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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第10話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ヴァンパイアバンドの第10話を見ました。
ヒステリカの支配から、ななみを解放したミナだったが……

第10話-ワルプルギスの夜-
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公主家に仕える地の一族、
ベイオウルブズの一員でもあるアキラ・鏑木・レーゲンドルフ。
彼は1年前のとある任務に赴いた際に事故に遭い、
記憶の大半を失っていたのだが、
ミナとの接触によって、その大部分を回復していた。
しかし、未だ失われたままの断片的な記憶による悪夢によって苛まれ、
ミナの死という悪夢で目を覚ます事となる。

学園でのヴァンパイア騒動に巻き込まれてヴァンパイアと化した東雲ななみは、
ヒステリカによって支配権を上書きされて操られていたのだが、
ミナが再度上書きする事によって解放され、
ななみを助けようとした幼馴染のユヅルと共に、
ミナの使用人としてバンドで暮らしながらも学園へと復帰していた。

そんなある日、ななみはユヅルと共にミナたちとプールで遊ぶ事となる。
自分たちへの望外な対応に対し、面食らってしまうななみ。
由紀はヴェラたちの肢体を羨むのだが、
ミナからは自身の顕身した姿を口外しないように口止めされる。
束の間の休息ともいえる穏やかな時間だが、
招かれざる客である三支族の突然の来訪によって破られてしまう。

一方アキラはこれまで窮地を救ってもらった美刃への借りを返すため、
彼女とのデートを余儀なくされていたのだが、
どれほどミナに恋心を抱こうとも、
その想いが報われることは無い、と忠告を受ける事となる。
そんな中、アキラは由紀から三支族がバンドに来訪したことを、
電話で聞かされる事となるのだが……

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放送も残り3話で、クライマックスが近付いてきたヴァンパイアバンド。

人類とヴァンパイアの仇敵とも言える謎の巨大組織・テロメア、
そのテロメアとの暗闘に巻き込まれたななみを、
ヴェラの旧友でありテロメアの尖兵となったヒステリカの支配から解放し、
ユヅルと共にバンドに住まわせることを承諾したミナの前に現れた新たな敵。
ヴァンパイアの王たるツェペッシュ公主家の血縁者にして、
配下でありながらもミナに対して優位な立場にある三支族。

百の支族の生き残りにして、ミナが同族でありながら宿敵と呼ぶ彼らですが、
謎なのは彼らが何故ミナに対してあそこまで上位に立っているのか?
ということでしょうかね。
以前、ジャン・マレイが「ミナは三支族から抑えられている」
というニュアンスの言葉を発していましたが、
百もあった真祖の血を引く支族が僅か3つにまで減った事と、
なんらかの関係があるんでしょうかね?
考えられるのは現在の三支族によるクーデターで、
ミナは三支族による傀儡の王、といったところですが、
そうなってくると、何故クーデターを起こす必要があったのか?
という部分が謎として残りますね。
ミナを娶る事によってヴァンパイアの王という称号が欲しかったのか、
それとももっと別の理由があるのか……

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第9話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ヴァンパイアバンドの第9話を見ました。ヴァンパイアとなった、
学園の元・生徒を操るヒステリカの目的とは?

第9話-ロスト ボーイ-
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バンドから抜け出して人を襲うヴァンパイアが居る、
という噂の真相を調査していたヴェラは、
倉庫街で偶然助けたユヅルという少年が東雲ななみを探していることから、
ななみを始めとするバンドに収容していた学園の元・生徒や、
ウィルスの効果が及ばずヴァンパイア化した者たち全員が、
バンド内から姿を消していることに気付く。

ユヅルの身柄を保護したミナたちは、ななみを連れ戻すために動き始めるが、
主を失ったはずのななみたちは、ヒステリカと名乗るヴァンパイアによって、
既に新たなる下僕として操られており、
ななみを連れ戻す事に失敗したのみならず、
首謀者であるヒステリカにも逃げられてしまい、
事態解決のために時間と場所を指定して挑戦状を叩きつける。

その一方で、ヒステリカの狙いがヴァンパイアの血と混じることで、
化学反応を引き起こして爆破作用を生み出すアグニの血を用いた、
地下鉄での自爆テロにあることを見抜いたミナは、
爆破指令を発する携帯を無効化させる作戦を立案し、
ベイオウルブズを召集して地下鉄沿線に潜伏している、
ヴァンパイアたちをマークさせていた。

ヒステリカを討ち、ななみを助け出すための作戦を進めていくミナたち。
そんな中、傷の手当てを受けていたユヅルは、
ヴェラが元々人間でありながらヴァンパイアになった理由を尋ねるのだが……

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流行り病で死に掛けていたヒステリカを、
ヴェラがヴァンパイアにして救ったという因縁が判明した今回のお話。
つまりヒステリカとヴェラは友人関係だったらしい、
ということが判りましたが、ヴェラがヴァンパイアになった経緯から、
同時にその頃には既に公主家に従っていたことも判ってきました。

ミナの母親であり先代公主であるルクレツィアに従い、
進んで自らの血を差し出すことでヴァンパイアとなったヴェラ。
ヒステリカを救うために彼女をヴァンパイアにしたものの、
何故二人は袂を別つ事となったのか。
その描写が無かったことから、
どうやらルクレツィアの死が関係してきそうな感じではありますが、
ヴァンパイアの、それも公主が何故死んだのかも謎ですね。
この辺りはヒステリカの言っていた三氏族が関ってくるのか、
それともテロメアの方が関与しているのか……

ヒステリカ自身がヴァンパイアになることを望んだかどうかは判りませんが、
事情が判明してくると彼女自身も被害者だったのかな?と。
自分の命を救うためにヴァンパイアにしたヴェラは、
何らかの理由によってヒステリカと共に行くことを拒んだ。
その理由が何なのかははっきりとしていませんが、
ヒステリカにとってヴェラの行為は裏切りでしかなかったし、
ヴェラが自分を見捨てたと感じる要素は十二分にあった気がしますね。

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第8話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ヴァンパイアバンドの第8話を見ました。
障害を排し、バンドの設立を宣言したミナだったが……

第8話-ニア ダーク-
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人間とヴァンパイアの世界の秩序破壊を目論む、
謎の巨大組織テロメア。
その傀儡たる溝口を抑え込んで特区設立法案を可決させ、
テロメアの尖兵となった西条とジャン・マレイ・デルマイユを排し、
学園の治安を取り戻したミナは、
アキラを正式に騎士として叙し、改めて身辺警護の任に就かせると、
ヴァンパイアの王国・ヴァンパイアバンドの設立を宣言する。

差し迫った難局を無事に乗り切ったミナではあったが、
学園内におけるテロメアとの抗争の事後処理は長引き、
被害に遭った生徒の殆どが復学を拒否しており、
生徒会役員は大幅な欠員でその機能を維持出来ずに居たため、
新たなる役員を募る事となる。
役員募集の草案作成を依頼された由紀は、
ミナに対して複雑な想いを抱きながら理事長室を訪れるのだが、
誤って自身が趣味で書いている小説のノートを持ってきてしまい、
慌てて取りに戻る事となるのだが、
席を外している間にミナに小説を読まれてしまった事を知り、
激しく落ち込む事になる。
だが、指輪の一件も含めて盗み読みしたことを詫びるミナと、
初めて彼女の本音を聞けたことから、
種族の違いを超えた友諠を結ぶ事となる。

一方バンドを勝手に抜け出しているヴァンパイアの情報を得たヴェラは、
ミナの命令で事実確認に動いていたのだが、
倉庫街で助けたユヅルと名乗る少年が、
東雲ななみがヴァンパイアであることを知っていたことから、
人間に戻せずバンドに収容していたはずの学園の生徒全員が、
バンドの中に存在していない事実を知る。

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先週は特別編と題した総集編だったわけで、
2週間ぶりの本編となったヴァンパイアバンドですが、
今回のシナリオで一応一区切り付ける感じでしょうかね。

ひょっとしたら唯一残った生徒会役員なのでは?
という気がする由紀ですが、
役員募集の草案を持ってミナに会いに行ったはずなのに、
持ってきたのが前夜まで小説を書いていたノートで、
慌てて教室へ取りに戻るも、その間にミナに小説を読まれる事に。
誘い受けとか、強攻めという言葉が出て来るという事は、
由紀が書いている小説ってBLですか……
確かにBL小説、しかも自分が書いたものを勝手に読まれるのは、
かなりきついですねえ。
まあ、由紀が迂闊だったといえばそれまでですが。

敵なのか味方なのか良く判らない美刃。
最初の鬼ごっこや、ジャン・マレイの手下に襲撃された時は、
窓を割ったり代わりに戦ったりしてアキラを助けてきましたが、
最近はどういうわけか挑発的な言動を繰り返していますね。
アキラの前にしか姿を現さないことも気になりますが、
どういう意図があってアキラに近付いているのかも謎です。

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第7話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ヴァンパイアバンドの第7話を見ました。学園のヴァンパイアを炙り出すため、
生徒会に協力する事となったアキラだったが……

第7話-イノセント ブラッド-
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建国のための特区設立法案、
その最大の障害ともいえる溝口の孫を誘拐することで辞任に追い込み、
解散総選挙を封じ込めて法案成立の筋道を立てたミナは、
もう一つの懸案事項である学園内の反勢力駆逐に動き始めた。

ミナがバンド設立のために幼い子供を誘拐し、
ヴァンパイアとすることで溝口に対し脅しをかけたことや、
学園内に密かにヴァンパイアが潜り込み、
生徒を襲っていることを承知しながら黙認していた事を知り、
アキラはミナに対する疑念を強くしていく。

学園内のヴァンパイアを炙り出すことでミナの真意を確かめようとするアキラは、
ヴァンパイアの駆逐を目指す生徒会に協力を申し出るが、
行方不明となった会長の代行として生徒会を取り仕切る、
副会長の西条の要請で武器を用意するために、単身でバンドに戻る事となる。
しかし、教会に立て篭もる生徒会メンバーの前には、
まるでアキラの不在を見計らうかのように姿を現した東雲ななみの手引きで、
既にヴァンパイアとなった生徒が襲撃を仕掛けてくるのだった。

ヴァンパイアに対抗する術を持たぬが故に、
成す術無く毒牙に掛かっていく生徒会のメンバー。
由紀もまたななみによって追い詰められていくのだが、
彼女の窮地を救ったのは由紀たちが追放しようとしていたミナ当人だった。
一方武器調達のためにバンドへ戻っていたアキラは、
デルマイユ公爵家と並ぶ公主家門閥貴族の筆頭、
アルフォンソ・メディチ・ボルジアーニと再会し、
アルフォンソの言葉から、自分が不在の間に教会が襲われたことを知る。
そしてヴォルフガングとアルフォンソから、バンド設立の真の目的を聞かされ、
ミナと共に苦難の道を歩む覚悟があるか否かを問われるのだが……

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いよいよ見えてきた真の敵の影。
数千年に渡って築き上げられてきた、人間とヴァンパイアの秩序を破壊し、
世界を混沌で覆い尽くそうと目論む謎の組織・テロメア。
総理大臣である溝口に資金供与を行い、バンドの設立を阻止しようとしたり、
学園内でヴァンパイアを増やし、その責任をミナに押し付けようとしたわけですが、
ヴァンパイアであり公主家筆頭の門閥貴族であり、
ジュノーの息子であるジャン・マレイ・デルマイユや、
副会長の西条もテロメアの一員であることが判明したことから、
とてつもない組織力を有していることが判りますね。

そして西条や公式会見でテロを行ったジャーナリストが人間であったことから、
組織にはヴァンパイアと人間の両方が所属していることが判ります。
そういえば、私が好きなラノベ作品にも同じような設定がありましたね。
確か「薔薇十字騎士団」と言ったかな?
その作品は作者が急逝したため、未完のままで終わってしまいましたが……

テロメアという組織は全容が全く見えない上に、
その目的意識に関しても完全に見えてこないですね。
現行秩序の崩壊という部分ははっきりとしていますが、
残念ながらその先の部分については現段階ではさっぱりです。
ジャン・マレイは人類を排した、ヴァンパイアだけの新たな世界の構築、
と考えていたようですが、
西条の行動やテロメアという組織の性質を考慮すると、
ジャン・マレイはテロメアの目的意識を理解出来ていなかったと思います。
尤も、これは西条に関しても同じことが言えると思いますけどね。

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第6話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ヴァンパイアバンドの第6話を見ました。
解散総選挙をちらつかせて脅しをかけてくる溝口に対し、ミナは……

第6話-フロム ダスク ティルドーン-
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バンドの存在を日本政府に認めさせるための特区法案だが、
現総理大臣の溝口は衆議院の解散総選挙をちらつかせることで、
法案成立を阻止せんとして動いてきた。
事態収拾のため溝口の元を訪れ、
あくまでも話し合いによる平和的解決を建前とするミナだったが、
どうあっても溝口が意志を曲げるつもりが無い事を知るや、
対応の次策として備えさせていたアルフォンソに溝口の孫を攫わせ、
ヴァンパイア化させることで溝口の態度を軟化させる事を目論む。

一方、学園に潜んでいるヴァンパイアから襲撃を受け、
美刃の協力で難を逃れたアキラだったが、
襲撃者を撃退した美刃から、
ミナと再会したのは単なるおまけで本命は敵の炙り出しだったこと、
そしてその為に一個中隊の護衛が動いていたことを聞かされる。

アキラが考えているほどミナは優しくない、
そう言い残して姿を消した美刃の真意を探るため、
会見を終えて戻ってきたミナとの面会を申し出るのだが、
ヴェラによってそれを拒まれてしまう。
しかし、偶然にもネリーたちの会話を立ち聞きしたアキラは、
貴賓室に閉じ込められている少年が溝口の孫であり、
特区法案成立のための交渉のカードとして攫い、
強制的にヴァンパイアにされたことを知るのだった。

徐々に、それでも確実に増えていく学園のヴァンパイア。
それを知りながら放置し、
目的のために幼子を巻き込むミナのやり方に疑問を呈するアキラ。
ミナを信じきることが出来ない自分に苛立ちながら、
それでも自分の気持ちに整理を付けるため、
ヴァンパイアの放逐を目指す生徒会に協力することを決意するが……

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というわけで、いよいよヴァンパイアバンド設立の山場であり、
その障害となる内閣総理大臣・溝口と対峙した訳ですが、
日本の借金を全て肩代わりするという条件を拒否し、
特区法案を否決に持ち込もうとする溝口に対し、
溝口の孫を誘拐しヴァンパイアにするという、
所謂化け物らしい交渉を選んだことで法案の可決を勝ち取ったミナ。

孫を使って揺さぶることで溝口を退陣に追い込み、
バントの存在を認めさせる特区設立法案の障害はなくなりましたが、
気になるのはミナ自身が言っていた通り、
溝口に資金提供をして背後で操っていた存在。
ミナにとっては恐らく最大の敵となるであろう、
その人物とは誰なんでしょうね?

その正体や目的が未だ見えてこない印象を受ける美刃。
最初こそヴァンパイアを連想させる描写ではありましたが、
前回ではヴァンパイアというよりもアキラと同じ人狼に近い描写で、
ミナの護衛に一個中隊が動員されていたことを知っていたり、
真祖の血を守るのが仕事と言いながら、
ミナの意に反すると思われる情報をアキラに与えたり。
果たして美刃はどこまで信用できるのか……

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第5話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ヴァンパイアバンドの第5話を見ました。
全世界に向けてヴァンパイアの存在を公言したミナだったが……

第5話-シャドウ オブ ヴァンパイア-
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生徒会長である東雲ななみとの、
学園での進退について賭けが行われてから一週間。
学園理事長兼学生として高校に通うミナとは対照的に、
ななみは病欠扱いで学校に姿を現してはいなかった。

本物のヴァンパイアの王として、
学園中から興味と奇異の視線を一身に浴びるミナ。
その中で編入時の一件でミナを快く思わない久世は、
同じ生徒会に所属する西条から、
ななみが欠席している本当の理由が、
生徒会室でヴァンパイアによって襲撃されたからだと知るのだった。

一方家庭科の授業に臨むミナではあったが、
家事など一度もやったことが無いことから、
クラスメイトの由紀の協力を得て初めての料理に挑戦する。

作った料理を昼休みに早速食べさせるミナと由紀。
初めての料理に期待と不安を抱いていたミナは、
試食を担当したアキラから高評価を得た事に喜ぶが、
そんなミナの下に現職総理大臣の溝口が、
特区法案の対抗として解散総選挙の可能性を示唆したと連絡が入る。

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日本政府対ミナの第2ラウンドとも言うべき今回のお話。
最初の閣僚戦に於いてはミナの圧勝だったわけですが、
今回登場した溝口は総理大臣だけが行使できる伝家の宝刀、
「解散総選挙」を切り札に対抗してきましたね。

正確には「衆議院解散」である解散総選挙は、
内閣府と天皇のどちらにその権限があるかという点で議論が分かれますが、
象徴天皇という憲法上の制度とを鑑みれば、
一般的には内閣府の要請に天皇が了承し、
衆議院の解散が行われるという観点から最終的な決断は天皇が行うものですが、
あくまで主導権は内閣府であり、その長たる総理大臣に帰するものと私は考えます。

ご存知の通り衆議院議員の任期は4年間ですが、
その大部分は任期満了を待たずに総選挙を行っているため、
実は戦後60年以上で任期満了による衆議院総選挙は1回しか行われてません。
ちなみに一番新しい解散総選挙は昨年8月に行われたものですね。

衆議院の解散は内閣総理大臣の提案に内閣府全閣僚の署名が必要になりますが、
2005年小泉政権下の郵政解散は、
民営化反対に回った閣僚を罷免して他に兼任させることで、
全閣僚の署名を集めて解散したものです。

内閣が衆議院の解散を宣言した場合、
解散から40日以内に選挙を行わなければならない、という決まりがあります。
(任期満了の場合は30日以内ですが)
溝口の狙いはミナたちの拒絶以外に交渉の先延ばしと、
判断を国民に委ねる責任回避もあるでしょうね。
まあ、それが民意と言えば、聞こえは良いでしょうけどね。
尤もミナは良き隣人であり続ける限りは、という脅しをかけているので、
拒絶されたら本気で日本を潰しかねませんが……

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第4話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ヴァンパイアバンドの第4話を見ました。
アキラを用いた賭けに勝利したミナだったが……

第4話-インタビュー ウィズ ヴァンパイア-
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記憶の回復が不完全ながらも、
ミナの傍近くに仕える事となったアキラは、
一人で行政府を抜け出したミナを連れ戻しに、
バンド開発関係者の居住部に向かい、子供と戯れるミナの姿を目にする。

翌日、全世界のメディアに向けた合同記者会見のため、
各国の報道関係者に限ってバンドへの立ち入りを許可したミナは、
ヴェラに命じて人間か否かも含めた、
入島者の徹底的な検査を行わせていたのだが、
その最中にツェペッシュ公主家に仕える門閥貴族の筆頭である、
ジュノー・デルマイユ公爵がバンドへと来訪する。

ヴェラやヴォルフガングらが主導で行っている、
バンド建設計画が面白くないジュノーは、
自らの部下を呼び寄せると同時に地の一族を排斥し始め、
ミナの近くでバンドに於ける実権を握ろうと試みるが、
呼び寄せたジュノーの部下の一人が、
C4プラスティック爆弾を盗み出し、姿を消してしまう。

子飼いの部下の裏切りという自らの失態の責を、
秘密裏に計画を進めていたヴェラたちに擦りつけようとするジュノー。
一方アキラたちは爆弾を持って姿を消した、
ヴァンパイアの捜索に当たるのだが……

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今回門閥貴族の一人であるジュノーの登場で、
人間とヴァンパイアの関係のみならず、
権力争いの側面を色濃く見せ始めたわけですが、
ミナが小物と称する通りジュノーは権力を傘に着て、
権力に固執する印象が非常に強いキャラでしたね。

ヴォルフガングやアキラを「狗」と称して見下したり、
ミナの周囲を自分の手駒で固めて囲い込もうとしたり、
明らかにミナを侮っている素振りが透けて見えるわけですが、
新しく登用した兵隊に裏切り者が混ざっていたり、
刺客をノーチェックで素通りさせてしまったり、
意気揚々とバンドに乗り込んでは見たものの、
連続した失態でその権限が制限されてしまったりと、
ものの見事にミナの手の内で踊らされていた感じですね。

ヴォルフガング率いる地の一族が親衛隊であり、
ミナの側近であるならば、
腹心という立ち位置になるであろうヴェラトゥース。
ジュノーは彼女のことを「下賎の血からでた腰巾着」
と揶揄していましたが、
果たして彼女の出自とはなんなんでしょうね?
よほど低い地位にあったヴァンパイアなのか、それとも元・人間か。

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第3話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ダンスインザヴァンパイアバンドの第3話を見ました。
襲撃に巻き込まれたアキラは、かつての記憶を取り戻すのだが……

第3話-ティーンウルフ-
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襲撃を受けたミナに巻き込まれたアキラだったが、
その最中に幼い頃ミナと交わした約束と、
自分が地の一族と呼ばれる人狼であることを思い出し、
襲撃者の撃退に成功する。

翌日、目を覚ましたアキラは記憶が判然としないことから、
昨夜の出来事を夢だと考えようとするのだが、
傍らにミナがいたことから現実として認識すると同時に、
不完全ながらも自分の記憶が戻ってきていることを確認する。
しかし、突然戻った記憶とミナの真意が未だに判らないことから、
今後の生活に幾許かの不安を覚えるアキラだったが、
ミナがアキラのクラスに編入することが決まり、
加えてアキラの隣の席を希望したことから、
クラスメイトによる追求が始まってしまう。

一方ミナの編入に対して、
断固として反対の立場を表明する生徒会長の東雲ななみは、
独断でヴァンパイアの編入を認めた理事長に対し、
生徒会を代表して抗議と編入の棄却を申し込みに赴くが、
その席上で当のミナ自身が理事長であること、
そしてミナは彼女のみならず、
他のヴァンパイアをも学校に招き入れるつもりであることを知る。

ななみの進路を引き合いに出して訴えを取り下げようとするミナ。
しかし正義感の強いななみはミナの恫喝に怯むことなく、
ミナが学校を去るための譲歩案を引き出すのだった。
かくして、全校生徒を巻き込んだ、
鏑木アキラとの鬼ごっこが幕を開けるのだが……

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都合が悪くなると格好つけて逃げ出したり、
就寝中の姿をヴェラに隠し撮りされていたりと、
情けない部分がクローズアップされている今回のアキラ。
アキラ・鏑木・レーゲンドルフというフルネームも判明したわけですが、
やたら日本人らしい名前が混じっていることと、
父親の方が人狼であることを考えると、
一番可能性が高そうなのは「人狼と日本人のハーフ」ってところでしょうか?
あ……某魔法少女の真・ソニックフォームという、
ハイレグのレオタードを着ているようにしか見えない某執務官のように、
育ての親の姓を繋げているだけという考え方も出来なくは無いですが、
それでも結局人狼とのハーフという点は変わらないようにも思えますね。
後天的に人狼化する方法が存在するのならば、話は異なりますが……

ミナの編入を賭けて、全校生徒相手に鬼ごっこを演じることとなったアキラ。
見ている限りでは否定的なのは、ななみを始めとする極少数で、
殆どの生徒がどちらでも構わないという印象ですね。
全校生徒を巻き込んだ鬼ごっこに発展したのも、
生徒会側からアキラに懸賞金がかけられたことが大きな要因でしょう。
ただ、その予算って何処から出ているのか?と考えた時、
結局理事長であるミナに辿り着くわけですが……

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第2話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

ダンスインザヴァンパイアバンドの第2話を見ました。
ヴァンパイアの王を名乗るミナ、その目的とは?

第2話-ハウリング-
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東京湾に浮かぶ第零号埋立地を買収し、
そこに新たなるバンドを築くと宣言した、
ヴァンパイアの王を名乗るミナ・ツェペッシュの出現から数日。
世間ではミナとヴァンパイアの話題で事欠くことは無かった。

一年前にとある事故で記憶を失った高校生の鏑木アキラは、
そんな世間の浮かれ方から一線を引きながらも、
吸血鬼という単語に奇妙な違和感を抱きながら生活していたが、
ある日お忍びでアキラの高校を訪れていたミナと遭遇する。
その直後、アキラは激しい頭痛に襲われて苦しみだすのだが、
第三者の接近を感じ取ったミナは、
アキラを助けることを諦めてその場を逃げ出してしまう。

放課後、事故の後遺症を心配したクラスメイトの三枝由紀から、
きちんと医者に診察してもらうよう言い含められたアキラだが、
帰途に着くアキラの前に、再びミナが姿を現す。

存在を無視しながらも、
倒れこんだミナを無意識のうちに助け起こそうとしたり、
刺客に狙われるミナを庇おうとする自分の行動に、
アキラは釈然としないものを感じながらも、
刺客の追跡から逃れるためにミナと逃亡を図る。

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さて、途中で遮られてしまいましたが今回の第2話冒頭で語られている、
ドラキュラ公ことヴラド三世ですが、
15世紀のルーマニアに実在した人物です。
別名を串刺し公とも言い、オスマン帝国軍(現在のトルコ)の侵攻から、
ワラキア公国を守った英雄でもありますが、
オスマン帝国軍の兵士を生きたまま串刺しの刑に処したことから、
串刺し公と呼ばれるようになったという話もある人物ですね。

実際にもドラキュラ公と呼ばれていたようですが、
こちらは「~ア」というのが「~の息子」という意味を持っていること、
(これはスロバキアなどの国の人の名前に付く、
「~ビッチ」が「~の息子」という意味を持っているのと全く同じことですね)
父親のヴラド2世がドラクル(竜公、或いは悪魔公の意)と呼ばれていたため、
ドラクルの息子=ドラクレア(英語ではドラキュラになる)だったためですね。

ちなみに我々が良く知る空想上のドラキュラ伯爵は、
ブラム・ストーカーがヴラド三世をモデルの一人に選んだことでも有名ですが、
その理由は恐らく前述の残酷とも言える串刺し刑と共に、
当時のオスマン帝国と対立していたハンガリー王が、
十字軍で自国の戦力を削られることで劣勢に立たされるのを回避するため、
ヴラド三世の利敵行為による背信の冤罪を仕立て、
その信憑性を高めるために捏造された悪行の一つである、
「人を無差別に殺し、その血肉を食らって晩餐を開いた」というものでしょうね。
重ねて言いますが、これはあくまで十字軍への派兵回避のために、
ヴラドを幽閉するための口実としてでっち上げられたものらしいですよ。

もう一つ補足すると、ヴラドとは竜の子を意味する言葉だそうで、
第1話でミナが言っていた事はあながち間違いではないわけですね。
尤も、ミナが言うヴラド・ツェペッシュとヴラド三世は別人ですが、
この作品の設定上はどうなっているかは不明です。

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ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 第1話 [ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド]

2010年1月放送開始アニメ、ダンス イン ザ ヴァンパイア バンドの第1話を見ました。
というわけで、感想です。

第1話-プロムナイト-
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環望原作 メディアファクトリー発行 月刊コミックフラッパー連載漫画のアニメ化作品

世界に闇に生き、時に歴史に干渉することで、
人の世を操ってきた夜の眷属・ヴァンパイア。
しかし映画や小説、漫画やゲームといった様々なフィクションの登場で、
空想上の存在という認識が広まり、
彼らの存在は決して歴史の表舞台に出ることは無かった。

そんな現代の日本、首都東京で一つの事件が起こる。
若い女性ばかりを狙った連続通り魔事件は、
被害者の首筋に吸血痕と見られる傷を持つという共通点から、
犯人は吸血鬼なのでは?という議論が巻き起こり、
コメンテーターたちが噂の検証を行うことで真相を暴こうとする、
アストライアの天秤というテレビ番組でも、
この事件のことが取り上げられるのだった。

吸血鬼と思しき目撃情報に対し、
博物学者でもある海老川の景気不安に対する心理現象という説、
更には番組内の街頭レポートにおける、
吸血鬼否定の内容から徐々にスタジオ内は吸血鬼否定の方向へ動いていく。

吸血鬼側の証人としてスタジオに招かれたヴェラトゥースは、
犯人が残していった右腕を証拠として持参するのだが、
ただ一人動揺を見せた俳優の平井星一を除き、
スタジオ内は一層吸血鬼否定の方向へと動いていく。
そんな中、観覧客としてスタジオに来ていた吸血鬼の王であるミナ・ツェペッシュは、
街頭インタビューに応じた鏑木アキラの回答に落胆するのだが……

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あ……あれ!?ひょっとして、間違えた?
と思いたくなるような出だしで、かなり焦りましたが、
実はきちんと合ってました、というオチ。

原作読んでいないから序盤は本当に焦りましたが、
中盤に差し掛かる頃にミナが登場してきて、
やっぱり合っていたんだと安心しました。
まったく……
初っ端からやってくれるじゃないか、新房昭之とシャフトは!
って感じでしたね。

今回は舞台がテレビの番組内だったためか、
その描写の9割以上がテレビカメラを通しての映像演出という徹底振りで、
相変わらず力入ってるなあ、と感心させられますね。
まあ、終盤を手抜きと取る人も居るかもしれませんがw

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