とある魔術の禁書目録Ⅱ #4 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第4話を見ました。
教皇代行・建宮が語る天草式の目的と法の書事件の真相。
響き渡るオルソラの悲鳴と、豹変したシスター・ルチアの行動から、
ローマ正教の裏の顔を知った当麻は……


-#4 魔滅の声(シェオールフィア)-

十字教の世界を終わらせると伝えられている魔道書・法の書を奪い、
その解読方法を知るためにオルソラを拉致していると思われていた天草式十字凄教。
しかし天草式を束ねる教皇代理・建宮は今回の事件に於けるローマ正教の真の目的が、
自分たちを滅ぼしかねない法の書の解読者であるオルソラの抹殺にあることを告げ、
建宮の証言を裏付けるようにアニェーゼの部下であるルチアとアンジェレネは、
当麻とインデックスに牙を剥くのだった。

アニェーゼたちに捕縛された仲間を助け出すと同時に、
オルソラの奪還を目論んで単独行動に移る建宮。
当麻はステイルとインデックスから、オルソラが裏切り者の烙印を押され、
処刑されようとしていることを聞かされ、彼女を助ける方法が無いか詰め寄るのだが、
保護した直後ならまだしも、
既にローマ正教に身柄を引き渡した現状でオルソラの身柄確保に動くことは、
イギリス清教とローマ正教が正面から対立することを意味し、
ステイルからはオルソラを救うために戦争を引き起こすつもりかと窘められ、
インデックスからは無関係な自分が全ての事件の最後まで関る必然性はないのだ、
と慰められてしまう。

一方、アニェーゼたちに身柄を引き渡されたオルソラは、
部隊の集結地であり今回の事件に於けるローマ正教の仮の拠点となっている、
自身の名を冠した建設中のオルソラ教会へと連行されていたが、
神の教えに背いた裏切り者としてアニェーゼたちから虐待を受けていた。
その中でオルソラはアニェーゼの偽りの情報によって引き渡されたことを教えられ、
当麻や天草式が何の見返りも求めずに、
自らを危険に晒してまでも自分を助けようとしたことを知り、
そんな彼らの無償の助けに最初から疑いの眼差しを向けて接していた、
自身の愚かさと性根の醜さを今更ながら悟ることになるのだが、
そんなオルソラの前に上条当麻が自らの過ちを正すために現れる。

総勢250名にも及ぶアニェーゼ部隊を前にしてなお、
オルソラを救うために敵対する意志を見せる当麻。
当麻がオルソラに与えたイギリス清教の十字架を口実とし、
オルソラの身柄を保護するために介入するステイルとインデックス。
捕縛された仲間を救い出し、本来の目的であるオルソラの保護に現れる天草式十字凄教。
神裂と土御門が密かに見つめる中、イギリス・天草式連合とアニェーゼ部隊の戦いが始まる。


というのが第4話の大まかなあらすじですね。
ローマもイギリスも天草式も同じ十字教ではあるわけですが、
これらは似て非なるものといったところで、
十字教を一つの国として考えた場合、ローマやイギリスは州や県に当たる、
といえばそれぞれの関係が理解頂けるかと思います。
で、オルソラの立場はというと、
ローマから天草式へ亡命しようとしていた亡命者だったわけですが、
完全に亡命する直前で亡命元に捕らえられてしまった状態になります。
つまりオルソラがアニェーゼに身柄を引き渡された時点で、
ローマの罪人をローマの法に従って裁くためオルソラへの虐待が正当化され、
ステイルたちが止めさせようとすればそれは過剰な干渉になります。

そもそもオルソラに対しては助けを求められた天草式や、
成り行きで関る事になった当麻が積極的ではあっても、
ステイルやイギリス清教の立場は静観なんですよね。
イギリス清教の目的はローマ正教に協力してオルソラの身柄を保護するのではなく、
あくまでもオルソラを攫った天草式の元教皇である神裂と、
ローマ正教との正面衝突を引き金とした戦争の回避であって、
法の書とオルソラはついででしかないんですよ。
インデックスは法の書に関するアドバイザー的な役割を果たすためであり、
当麻はあくまでもインデックスの力を借りるための名目として駆り出されただけなので……
今回ステイルがオルソラ救出のために介入出来たのは、
当麻が預けておいた十字架をオルソラの首に掛けてやったため、
「イギリス清教の庇護を受けたもの」という体裁が整ったことが大きな要因になります。

さて、ステイルや天草式が霞むほどの活躍を見せたインデックス。
もうインなんとかさんとは呼ばせない!と言わんばかりに、
一人で大勢のシスターさんたちをたたき伏せて行った訳ですが、
天草式のような特殊な魔術師に対してはイマイチな性能なのも判明。
一対一なら強制詠唱・対集団戦なら魔滅の声と強力な力があるわけですが、
これまではなかなか機会を与えられてはきませんでした。
まあ、その遠因は絶対防御結界である「歩く教会」が破壊されたからでしょう……
ある意味当麻がインデックスの活躍の場を奪っている、とも言えるわけですか。


少数精鋭の天草式とステイルの戦闘能力、更には魔滅の声の効果によって、
寡兵ながらも優勢になりつつあった戦況だが、
ルチア率いる増援部隊は命令系統を単純化し、
自ら鼓膜を破ることで魔滅の声を無力化してしまう。
再び数的不利に追い込まれた当麻たちに逆転の秘策はあるのか?


おまけはこちら

過去記事
#1 8月31日(最後の日) #2 法の書 #3 天草式





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プラダ アウトレット

突然訪問します失礼しました。あなたのブログはとてもすばらしいです、本当に感心しました!
by プラダ アウトレット (2013-06-28 19:58) 

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