を再び中継ぎへと戻し、
風神雷神コンビを復活させたものの、昨年までの安定感は影を薄めている。
その一方で攻撃陣に関しては他球団が羨むほどの層の厚さを誇示し、
負傷離脱の松本や不振の亀井抜きでも圧倒的な破壊力を見せ付けた。
懸念されていたゴンザレスは調子が上向き、
グライシンガーが戦列に戻れば一見隙は無いように思われるが、
最大のウィークポイントは中継ぎにある。
連覇を支えている風神雷神に掛る過度な負担を何処まで軽減できるか？
４連覇を成し遂げるためには久保以外にもせめて２～３人、
安定した中継ぎ投手の出現が必要になるのだが……
阪神タイガース ２１勝１４敗０分
開幕前に右肩に故障を抱えたまま強行出場していた金本の守備の穴を狙い打たれる形で、
４月の上旬まではBクラスに甘んじていた阪神だが、
金本が英断によってスタメンから外れたことでチームが息を吹き返してきた。
しかし、９連戦中に甲子園で行われた事実上の首位決戦に３連勝するも、
鬼門であるナゴヤドームで中日に負け越したことで巨人戦の貯金を吐き出し、
序盤の出遅れの影響もあって現在は巨人の後塵を拝しているが、
セ・リーグの中で唯一巨人に勝ち越しているのも阪神である。
城島の加入や狩野の外野コンバートなどもあって、金本抜きでも打線は厚みを保ち、
電撃引退した赤星の穴を新加入のマートンや若き後継者の藤川俊が埋めている。
攻撃面に関しては４番に座った新井が不調に悩まされているものの、
際立った不安点は見当たらないのだが、
守備面に目を移すと頭を抱えたくなるほどの大きな不安が存在する。
特に酷いのは外野守備で、レフトフライを後逸してスリーベースにした葛城、
ライトオーバーのクッションボールの処理に手間取ってスリーベースにした桜井と、
外野の要であった赤星と金本不在の穴はかなり大きい。
スローイングの出来ない金本が外れたことで鳥谷の負担は多少軽くなったが、
比較的広い甲子園球場を本拠地に持ちながら、
１２球団最低レベルの外野守備力という致命的な弱点を有している。
投手陣にしても開幕前に故障し、２年連続前半戦を棒に振ることが確定した岩田に加え、
能見も右足甲を骨折していることが判明して交流戦は絶望。
安藤も背信投球の連続で無期限２軍調整となり、先発投手の頭数が足りない上に、
メッセンジャーもここまではウィリアムスやアッチソンの代わりとなるほどの成績を残せず、
中継ぎの負担が西村憲と久保田にのしかかっている状況である。
外野の守備と投手という二つの大きなウィークポイントを抱える阪神。
打線が早めに援護して外野の守備を固める位しか今のところ対策は無いのだが、
中日の英智のような外野守備のスペシャリストを有しているわけでもなく、
守備面に於ける不安を払拭することは出来ない。
従って打線の好不調がそのままチーム浮沈に直結してくる。
今後、最も苦しい戦いを強いられかねないチーム状況を打開する術はあるのか？
中日ドラゴンズ ２０勝１８敗１分
昨年は２位ながら首位巨人と１０ゲーム以上離される、という屈辱を味わった落合竜。
大きな戦力補強をすることなく、あくまでも現有戦力の底上げで覇権奪回を目論み、
２年越しとなるアライバコンバートに不退転の覚悟で挑むも、
肝心の荒木はまたしても開幕前に故障で離脱。
ようやく戻ってきたと思ったら今度は９連戦中に井端が、
死球の影響で登録抹消となりなかなかセンターラインを固められない。
昨年最多勝のタイトルを獲得した吉見、
最優秀防御率のタイトルを取ったチェンを始め、小笠原や朝倉も安定していない。
新外国人のバルデスはまだ慣れていないためなのか簡単に打ち込まれ、
６回を投げきったことが無い。
セ・リーグ一の投手王国と言われた中日らしからぬ投手陣の不調だが、
中継ぎ投手に関しては心配するほど不調に陥っているわけではなく、
先発は昨年は不振に喘いだ中田が復活の兆しを見せ始めたのが朗報といえる。
尤も、最低でも吉見とチェンの復調を前提とした場合の朗報、なのだが……
右の中継ぎエースである浅尾の他に、
昨年は中田同様期待されながら不本意な成績に終わった高橋が、
左の中継ぎエースへ覚醒する兆しを見せ始めている。
打撃陣に関しては打率と得点圏打率が共に４割を越える３番森野、
一発の破壊力は折り紙付きの４番ブランコ、
リーグトップの本塁打と出塁率を誇る５番和田というクリーンナップは脅威。
しかし井端を６番にして見たり２番にして見たりと、
３～５番以外の打順は流動的なことが多く、なかなか固定出来ずにいたが、
セサルを外した４月の下旬辺りからようやく打順が固定できるようになって来た。
昨年同様虎の鬼門・ナゴヤドームで直接のライバルになるであろう阪神は叩き、
お得意様にされた東京ヤクルトを此処まではあしらってきたのだが、
今度は鯉に足元を掬われる形で負け越しており、
下位３チーム相手での取りこぼしの差で３位に沈んでいる。
昨年の東京ヤクルトを相手にした時同様、
いつまでもカープに足元を掬われている状況が続くようでは今年も難しいだろう。
鍵を握るのは吉見とチェンの復調なのだが……
横浜ベイスターズ １６勝２０敗０分
２年連続でダントツの最下位という屈辱にまみれたシーズンを過ごし、
人心一新、新しい球団社長の下にスタートした新体制は、
読売の現役投手総合コーチだった尾花さんを新監督として招聘。
分析野球を掲げてチームの建て直しを行ってきた。
圧倒的に不足する先発投手の補強として千葉ロッテから清水をトレードで獲得、
更に守護神候補としてブーチェックを獲得し、山口を先発転向させるも、
肝心のブーチェックは一向に調子が上がらず２軍落ちを喫し、
開幕直前に山口を再び抑えに配置転換。
開幕投手を務めるはずだった三浦も肩の張りで調整が遅れ、
開幕前の最終テストで大炎上を起こして再調整を行うなど、
スタート前にゴタゴタした挙句吉見も大炎上でシーレ落ちを喫し、
中継ぎの加賀を先発へ回すなどして急場を凌いできた。
加藤康介が結果を出せずに２軍で再調整を強いられる中、
不足している左の中継ぎを放出してまで日ハムから獲得した江尻が獅子奮迅の活躍、
今季セットアッパーに抜擢された牛田や山口と勝利の方程式を形成し、
チームの勝利を支えている。
先発投手は三浦が戦線に戻りはしたものの不安定な内容が多く、
開幕投手を務めたランドルフは各球団のエース級との勝負を余儀なくされ、
結果として未だに白星を上げることが出来ずにいる。
大家の復帰によって若干の安定感は戻ってきたものの、
清水は膝の負傷の完治具合がはっきりとせず無理が利くか判らない状況。
寺原は昨年同様に持病の肘痛が発生して現在は戦線離脱を余儀なくされている。
交流戦直前こそスレッジの不在で敗戦を強いられたが、
長らく不在であった左の長距離砲の獲得で打線は厚みを増したのだが、
昨年から不振が続く吉村は一向に改善の余地が見受けられず遂に２軍落ち。
金城も極度の打撃不振によって２軍落ちを余儀なくされ、
現在外野は攻守共に手薄な状況となっている。
新外国人のカスティーヨは取るまでは上手いのだが、その後の送球に難がある。
取ってから投げるまでは非常に早いのだが、制球は悪く悪送球になることもしばしば。
そして極めて残念な事に、これが勝敗に直結したケースも１度や２度ではない。
ただし、最近雑になってきたとはいえ一発も打てる打撃は魅力である。
昨年はボロボロだった打撃陣が、上位に石川・下位に武山を用いることで、
打線として機能するようになってきたことは非常に大きい。
一方で投手陣では勝利を支えてきたのが実質的に中継ぎ投手であることが気に掛る。
中継ぎの負担を軽減できない限り落ちるしかないのだが……
広島東洋カープ １５勝２２敗０分
昨年クライマックスシリーズ争いに敗れて解任されたブラウン監督に代わり、
生え抜きの野村謙二郎新監督を迎えて巻き返しを図った広島。
ところがマエケンで初戦を飾りはしたものの、その後は連敗続き。
加えて打線は深刻なまでのタイムリー欠乏症に喘ぎ、
カープが一年で尤も強い春先に最下位に転落する悲劇を味わった。
ルイスの電撃退団、大竹の故障という先発の大きな穴は、
如何に次代を期待される若きエース候補の前田健太といえども埋められなかった。
前田と並ぶ左のエース候補として期待される齊藤も些か期待はずれ、
ルイスの穴を埋めるべく獲得したジオとスタルツは共に振るわず、
辛うじて青木高とマエケンでチームを支えている状況である。
広角に打てるアベレージヒッターというふれこみだったフィオや、
一発の破壊力があるというふれこみだったヒューバーは不振続きだったが、
フィオは徐々にその力を発揮し始めて、得点圏打率は４割に到達する。
加えて同じく不振に喘いでいた主砲・栗原もようやく調子を上げてきたのか、
貧打に喘いでいた４月が嘘の様に、５月になってから打線が爆発している。
故障で２軍落ちした守護神・永川の代わりをシュルツが、
復活を期す梅津や横山、横浜から移籍３年目の岸本がよく働き、
中継ぎに少しづつ安定感が生まれ始めている反面で、
復帰した高橋健は最初こそ登板試合で味方が逆転して勝ち投手になっていたが、
東京ドームで谷に満塁本塁打を浴びて以降は急激に調子が低下している。
序盤に天谷の離脱があったものの、野手陣の大きなトラブルはこれだけ。
打線は鯉幟のように５月に入ってから上り調子なので、
大竹復帰の目処が立たない以上、先発投手陣を何処まで再整備できるかが鍵となる。
大竹待ちなんて悠長なことを言っていれば、
シーズンは間違い無く終わる事になるのだが……
東京ヤクルトスワローズ １３勝２３敗１分
昨年、史上初の勝率５割未満でクライマックスシリーズ出場を成し遂げ、
一部で物議を醸し出す事となった東京ヤクルト。
今年は前半戦不調に泣かされた青木も万全で、
異論の挟む余地など無いすっきりとした形でのクライマックスシリーズ出場に向け、
開幕カードの巨人に勝ち越して最高のスタートを切ったはずだったのだが、
福地・相川ら主力の相次ぐ故障や極度の不振によってチームは失速。
開幕投手を務めた石川は自己ワーストとなる６連敗を喫し、
横浜のランドルフ同様開幕投手の中では未だに勝ち星が無い。
最多勝争いをしたものの調整不足で出遅れていた館山もまた、
同じように出遅れていた横浜・三浦同様に不安定な投球内容を披露している。
昨年、幾度となく肉刺を潰して１軍と２軍を往復し新人王を逃した由規は、
雪辱を期してシーズンに臨み、開幕カードの巨人戦で結果を残すが、
昨年同様天敵の横浜に打ち込まれてから完全に調子を崩してしまった。
そして新・巨人キラーへと成長を遂げた左腕の村中だったが、
昨年は手玉に取った横浜に打ち込まれ、４敗のうち３敗が横浜戦という相性の悪さ。
五十嵐が抜けたことで心配された中継ぎではあったが、
昨年同様松岡と林、これに押本が加わりやや安定感に欠けるも結果は残している。
加えて試合を一から組み立てなおすリセッターの増渕や加藤といった若手が、
起用に応えて結果は出している。
一方野手は怪我や不調によって青木以外が揃って機能不全に陥った。
デントナ・ガイエルの同時不振がそれに輪をかけており、
スタメンから外したり毎試合打順を変更して見たりと、
固定されているのは３番青木と９番に投手を入れることだけで、
残りは全て日替わりオーダーというのだから、
監督の迷走っぷりがそのまま東京ヤクルトの打順に現れてしまっている。
打順が変わる、役割が変わって調子を掴むきっかけを失う、調子を落とす、
という負のスパイラルに囚われていた東京ヤクルト打線でしたが、
最後の中日戦でデントナ・ガイエルに一発が飛び出して快勝。
これが復調のきっかけになれば、まだまだ上に上がってくる可能性も。
何故ここに来て日替わり打線などという節操無さに出たのかは謎ですが、
少なくとも日替わり打線やっている限り東京ヤクルトは勝てないと思います。
なので打線の固定、それもクリーンナップの固定が不可欠ですね。
好不調に関らず、ここを固定出来ているチームほど上位に居る、
というのは事実です。
あとは他の繋ぎの打線が機能しているほど上位に居るので、
まずはクリーンナップの固定からでしょう。
さて、セ・リーグは横浜が少々不甲斐無くて巨人の銀行化を始めており、
巨人の一方的な展開になりつつあります。
一応阪神は巨人に、中日は阪神に、巨人は中日に勝ち越しており、
これだけを見れば三竦み状態ではありますが、
中日は広島に足元を掬われていますし、阪神は横浜に対して大きく勝ち越せない。
そのため、阪神以外から満遍なく勝ち越している巨人が、
独走態勢に移行しつつあるというのは少々悲しいことですね。
東京ヤクルトは一体何処で立ち直ってくるのか？
迷走が続くようだと危険だと思いますね。
数字上ではいい試合をしているんだけど、攻守に渡って記録に残らないミスが多い横浜。
これを減らしていくことが出来れば、もう少し勝ち星は増えてくるはずなんですけどね。
さて、その横浜ですが、DHはスレッジかアチャが濃厚でしょう。
残念ながら筒香の昇格はほぼ無いと思ってくださいね。
いよいよ明日からセ・パ交流戦。
横浜はパ・リーグ２位の千葉ロッテとの対戦となるわけですが、
横浜先発は先に清水か、それとも大家か……
千葉ロッテはマーフィー？それとも俊介？
千葉マリンでの試合なので、俊介相手だと打てる気がしませんね。
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<br>The only question mark? Was the soundtrack - Pete Townsend's I Put A Spell On You and Paul Weller's You Do Something To Me - referring to the clothes, or our new love affair with Agyness?</p><p>Drumroll please... In a brilliant brainwave from Topshop comes their fab new 'Dress Me Up' initiative, which will allow customers to browse that have been donated by our favourite celebrities and designers - and hire them out for just £40!<p>We didn't think it was possible to love Topshop any more than we already do, but once again, the high street haven has proved itself worthy of being top of the shops. </p><p>Celebs such as , and have each donated a to Topshop's Oxford Circus flagship store - and they are all up for hire over the festive period!</p><p></p><p>So imagine turning up to your Christmas do in 's Armani gown, 's Nanette Lepore minidress, or even a bespoke costume from the recent Girls Aloud tour (thank you, !)</p><p>We're particularly got our beady eye on the beautiful pale yellow Burberry Prorsum creation that Freida Pinto wore during the last London Fashion Week... </p><p>And the best part? Yes, it'll only cost you an amazing £40 to look a million dollars for the night. </p><p>This latest venture not only means affordable designer clobber for customers, but also raises money for two very good causes - with all proceeds going to Help the Aged and Age Concern.</p><p>The are available to rent between 7th-23rd December for a maximum of two nights, and a fully-refundable deposit is required (lest you lose, damage or even get tempted to keep said item, God forbid!).</p><p>But should you be lucky enough to bag one of these and find yourself getting overly attached, everyone is able to enter a silent bid to try and win the dresses when they are all auctioned off for charity at the end of the hire period.</p><p>But listen up! Browsing and trying on starts TODAY - so get yourselves down to the ground floor of the Oxford Street store pronto!</p><p></p><p></p></p><p>Notice to our readers…</p><p>We'd like to let you know that this site uses cookies. Without them you may find this site does not work properly and many features may be unavailable. More information on what cookies are and the types of cookies we use can be found </p><p><p>Stars including , Blake Lively, and Alexa Chung were in New York yesterday to help the city celebrate its very first Burberry Day.<br><br><br><br>Held on the day Burberry switched on the lights above its new New York HQ, – and celebs in town were only too happy to get all dressed up to celebrate it.<br><br>The Brits were out in force at the evening shindig, held at The New York Palace Hotel, with posing for photos with Burberry creative director Christopher Bailey, while Hugh Dancy danced with fiancée .</p><p>It's been a big week for the iconic British label, with this September, taking a sabbatical from its usual catwalk home in Milan, to help LFW celebrate its 25th anniversary.</p><p><br><br></p></p><p> and a host of big-name stars last night hit the runway in a celebrity charity catwalk show for 's Fashion for Relief.<br>
Hollister Deutschland http://der-aktienbrief.de/hollister-deutschland/
by Hollister Deutschland (2013-09-09 19:02)
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Hollister http://www.mideastyouth.com/hollister/
by Hollister (2013-09-09 19:03)
<p>Souchi — which makes not just cardis and hoodies but also sports tank dresses in pale cashmere colors, skirts and leggings — has stores of its own in Portland, Oregon, and in Basalt and Aspen, Colorado, and will be opening soon in San Francisco. Hopefully, L.A. will follow, since the fabric weight is perfectly West Coast.</p>Gareth Cattermole/Getty Images <p>If you didn’t get to go to London Fashion Week in September, fear not: a lot of it is heading to Hollywood.</p>
spyder jacket http://www.clackamasartsalliance.org/spyder-jackets-802/
by spyder jacket (2013-09-10 12:14)
<br>Last year, Naomi's Fashion for Relief raised £1 million for the victims of the summer floods in Gloucestershire.</p><p>Central Saint Martins fashion graduate Haizhen Wang has been named as the winner of Fashion Fringe 2012.<br><br>The China-born London-based designer beat off stiff competition from fellow finalists, Teija Eilola and Vita Gottlieb, to scoop the coveted prize at the Fashion Fringe show at Somerset House during London Fashion Week last night.<br><br>This year’s honorary chair of the initiative, Burberry's , presented Wang with his award after all three contenders showed their collections. Not only is he crowned this year’s Fashion Fringe winner, but he also receives more than £100,000 in prize money to nurture his label and a fully-equipped studio at Somerset House for the next two years.<br><br>Wang said of his win: 'I’m really excited. It’s absolutely fantastic. It’s such an amazing opportunity to win. It’s my career’s turning point. I hope everyone enjoyed the show.'<br><br>Bailey added: 'Tonight has been a truly wonderful example of the incredible energy and original creativity flowing through London and Britain at the moment. I was so honoured to chair Fashion Fringe in 2012 and to work with the team to help support and unearth the next generation of exciting designers.<br><br>'I am so excited about charting the progress of Haizhen, this is only the start of his journey! His collection showed an incredible level of originality and craftsmanship. The support and nurturing that Fashion Fringe will provide will give Haizhen a strong framework to continue to really grow as a designer.'<br><br>Wang, who worked at MaxMara, Boudicca and All Saints before setting up his eponymous label in 2010, follows in the footsteps of Erdem, Basso & Brooke and Corrie Nielsen, who are all previous winners of Fashion Fringe. <br><br>Congratulations Haizhen!<br><br><br><br><br></p><p>Notice to our readers…</p><p>We'd like to let you know that this site uses cookies. Without them you may find this site does not work properly and many features may be unavailable. More information on what cookies are and the types of cookies we use can be found </p><p> is the latest fashion star to join the prestigious board of judges for this year's Graduate Fashion Week River Island Gold Award.<br>
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by spyder ski jackets (2013-09-10 12:14)
交流戦目前 セ・リーグ編：日々徒然なるままに：So-netブログ <a href="http://heart-bar.com/">Nike Air Max</a> wagcxlxqoqk <a href="http://www.holidayinn-vermont.com/">Fendi Handbags Outlet</a> rpespdyc <a href="http://joycetomson.com/">Nike Shox</a> nvnsgcgcyx <a href="http://www.merrillclark.com/">Cheap Nike Shoes NZ</a> ikhjxtsle <a href="http://www.northiowaonline.com/">Coach Handbags</a> rwhbnl <a href="http://glassman-oliver.com/">Nike Free Run</a> nhrbsdqpn <a href="http://www.iso-qs9000.net/">Nike NZ</a> sjxkhzfoq <a href="http://www.aplus-inc.net/">Nike Free Run</a> xoyydlou
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<br>A fun and colourful collection, that brought a summer holiday feel to New York's fashion tents.</p>Zac Posen dress, was £780 now £160<p>Zac Posen has fast become the designer of choice for many of the hip LA crowd. Rachel Bilson wore the halter-neck version of this dress and you can share her good taste without blowing the budget. This dress will be sure to get you noticed for all the right reasons and you can dress it up or down with platform courts or boho sandals.<br>
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