とある魔術の禁書目録Ⅱ #6 [とある魔術の禁書目録]

とある魔術の禁書目録Ⅱの第6話を見ました。
というわけで、感想です。


-#6 残骸(レムナント)-

樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)……
学園都市が打ち上げた人工衛星・おりひめ1号に搭載されている、
世界最高の超高度並列演算装置は予言に近い未来予測を導き出し、
学園都市で行われる様々な研究のシミュレーションから天気予報までをも担っていたが、
7月末のとある事件を境に何者かによって物理的に破壊され、
その残骸は未だに宇宙空間に漂っていた。
そして学園都市はその事実を公にしないままでいたが、
樹形図の設計者が破壊されている事実を突き止めた各国は、
宇宙開発のための打ち上げ実験という名目の下、
樹形図の設計者の残骸回収のために次々とシャトルを打ち上げ、
学生達の間には徐々に樹形図の設計者を失った影響が出始めていた。

年に一度の大イベント・大星覇祭を間近に控え、
超電磁砲の異名を持つ御坂美琴を含む二人のレベル5を擁しながらも、
昨年2位に甘んじた常盤台中学は本番前の最後の追い込みとして練習を行っていたが、
同室でありながら風紀委員としての仕事などでなかなか時間を併せられずにいた白井黒子は、
美琴と共に久しぶりの穏やかな放課後を満喫するため、共に買い物へと赴く事になる。
アメリカがシャトルの打ち上げに成功したというニュースを見て、
険しい表情を浮かべるも、黒子の下着選びに付き合わされて呆れる美琴。
対する黒子は胸パットを手に考え込む美琴をからかうため、
上条当麻を引き合いに出して反応を楽しもうと試みるも、
弄りようのないマジな反応にショックを受けてしまうのだが、
そんな黒子の元へ風紀委員の同僚である初春飾利から、
強盗事件発生の一報が飛び込んでくる。

信号機のトラブルで車が使えず、犯人達が徒歩で逃走していることを知った黒子は、
瞬間移動で現場へと向かい強盗犯を取り押さえるのだが、
対象に触れることなく瞬間移動させる座標移動(ムーブポイント)の能力者、
結標淡希(むすじめあわき)と対峙することになる。
実験・8月21日・御坂美琴・私事……
話を理解出来ないでいた黒子は、
結標から樹形図の設計者が何者かによって既に破壊されている事実を聞かされるのだが……


というのが第6話の大まかなあらすじですね。
第1期で語られた絶対能力進化計画、即ち妹達編と打ち止め編の続編、
とでも表現出来る今回の残骸編。
当麻・インデックスは勿論のこと、美琴は第1話で既に登場していましたので、
今回登場した黒子・初春・結標・一方通行・打ち止め・黄泉川・御坂妹で、
この残骸編の主要キャラクターは総登場しています。
まあインデックスは完全に蚊帳の外の存在ではありますが……
とはいえ新キャラクターと呼べる存在は皆無で、全てのキャラが第1期には登場しています。
尤も、初春の登場シーンは佐天・海原と一緒に出てきたOPだけですし、
結標の場合は土御門をアレイスターの元へ案内しただけで台詞もありませんでしたから、
この二人だけは新キャラという括りでも良いのかもしれませんけどね。
(そういえば第2期では佐天さん、OPからも除外されてしまってましたね)

新キャラついでにアニメの超電磁砲に登場した婚后光子は、
禁書目録原作なら本編冒頭に2学期からの編入生として出番があったのですが、
こちらはアニメの超電磁砲で1学期の間に編入して来た事になっているので、
出番はばっさりとカットされていましたねw
まあ、トータルで見れば明らかに出番は増えていたので、別にいいんじゃないかな?と。

樹形図の設計者を破壊した張本人たちなのに、
何故か他人事だったアバンの当麻とインデックス。
見ている側からすれば、壊したのはお前達だ!ということになるわけですが、
当麻は竜王の殺息の影響で壊した時の記憶は存在していないし、
自動書記を発動して自意識が無かったインデックスが記憶しているはずも無い。
尤も、当麻は美琴から樹形図の設計者が破壊されていることを聞いているものの、
誰が破壊したかまでは知らないし覚えていないので、他人事なんでしょうね。

そして黒子に対し美琴を罵る結標。
一見すると結標の指摘は正しいようにも聞こえるものの、
よくよく考えると実はちょっと的外れな指摘。
気付かれないようにこっそりと掠め取ったのならまだしも、
堂々と運搬中にトランクを強奪しようものならば、
強奪犯捕縛に警備員や風紀委員が乗り出してくる可能性はかなり高いわけで、
美琴の細工があったにせよ黒子に捕捉されたのは結標らの明らかなミスでしょう。
別に美琴が利用したのではなく、黒子が関る機会を与えたのは結標の方で、
それを承知の上で挑発するためにあんなことを言ったのだろうか?
そうでなければ自身の行為の正当性を訴える弁明?

今回登場した結標の瞬間移動能力である座標移動。
能力的には黒子と同じ瞬間移動系能力で同じレベル4な訳ですが、
大きく異なるのは黒子が自分で触れている対象しか瞬間移動できないのに対し、
結標の能力は対象に触れていなくても瞬間移動させることが出来る、ということ。
これは黒子の能力が自分を始点とし、移動先の終点を決めて瞬間移動させるのに対し、
結標は始点と終点を任意に決定して瞬間移動させているわけで、
少なく見積もっても黒子の瞬間移動の倍の労力を用いている事になります。
加えて黒子の能力で飛ばせる最大重量は約80㎏なのに対し、
対美琴戦で結標は10人近い人間を一度に瞬間移動させている事から考えると、
平均体重60㎏と見積もっても約600㎏を移動させた事になりますね。


目眩ましに怯んだ隙に結標を取り逃がしてしまった美琴。
美琴の悪夢の正体を知らずとも、決着を着けるために結標を追う黒子。
悪化して行く事態を好転させ、収拾する為に完治していない身体に鞭をうち、
行動を開始する御坂妹。
果たして黒子は美琴の悪夢の再現を食い止められるのか?
そして結標の目的とは?


おまけはこちら

過去記事
#1 8月31日(最後の日) #2 法の書 #3 天草式
#4 魔滅の声(シェオールフィア) #5 蓮の杖(ロータスワンド)




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