ついに分厚い壁を打破 [横浜ベイスターズ2011]

久しぶりにベイスターズの球団HP覗きに行って見たら、トップ絵がかなり面白い事に……
そこに描かれていた横浜ドームの絵を見て思ったことは、
そういえば昔、そんな構想も在ったよなあ、と。
でもチームは低迷期に入っちゃったしで、結局ドーム構想は立ち消えになったんだよなあ。


さて、今シーズンの交流戦も今日・明日の2試合でお終い。
来週末から再び始まる通常のペナントに良い形で繋げるために、
どのチームもしっかりと勝っておきたいところ。
そして連敗中の横浜ベイスターズとしては1試合でも早く連敗を止めて、
借金が嵩んでいくのを喰い止めたい所ではあるものの、
最後のカードは17勝3敗2分という圧倒的強さで交流戦優勝を果たした、
福岡ソフトバンクホークスが相手。
ドームではあと一歩のところまで追い詰めながらも逆転負けを喫し、
なかなか浮上のきっかけを掴みきれない試合が続く契機となった相手だが、
連勝中で対戦した前回とは異なり今回は連敗中で迎えた厄介なチーム。
連敗も十分に予想された本日の横浜対福岡ソフトバンクの交流戦第3回戦は
ホークス 4-6 横浜 で、ベイスターズの勝利です[手(チョキ)]


本日の先発は横浜が好投するもなかなか援護に恵まれず負けが先行している高崎、
対するホークスの先発はヤフージャパンドームでの初戦でも対戦した杉内。
前回は立ち上がりに4点を奪ったものの終盤に逆転を許しているが、
今回も同じように点を取れるとは限らないだけに、先手先手で主導権が欲しいところ。
高崎は1番川崎にヒット、2番本多に送りバントを決められ、3番内川に進塁打を許し、
2死まで追い込みながらもいきなりピンチを迎えたが、
4番小久保をセンターフライに仕留めてこの窮地を脱すれば、打線は直後の1回裏、
1番渡辺がヒットで出塁すると2番石川が送りバントを決めてホークス同様に1死2塁の状況。
ここで3番金城がフルカウントから左中間へタイムリーヒットを放ち、
前回対戦同様に横浜が初回で先制点を奪う。

2回以降互いに調子が良いとは言えないまでも、
両投手ともに走者を出すものの得点圏への進塁を許さず投手戦の様相になりつつあったが、
5回表に好投を続けてきた高崎がホークス打線に捕まってしまう。
5番松中・6番松田・7番長谷川の3連打で無死満塁のピンチを背負った高崎は、
8番山崎を浅いライトフライに打ち取りはしたが、
9番杉内に走者一掃となるタイムリーツーベースを打たれて試合を引っ繰り返されると、
川崎を三振に仕留めるも本多にもタイムリーを許してリードを3点に広げられてしまう。

1点を追われる立場から3点を追いかける立場に立たされてしまった横浜ベイスターズ。
昨年までならばここから淡白な攻撃に終始してそのまま敗戦、というパターンなのだが、
今シーズンセ・リーグトップ、12球団でも4位の得点力を持つ粘りの打線で反撃に転じる
5回裏こそ三者凡退で抑えられるも、6回裏に渡辺がツーベースで出塁すると、
2死から4番村田がセンターフェンス直撃のタイムリーで1点を返して2点差。
7回裏には2死無走者から8番代打・一輝がヒットで出塁すると、
9番代打・中村紀が値千金となる第1号ツーランホームランで今回も杉内から4点を奪い、
試合を振り出しに戻して高崎の負けを消し去る事に成功すれば、
8回裏には2番手のファルケンボーグから村田がショート内野安打で出塁すると、
5番スレッジがライトスタンドへツーランホームランを放ち、終盤で再逆転する。

逆転を許して以降は開幕から安定した働きを見せて、横浜の勝利を支えてきた中継ぎ投手陣が、
前回のリベンジとばかりに再逆転するまでホークス打線をしっかりと0封。
最後も山口が代打のカブレラにヒットを許すも連打を許さず2点差を守りきり、
ホークスに交流戦4度目の土をつけると同時に、
長らく苦しめられてきた6勝止まりという壁を打破して交流戦7勝目。
広島が日ハムに破れたことで、4シーズンぶりに交流戦最下位回避を確定させた。


いやいや、先制したものの5回に高崎が捕まって逆転され、
3点リードを許したときは「無理ゲー」って思っていたんですけどねえ。
前回の対戦で4点取ったとはいえ、杉内の調子が良くなかったとはいえ、
連敗中だからこそ正直な話逆転はおろか追いつくのさえ難しいと思ってましたが、
本当に良く追いついてくれました。
そして良く逆転してくれました。
この逆転勝利は今後の自信になってくれると良いですね。

で、今日の捕手は武山だったわけですが、案の定外一辺倒と呼べる配球でして、
追い込まれてからは軽打狙いのホークス打線に尽く外角の球を拾われてピンチを招き、
杉内にガツンとやられて逆転を許すという、それ何度目だよというやられ方でしたな。
そんなに内角のストレートを使うのが嫌か!?と……

森本ほどではないにしても打撃でなかなか結果が出ていなかったものの、
守備で幾度となくチームを救ってきた渡辺も調子がかなり上がってきているのは嬉しいところ。
先制点・追撃の2点目をチャンスメイクしていますけど、現在三振王の石川がなあ……
そして一輝・中村紀の新加入代打で同点にしたのも大きかったですね。
あれがチームを救ってくれましたし、
中継ぎの力投と村田の全力疾走での出塁がスレッジの逆転弾を呼び込んでくれました。


さて、明日は交流戦最終戦となりますが、
ホークス相手に連勝できればチームに勢いがつくことでしょう。
明日の先発は須田ですが、2勝目を挙げて気持ちよく交流戦を締めくくることが出来るのか?


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