プロ野球２０１１年シーズン開幕直前 [スポーツ]
東日本大震災の影響で延期されていた国内スポーツですが、
いよいよ明日からプロ野球が開幕されます。
というわけで、３回目となりましたが管理人の独断と偏見込みの開幕直前の各チーム分析です。
(表記は背番号順、☆は新戦力、ｓは左投手、選手名の敬称は省略させていただきます)
中日ドラゴンズ
投手(１３名)
13 s岩瀬 仁紀 14 朝倉 健太 20 中田 賢一 23 鈴木 義広 26 山内 壮馬
28 岩田 慎司 33 平井 正史 39 s三瀬 幸司 41 浅尾 拓也 43 s小笠原 孝
49マキシモ・ネルソン 60 河原 純一 70 ☆エンジェルベルト・ソト
捕手(３名)
27 谷繁 元信 38 前田 章宏 65 小山 桂司
内野手(８名)
2 荒木 雅博 6 井端 弘和 7 ☆佐伯 貴弘 30 森野 将彦 32 ☆水田 圭介
42 トニ・ブランコ 46 岩崎 達郎 55 福田 永将
外野手(４名)
5 和田 一浩 8 大島 洋平 24 藤本 英智 45 ☆ジョエル・グスマン
巨人・阪神の失速によって、三つ巴の混戦となったセ・リーグを制した中日ドラゴンズ。
吉見がオフに右肘遊離軟骨除去の手術、チェンがキャンプ中に故障と、
左右両エースを欠いての開幕を強いられ連覇に危険信号が灯っていたが、
開幕延期の恩恵で両エースの離脱時期が短くなったのは不幸中の幸いか？
元々強打のチームではないので、低反発の統一球に影響を受け難いのも利点。
それでも極度な内弁慶状態を脱却出来なければ、やはり連覇は苦しい。
エンジンの掛かりが遅いため、吉見とチェンが戻ってくる５月からが本当の開幕か？
だがそれ以上にチーム浮沈の鍵を握るのは、昨年後半から衰えが見えてきた岩瀬の出来。
浅尾に負担が掛かりすぎると、Bクラス転落もありうるだけに予断は許せない。
注目は弟くん(堂上直倫)・大島・福田の３人。
故障で出遅れている弟くんは、復帰後に井端からポジションを奪うことが出来るのか？
また控えに逆戻りしないように、レギュラーを奪うつもりで頑張ってほしいところ。
そしてルーキーとしては十二分な活躍を見せた大島は今年も輝けるのか？
更なる飛躍を果たすか、それとも藤井や野本のようにドングリーズの仲間入りか……
黄金世代の１人でもある福田にも期待だが、ブランコや森野相手では厳しいか？
阪神タイガース
投手(１１名)
2 渡辺 亮 13 ☆s榎田 大樹 14 s能見 篤史 21 s岩田 稔 22 藤川 球児 28 福原 忍
29 s小嶋 達也 30 久保田 智之 34 久保 康友 41 小林 宏之 55 ジェイソン・スタンリッジ
捕手(３名)
2 城島 健司 50 藤井 彰人 57 岡崎 太一
内野手(７名)
0 大和(前田 大和) 1 鳥谷 敬 3 関本 賢太郎 5 平野 恵一 25 新井 貴浩
32 ☆新井 良太 67 クレイグ・ブラゼル
外野手(７名)
00 柴田 講平 6 金本 知憲 7 俊介(藤川 俊介) 8 浅井 良 9 マット・マートン
24 桧山 進次郎 31 林 威助
巨人・中日と三つ巴の争いを繰り広げながらも大事な終盤で下位球団に取りこぼし、
僅差で優勝を逃してしまった阪神タイガース。
３年ぶりに岩田が開幕１軍に名を連ねていたり、オフに膝の手術をした城島が間に合ったり、
小林宏を獲得して救援陣に厚みが増したりと、４年ぶりの覇権奪回に向けて戦力は整った。
岩田不在、能見の長期離脱がありながら最後まで優勝争いを演じたことから考えると、
今シーズンの優勝最有力候補とも云えるだろう。
鍵を握るのは監督の采配か！？
注目は大和と林。
鳥谷・平野が守る内野はかなり厳しいが、彼らを脅かすことが出来るようになるか？
そして林は大和と若干異なる意味で厳しい外野争い。
狙い目はレフトだが、ポジションを奪うことが出来るのか？
読売ジャイアンツ
投手(１１名)
11 久保 裕也 13 s高木 康成 15 ☆澤村 拓一 17 東野 峻 26 s内海 哲也 28 s金刃 憲人
29 セス・グライシンガー 35 西村 健太朗 39 ☆レビ・ロメロ 41 ☆ジョナサン・アルバラデホ
47 s山口 鉄也
捕手(３名)
27 市川 友也 40 加藤 健 43 鶴岡 一成
内野手(７名)
00 寺内 崇幸 2 小笠原 道大 6 坂本 勇人 9 亀井 義行 23 脇谷 亮太
33 ☆ラスティ・ライアル 66 田中 大二郎
外野手(７名)
5 アレックス・ラミレス 7 長野 久義 8 谷 佳知 12 鈴木 尚広 24 高橋 由伸
44 ☆紺田 敏正 48 矢野 謙次
投手陣の崩壊による失速で中日・阪神と三つ巴の戦いを演じるものの、
阪神同様に終盤で下位球団から取りこぼしてリーグ３連覇を逃してしまった読売ジャイアンツ。
覇権奪回に意気込んでいたはずなのだが、昨年４０本塁打を放った得点源の１人であり、
正捕手である阿部が開幕直前に故障で長期離脱を強いられ、いきなりスクランブル状態。
阿部の復帰は早くても交流戦の見込みで、長引けば交流戦明けまでずれ込む可能性も……
先発投手の駒は揃ってきているものの、中継ぎでは越智が調整不足で２軍など、
覇権奪回にいきなり黄色信号が灯っている状態でスタートする事となる。
昨年大ブレーキをかけた亀井の復調、グライシンガーの復活があってもかなり厳しい。
阿部の復帰までにチームが上位に喰い付いていられるかが、ペナントの鍵を握りそう。
注目はなんと言っても、大学ナンバー１投手と云われた澤村でしょうね。
しかし阿部の不在が彼に何処まで影響を与えるのか、というマイナス要素も無きにしも非ず。
新人王の有力候補でもありますが、過度な期待は禁物でしょう。
というかルーキーに依存するようでは優勝は無理だと思いますけどね。
ローテを守れれば上出来、２桁勝てれば万々歳といったところでしょうかね。
東京ヤクルトスワローズ
投手(１１名)
11 由規(佐藤 由規) 12 林 昌勇 15 s村中 恭兵 19 s石川 雅規 21 松岡 健一
25 館山 昌平 26 ☆s久古 健太郎 34 トニー・バーネット 35 橋本 義隆 45 日高 亮
65 押本 健彦
捕手(２名)
2 相川 亮二 28 川本 良平
内野手(９名)
00 川島 慶三 6 宮本 慎也 7 田中 浩康 8 武内 晋一 33 畠山 和洋
36 川端 慎吾 46 鬼崎 裕司 53 ジョシュ・ホワイトセル 60 三輪 正義
外野手(６名)
0 濱中 治 1 青木 宣親 3 福地 寿樹 4 ウラディミール・ラモン・バレンティン
9 飯原 誉士 31 松元 ユウイチ
開幕から大きく躓き交流戦突入まで最下位に沈んでいたものの、
小川代行監督が指揮するようになってからチームは息を吹き返して連戦連勝、
上位３チームが三つ巴の争いを行う中であれよあれよと借金を返済して３位を視界に捕らえるも、
序盤の躓きが祟って２年連続Aクラスを逃してしまった東京ヤクルト。
昨シーズンは他球団が鬼門としているナゴヤドームもさほど苦にせず、神宮では中日を圧倒し、
ドラゴンズキラーとして中日を苦しめてペナントを盛り上げた影のMVP球団。
由規・村中・石川・館山の先発２桁カルテットを擁し、球界屈指のクローザーを持つという、
目立たないけど影の投手王国(ただし中日と異なり中継ぎはかなり手薄)でもあるが、
打線が完全に沈黙した序盤はかなり苦しんでいた。
地力があったのか、それとも地力がついてきたのか、判断に悩むところではあるが、
今シーズンもペナントの台風の目となる可能性は否定できない。
上位３球団が昨年のように三つ巴の様相を呈してくると、意外に優勝するのはここかも。
注目は４年目の由規。
昨年終盤に開花の兆しを見せ、今シーズンは真価が問われるところでもある。
苦手としている横浜戦で勝ち星を積み上げることが出来るか？
広島東洋カープ
投手(１０名)
14 s篠田 純平 16 今村 猛 18 前田 健太 19 上野 弘文 28 ☆s岩見 優輝 33 ☆豊田 清
42 ☆ブライアン・バリントン 47 青木 高広 58 ☆デニス・サファテ 99 sディオーニ・ソリアーノ
捕手(３名)
31 石原 慶幸 32 白濱 裕太 40 倉 義和
内野手(７名)
2 東出 輝裕 4 小窪 哲也 5 栗原 健太 6 梵 英心 25 石井 琢朗
43 ☆チャド・トレーシー 66 木村 昇吾
外野手(８名)
00 中東 直己 1 前田 智徳 10 岩本 貴裕 26 廣瀬 純 38 赤松 真人
49 天谷 宗一郎 55 嶋 重宣 63 丸 佳浩
生え抜きである野村謙二郎を監督に就任させ、地獄のキャンプメニューを復活し、
１９９１年以来遠ざかっている優勝とAクラスを目指した広島東洋カープ。
しかしキャンプによって主力の大竹・シュルツらが相次いで故障長期離脱し、
開幕前から既に投手陣は崩壊状態で、マエケンと横浜ベイスターズが居なければ、
間違いなく最下位に沈んでいたであろう。
前年度の反省を踏まえ、故障者を出さずにチームを底上げするのかと思いきや、
またしても大竹やシュルツら主力投手を故障で欠いた状態で開幕を迎える事になる。
やはりプロの指導経験がほぼ皆無な監督やコーチではダメなのか？
昨年のW杯ではアルゼンチンが監督のカリスマ性に引っ張られる形で上位進出したが、
正直ノムケンや大野さんにそれを期待するのも酷というものかもしれない。
今村・篠田・齋藤・福井と先々楽しみだったり期待出来そうな投手の駒は居るが、
どうしても「潰されるんじゃないか？」という不安を拭い去ることが出来ない。
今年もマエケンにおんぶに抱っこでは、上位進出の可能性は低いだろう。
順位は……マエケンと横浜次第？
注目は今村・福井・岩本の３人。
今村は埼玉西武の菊池雄星に、福井は北海道日本ハムの斎藤佑樹に注目度で劣っていたが、
どちらも遜色ない実力(寧ろ今村は勝っている)だと思っています。
そこそこ援護が貰えればそれなりに勝てるとは思いますが、その援護が問題か？
岩本は将来的に４番を打ちそうな感じではありますね。
パンチ力はあるので、あとは安定感が欲しいところですが、小さく纏まって欲しくも無い。
ラミレスか全盛期(笑)の村田のような、パワーと器用さを兼ね備えた選手になれば怖いですね。
横浜ベイスターズ
投手(１１名)
11 山口 俊 13 ☆大沼 幸二 15 ☆s山本 省吾 16 加賀 繁 18 三浦 大輔 22 高崎 健太郎
27 江尻 慎太郎 38 ☆クレイトン・ハミルトン 44 大家 友和 58 阿斗里(大田 阿斗里)
60 s佐藤 祥万
捕手(３名)
29 新沼 慎二 36 細山田 武史 61 武山 真吾
内野手(７名)
00 稲田 直人 2 ☆渡辺 直人 7 石川 雄洋 9 ☆一輝(嶋村 一輝) 23 藤田 一也
25 村田 修一 42 ブレット・ハーパー
外野手(７名)
1 金城 龍彦 3 ターメル・スレッジ 5 ☆森本 稀哲 6 松本 啓二朗 31 吉村 裕基
39 内藤 雄太 40 桑原 義行
読売ジャイアンツの投手コーチを務めていた尾花髙夫を招聘し、
チーム再生のため大幅(かつ微妙)な補強を行って臨んだものの３年連続最下位、
しかも３年連続９０敗というプロ野球ワースト記録を樹立した横浜ベイスターズ。
広島東洋カープが５位に居られたのは、単にこの球団の存在故である。
エース三浦を故障で欠きながらも序盤は４位に付けて上位を窺っていたが、
先発投手陣の駒不足と不安定さに加えて深刻なまでの得点力不足に苦しみ、
セットアッパーを担っていた牛田が故障で長期離脱を余儀なくされるとチームは崩壊。
同じ下位争いでも絶対的エースのマエケンを擁する広島とは徐々に差が開いていき、
身売り話も飛び出すほどに空中分解して、９５敗という惨状で昨シーズンを終えた。
昨年の勝ち頭である清水はキャンプ最後で故障離脱を余儀なくされるも、
４月中には復帰出来そうな感じではあるが、助っ人のリーチは震災の影響で一時帰国も、
再来日の目処は一向に立っておらず戦力としては頭数に入らないのが痛い。
加えて牛田も故障で出遅れている状態で、昨年同様開幕前から投手陣は黄色信号。
３年連続最下位に沈む要因となった打線は、今年も相変わらずの得点力不足で、
埼玉西武の２軍相手に連敗を喫するなど明るい材料が見えてこない。
そんな中で数少ない明るいニュースが、ルーキーの須田が巨人打線を５回１失点に抑えたこと。
山口に若干の不安はあるものの、加賀が中継ぎに回ったことで投手陣に厚みは付いた。
加賀の安定感は勿体なくもあるが、無援護見殺しよりははるかにマシか？
しかし得点力不足が解消されない事には、４年連続最下位は免れないだろう。
注目は今年ドラフトで入った須田と荒波。
須田は練習試合ながらもほぼ主力の巨人打線相手に５回１失点と好投を見せ、
エース候補としての期待を抱かせるには十分だった。
変化球のキレを磨くために現在はファームだが、昇格してくるのが楽しみな投手。
荒波はベースランニングが千葉ロッテの荻野よりも速いという、俊足が売りの外野手。
みっちりとファームで鍛えて、７月位には昇格してくれるだろうか？
走れる選手が少ないので、こちらも将来が楽しみな選手。
ぶっちゃけ、今の吉村からならレギュラーを奪えそうな気もする……
結局セ・リーグは今年も４強２弱になる気がしますね。
２弱は言わずもがなですが、意外と巨人が早々に脱落するかも？
攻撃でも守備でも阿部の不在は、ものすごく痛いと思うんですよね……
最初に抜け出るのが阪神で、それを追うのが東京ヤクルト。
中日は吉見とチェンが戻ってきてから本気出す感じで、
巨人が確変突入と終了を繰り返して２～４位を行ったり来たり。
阪神が途中で息切れ起こして、４球団が団子状態で熾烈な優勝争いを演じ、
その一方で蚊帳の外の広島と横浜は細々と最下位争いといったところでしょうかね。
いよいよ明日からプロ野球が開幕されます。
というわけで、３回目となりましたが管理人の独断と偏見込みの開幕直前の各チーム分析です。
(表記は背番号順、☆は新戦力、ｓは左投手、選手名の敬称は省略させていただきます)
中日ドラゴンズ
投手(１３名)
13 s岩瀬 仁紀 14 朝倉 健太 20 中田 賢一 23 鈴木 義広 26 山内 壮馬
28 岩田 慎司 33 平井 正史 39 s三瀬 幸司 41 浅尾 拓也 43 s小笠原 孝
49マキシモ・ネルソン 60 河原 純一 70 ☆エンジェルベルト・ソト
捕手(３名)
27 谷繁 元信 38 前田 章宏 65 小山 桂司
内野手(８名)
2 荒木 雅博 6 井端 弘和 7 ☆佐伯 貴弘 30 森野 将彦 32 ☆水田 圭介
42 トニ・ブランコ 46 岩崎 達郎 55 福田 永将
外野手(４名)
5 和田 一浩 8 大島 洋平 24 藤本 英智 45 ☆ジョエル・グスマン
巨人・阪神の失速によって、三つ巴の混戦となったセ・リーグを制した中日ドラゴンズ。
吉見がオフに右肘遊離軟骨除去の手術、チェンがキャンプ中に故障と、
左右両エースを欠いての開幕を強いられ連覇に危険信号が灯っていたが、
開幕延期の恩恵で両エースの離脱時期が短くなったのは不幸中の幸いか？
元々強打のチームではないので、低反発の統一球に影響を受け難いのも利点。
それでも極度な内弁慶状態を脱却出来なければ、やはり連覇は苦しい。
エンジンの掛かりが遅いため、吉見とチェンが戻ってくる５月からが本当の開幕か？
だがそれ以上にチーム浮沈の鍵を握るのは、昨年後半から衰えが見えてきた岩瀬の出来。
浅尾に負担が掛かりすぎると、Bクラス転落もありうるだけに予断は許せない。
注目は弟くん(堂上直倫)・大島・福田の３人。
故障で出遅れている弟くんは、復帰後に井端からポジションを奪うことが出来るのか？
また控えに逆戻りしないように、レギュラーを奪うつもりで頑張ってほしいところ。
そしてルーキーとしては十二分な活躍を見せた大島は今年も輝けるのか？
更なる飛躍を果たすか、それとも藤井や野本のようにドングリーズの仲間入りか……
黄金世代の１人でもある福田にも期待だが、ブランコや森野相手では厳しいか？
阪神タイガース
投手(１１名)
2 渡辺 亮 13 ☆s榎田 大樹 14 s能見 篤史 21 s岩田 稔 22 藤川 球児 28 福原 忍
29 s小嶋 達也 30 久保田 智之 34 久保 康友 41 小林 宏之 55 ジェイソン・スタンリッジ
捕手(３名)
2 城島 健司 50 藤井 彰人 57 岡崎 太一
内野手(７名)
0 大和(前田 大和) 1 鳥谷 敬 3 関本 賢太郎 5 平野 恵一 25 新井 貴浩
32 ☆新井 良太 67 クレイグ・ブラゼル
外野手(７名)
00 柴田 講平 6 金本 知憲 7 俊介(藤川 俊介) 8 浅井 良 9 マット・マートン
24 桧山 進次郎 31 林 威助
巨人・中日と三つ巴の争いを繰り広げながらも大事な終盤で下位球団に取りこぼし、
僅差で優勝を逃してしまった阪神タイガース。
３年ぶりに岩田が開幕１軍に名を連ねていたり、オフに膝の手術をした城島が間に合ったり、
小林宏を獲得して救援陣に厚みが増したりと、４年ぶりの覇権奪回に向けて戦力は整った。
岩田不在、能見の長期離脱がありながら最後まで優勝争いを演じたことから考えると、
今シーズンの優勝最有力候補とも云えるだろう。
鍵を握るのは監督の采配か！？
注目は大和と林。
鳥谷・平野が守る内野はかなり厳しいが、彼らを脅かすことが出来るようになるか？
そして林は大和と若干異なる意味で厳しい外野争い。
狙い目はレフトだが、ポジションを奪うことが出来るのか？
読売ジャイアンツ
投手(１１名)
11 久保 裕也 13 s高木 康成 15 ☆澤村 拓一 17 東野 峻 26 s内海 哲也 28 s金刃 憲人
29 セス・グライシンガー 35 西村 健太朗 39 ☆レビ・ロメロ 41 ☆ジョナサン・アルバラデホ
47 s山口 鉄也
捕手(３名)
27 市川 友也 40 加藤 健 43 鶴岡 一成
内野手(７名)
00 寺内 崇幸 2 小笠原 道大 6 坂本 勇人 9 亀井 義行 23 脇谷 亮太
33 ☆ラスティ・ライアル 66 田中 大二郎
外野手(７名)
5 アレックス・ラミレス 7 長野 久義 8 谷 佳知 12 鈴木 尚広 24 高橋 由伸
44 ☆紺田 敏正 48 矢野 謙次
投手陣の崩壊による失速で中日・阪神と三つ巴の戦いを演じるものの、
阪神同様に終盤で下位球団から取りこぼしてリーグ３連覇を逃してしまった読売ジャイアンツ。
覇権奪回に意気込んでいたはずなのだが、昨年４０本塁打を放った得点源の１人であり、
正捕手である阿部が開幕直前に故障で長期離脱を強いられ、いきなりスクランブル状態。
阿部の復帰は早くても交流戦の見込みで、長引けば交流戦明けまでずれ込む可能性も……
先発投手の駒は揃ってきているものの、中継ぎでは越智が調整不足で２軍など、
覇権奪回にいきなり黄色信号が灯っている状態でスタートする事となる。
昨年大ブレーキをかけた亀井の復調、グライシンガーの復活があってもかなり厳しい。
阿部の復帰までにチームが上位に喰い付いていられるかが、ペナントの鍵を握りそう。
注目はなんと言っても、大学ナンバー１投手と云われた澤村でしょうね。
しかし阿部の不在が彼に何処まで影響を与えるのか、というマイナス要素も無きにしも非ず。
新人王の有力候補でもありますが、過度な期待は禁物でしょう。
というかルーキーに依存するようでは優勝は無理だと思いますけどね。
ローテを守れれば上出来、２桁勝てれば万々歳といったところでしょうかね。
東京ヤクルトスワローズ
投手(１１名)
11 由規(佐藤 由規) 12 林 昌勇 15 s村中 恭兵 19 s石川 雅規 21 松岡 健一
25 館山 昌平 26 ☆s久古 健太郎 34 トニー・バーネット 35 橋本 義隆 45 日高 亮
65 押本 健彦
捕手(２名)
2 相川 亮二 28 川本 良平
内野手(９名)
00 川島 慶三 6 宮本 慎也 7 田中 浩康 8 武内 晋一 33 畠山 和洋
36 川端 慎吾 46 鬼崎 裕司 53 ジョシュ・ホワイトセル 60 三輪 正義
外野手(６名)
0 濱中 治 1 青木 宣親 3 福地 寿樹 4 ウラディミール・ラモン・バレンティン
9 飯原 誉士 31 松元 ユウイチ
開幕から大きく躓き交流戦突入まで最下位に沈んでいたものの、
小川代行監督が指揮するようになってからチームは息を吹き返して連戦連勝、
上位３チームが三つ巴の争いを行う中であれよあれよと借金を返済して３位を視界に捕らえるも、
序盤の躓きが祟って２年連続Aクラスを逃してしまった東京ヤクルト。
昨シーズンは他球団が鬼門としているナゴヤドームもさほど苦にせず、神宮では中日を圧倒し、
ドラゴンズキラーとして中日を苦しめてペナントを盛り上げた影のMVP球団。
由規・村中・石川・館山の先発２桁カルテットを擁し、球界屈指のクローザーを持つという、
目立たないけど影の投手王国(ただし中日と異なり中継ぎはかなり手薄)でもあるが、
打線が完全に沈黙した序盤はかなり苦しんでいた。
地力があったのか、それとも地力がついてきたのか、判断に悩むところではあるが、
今シーズンもペナントの台風の目となる可能性は否定できない。
上位３球団が昨年のように三つ巴の様相を呈してくると、意外に優勝するのはここかも。
注目は４年目の由規。
昨年終盤に開花の兆しを見せ、今シーズンは真価が問われるところでもある。
苦手としている横浜戦で勝ち星を積み上げることが出来るか？
広島東洋カープ
投手(１０名)
14 s篠田 純平 16 今村 猛 18 前田 健太 19 上野 弘文 28 ☆s岩見 優輝 33 ☆豊田 清
42 ☆ブライアン・バリントン 47 青木 高広 58 ☆デニス・サファテ 99 sディオーニ・ソリアーノ
捕手(３名)
31 石原 慶幸 32 白濱 裕太 40 倉 義和
内野手(７名)
2 東出 輝裕 4 小窪 哲也 5 栗原 健太 6 梵 英心 25 石井 琢朗
43 ☆チャド・トレーシー 66 木村 昇吾
外野手(８名)
00 中東 直己 1 前田 智徳 10 岩本 貴裕 26 廣瀬 純 38 赤松 真人
49 天谷 宗一郎 55 嶋 重宣 63 丸 佳浩
生え抜きである野村謙二郎を監督に就任させ、地獄のキャンプメニューを復活し、
１９９１年以来遠ざかっている優勝とAクラスを目指した広島東洋カープ。
しかしキャンプによって主力の大竹・シュルツらが相次いで故障長期離脱し、
開幕前から既に投手陣は崩壊状態で、マエケンと横浜ベイスターズが居なければ、
間違いなく最下位に沈んでいたであろう。
前年度の反省を踏まえ、故障者を出さずにチームを底上げするのかと思いきや、
またしても大竹やシュルツら主力投手を故障で欠いた状態で開幕を迎える事になる。
やはりプロの指導経験がほぼ皆無な監督やコーチではダメなのか？
昨年のW杯ではアルゼンチンが監督のカリスマ性に引っ張られる形で上位進出したが、
正直ノムケンや大野さんにそれを期待するのも酷というものかもしれない。
今村・篠田・齋藤・福井と先々楽しみだったり期待出来そうな投手の駒は居るが、
どうしても「潰されるんじゃないか？」という不安を拭い去ることが出来ない。
今年もマエケンにおんぶに抱っこでは、上位進出の可能性は低いだろう。
順位は……マエケンと横浜次第？
注目は今村・福井・岩本の３人。
今村は埼玉西武の菊池雄星に、福井は北海道日本ハムの斎藤佑樹に注目度で劣っていたが、
どちらも遜色ない実力(寧ろ今村は勝っている)だと思っています。
そこそこ援護が貰えればそれなりに勝てるとは思いますが、その援護が問題か？
岩本は将来的に４番を打ちそうな感じではありますね。
パンチ力はあるので、あとは安定感が欲しいところですが、小さく纏まって欲しくも無い。
ラミレスか全盛期(笑)の村田のような、パワーと器用さを兼ね備えた選手になれば怖いですね。
横浜ベイスターズ
投手(１１名)
11 山口 俊 13 ☆大沼 幸二 15 ☆s山本 省吾 16 加賀 繁 18 三浦 大輔 22 高崎 健太郎
27 江尻 慎太郎 38 ☆クレイトン・ハミルトン 44 大家 友和 58 阿斗里(大田 阿斗里)
60 s佐藤 祥万
捕手(３名)
29 新沼 慎二 36 細山田 武史 61 武山 真吾
内野手(７名)
00 稲田 直人 2 ☆渡辺 直人 7 石川 雄洋 9 ☆一輝(嶋村 一輝) 23 藤田 一也
25 村田 修一 42 ブレット・ハーパー
外野手(７名)
1 金城 龍彦 3 ターメル・スレッジ 5 ☆森本 稀哲 6 松本 啓二朗 31 吉村 裕基
39 内藤 雄太 40 桑原 義行
読売ジャイアンツの投手コーチを務めていた尾花髙夫を招聘し、
チーム再生のため大幅(かつ微妙)な補強を行って臨んだものの３年連続最下位、
しかも３年連続９０敗というプロ野球ワースト記録を樹立した横浜ベイスターズ。
広島東洋カープが５位に居られたのは、単にこの球団の存在故である。
エース三浦を故障で欠きながらも序盤は４位に付けて上位を窺っていたが、
先発投手陣の駒不足と不安定さに加えて深刻なまでの得点力不足に苦しみ、
セットアッパーを担っていた牛田が故障で長期離脱を余儀なくされるとチームは崩壊。
同じ下位争いでも絶対的エースのマエケンを擁する広島とは徐々に差が開いていき、
身売り話も飛び出すほどに空中分解して、９５敗という惨状で昨シーズンを終えた。
昨年の勝ち頭である清水はキャンプ最後で故障離脱を余儀なくされるも、
４月中には復帰出来そうな感じではあるが、助っ人のリーチは震災の影響で一時帰国も、
再来日の目処は一向に立っておらず戦力としては頭数に入らないのが痛い。
加えて牛田も故障で出遅れている状態で、昨年同様開幕前から投手陣は黄色信号。
３年連続最下位に沈む要因となった打線は、今年も相変わらずの得点力不足で、
埼玉西武の２軍相手に連敗を喫するなど明るい材料が見えてこない。
そんな中で数少ない明るいニュースが、ルーキーの須田が巨人打線を５回１失点に抑えたこと。
山口に若干の不安はあるものの、加賀が中継ぎに回ったことで投手陣に厚みは付いた。
加賀の安定感は勿体なくもあるが、無援護見殺しよりははるかにマシか？
しかし得点力不足が解消されない事には、４年連続最下位は免れないだろう。
注目は今年ドラフトで入った須田と荒波。
須田は練習試合ながらもほぼ主力の巨人打線相手に５回１失点と好投を見せ、
エース候補としての期待を抱かせるには十分だった。
変化球のキレを磨くために現在はファームだが、昇格してくるのが楽しみな投手。
荒波はベースランニングが千葉ロッテの荻野よりも速いという、俊足が売りの外野手。
みっちりとファームで鍛えて、７月位には昇格してくれるだろうか？
走れる選手が少ないので、こちらも将来が楽しみな選手。
ぶっちゃけ、今の吉村からならレギュラーを奪えそうな気もする……
結局セ・リーグは今年も４強２弱になる気がしますね。
２弱は言わずもがなですが、意外と巨人が早々に脱落するかも？
攻撃でも守備でも阿部の不在は、ものすごく痛いと思うんですよね……
最初に抜け出るのが阪神で、それを追うのが東京ヤクルト。
中日は吉見とチェンが戻ってきてから本気出す感じで、
巨人が確変突入と終了を繰り返して２～４位を行ったり来たり。
阪神が途中で息切れ起こして、４球団が団子状態で熾烈な優勝争いを演じ、
その一方で蚊帳の外の広島と横浜は細々と最下位争いといったところでしょうかね。
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