Fate/Zero補足情報その20 [Fate/Zero]

色々と謎の多いFateのストーリーや難解な専門用語を、少しでも理解出来るような補足情報です。
今回は第20話からの補足情報を色々と書いていきます。

Q1:切嗣がアイリスフィールの元を訪れた理由って何?
A1:聖杯戦争を最後まで勝ち抜くための、自身に課した最終試験です。
   魔術師殺しと呼ばれた現役時代の切嗣は、機械のようにやるべき事を淡々とこなしてきたわ
   けですが、アイリスフィールやイリヤと共に過ごした9年間のブランクがかつての冷酷さを失
   わせていることに気付いていました。また聖杯の器であるアイリスフィールが、聖杯戦争の進
   行で衰弱し死に至ることも予め知らされていました。
   そこで切嗣は衰弱しているアイリスフィールと会う事で、自身が愛した女性が死に行く姿を見
   てもなお信念を揺るがすことなく、聖杯を手に入れるために自身が成すべき事を成せる状態
   にあるかどうかを確認するために、敢えてアイリスフィールの元を訪れました。

Q2:アイリスフィールは何故切嗣に鞘を渡したの?
A2:切嗣の方が必要性が高いからです。
   聖剣の鞘である全て遠き理想郷(アヴァロン)は、所持しているだけで傷を癒す効果があります
   が、その為には本来の所有者であるセイバーの魔力供給が必要になってきます。
   つまりアイリスフィールがセイバーのマスターを代行していたのは、他の陣営に対する囮である
   と同時に、聖杯戦争の進行によって崩壊していくアイリスフィールの肉体を維持するという意味
   もありました。勿論前線に立つ以上は負傷するのも想定範囲内であり、重傷を負った際の回
   復手段としての意味もありました。
   アサシン・キャスター・ランサーの3体が既に脱落した影響でアイリスフィールの肉体の崩壊は
   限界に近付いており、セイバーが近距離に居ないと鞘の恩恵を受けられない彼女は戦場に立
   ち続ける事が不可能な状態にあったため、正規の契約を結んで距離に関係なく鞘の恩恵を受
   けられる切嗣に、決戦の際の切り札として渡したわけです。

Q3:何故ライダーではなく、時臣の暗殺を行おうとしたの?
A3:効率の問題です。
   切嗣の存在を知っているのは言峰綺礼だけであり、彼は切嗣の存在を時臣に伏せています。
   ウェイバーは切嗣との会話によって、アインツベルン陣営の協力者が存在している事を知りま
   したが、それがどんな人物なのかは知りません。(そもそもウェイバーが魔術師としての本格的
   な修行に取り掛かったときには、切嗣は現役を引退していた)
   つまり綺礼を除く他の陣営のマスターは、アイリスフィールこそがアインツベルンのマスターで
   ある、と誤認しているわけです。
   その心理的な陥穽を突き、セイバーとライダーの戦闘の結末を見届け、あわよくば生き残った
   方を片付けようとアーチャーを派遣する事を見越し、護衛であるアーチャー不在の間に時臣を
   始末しようと試みたわけです。

Q4:舞弥にアイリスフィールの護衛をさせる必要ってあったの?
A4:ありました。
   アイリスフィールが単純に病気などで動けないだけなら、切嗣は護衛させなかったでしょう。
   問題は彼女が聖杯戦争の最重要アイテムである聖杯の器と呼ばれる代物であり、聖杯を手
   に入れるためには彼女の存在が必要不可欠になる、という点にあります。
   聖杯の完成に絶対必要な重要アイテムを、最初から持っているのが聖杯戦争に於けるアイン
   ツベルン陣営のアドバンテージであり、これが容易に持ち運べる代物でない以上は、どうして
   もそれを守るために人員を割く必要があるわけです。
   聖杯戦争だけという観点から考慮すれば、他の陣営に新たな拠点を知られていない(綺礼は
   知っているが時臣には報告しておらず、切嗣たちは知られていること自体気付いてない)た
   め、放置しておいても問題はないように思えますが、空き家と思い込んで侵入した部外者に
   害される可能性や他の陣営に悟られたときの対策として、身動きが取れない状態のアイリス
   フィールを放置しておく事が出来なかったわけです。

Q5:舞弥って何歳なの?
A5:正確には判りませんが、20代前半から半ば位の年齢です。
   まず彼女が紛争地域の少年兵だった事、戦場の中で切嗣に拾われた事は舞弥自身の口か
   ら語られていますが、彼女が切嗣と出会ったのは11年前の事です。
   またアニメ作中では語られていませんが、舞弥自身は少年兵時代に出産の経験もあります。
   これは子供を攫ってきて武器を持たせた方が効率がいい、という観点と同じで、逐一攫ってく
   るより女児に生ませた方が効率が良いわけです。

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Fate/Zero 第20話 [Fate/Zero]

Fate/Zeroの第20話を見ました。
ギルガメッシュとの密約を結び、遠坂時臣を謀殺して聖杯戦争に復帰した言峰綺礼。
そうとは知らないアインツベルン陣営は、時臣との会談で伝えられた情報を元にライダー討伐の
準備を着々と進めていたのだが……

-#20 暗殺者の帰還-

深夜の言峰教会で行われた遠坂時臣とアイリスフィール・フォン・アインツベルンとの会談に於い
て、ライダーのマスターであるウェイバー・ベルベットの拠点を突き止めた衛宮切嗣は夜が明けて
すぐにアイリスフィールの元へと訪れる。
アサシン・キャスター・ランサーと、脱落した3体のサーヴァントの魔力を回収した事で既に人型と
しての活動が限界に近いアイリスフィールから宝具・全て遠き理想郷を譲り受けた切嗣は、ライダ
ーとセイバーの戦いの監視にアーチャーを派遣するであろう事を見越し、時臣を暗殺するために単
身遠坂邸へと赴くのだが、本来あるはずの魔術結界が機能していないことに気付き、状況確認の
ため潜入を試みる。

時臣との戦闘で全身に火傷を負い、言峰綺礼によって応急処置を受けた間桐雁夜は自身のサー
ヴァントの意識に触れ、バーサーカーの強い怨嗟を感じ取る。
意識を取り戻し辛うじて命を繋ぎ止めてはいるものの、既に自力では体を支えきれぬほどに衰弱
している雁夜は、臓硯から桜の精気を吸った蟲を与えられて強制的に活力を回復させられる。

一方ウェイバーはこれまで現界に拘っていたライダーが、キャスターとの戦闘以降2日も続けて
霊体化していることから、一昨日の戦闘の影響でライダーの魔力が戦闘不能なほどに衰弱して
いる事を悟り、ライダーの魔力を回復させるため召喚に用いた魔法陣を設置してある場所へと赴
き、魔力の回復を最優先するのだった。
そうとは知らずに民家を訪れたセイバーは、ライダーが帰還するのを待つために離れた場所から
民家の監視を始める。
前線に立つことが出来なくなったアイリスフィールの護衛として、一人土蔵に残っていた久宇舞弥
は何故切嗣に従うのかを問われ、自身の過去を語り始めるのだが……


というのが第20話の大まかなあらすじですね。
今回の用語解説は少ないけど長めです。
地脈
主に陰陽道に於ける、地中に宿るエネルギーやその通り道の事。龍脈とも呼称される。
地脈は地中を循環し、人間を含む万物のエネルギーとなる一方で、万物に対して様々な影響を
及ぼす代物でもある。従ってこの地脈に沿った使い方をすれば、一族の繁栄や幸運を呼び込む
反面、地脈に悪影響を及ぼす使い方をすれば短命になってり病に冒されやすくなる他、土地が
痩せ細って作物が育ち難くなるなどのマイナス面も持ち合わせており、地脈の影響は特に人間
が受けやすいものでもある。
地脈は土地の形状によって流れる形が異なってくる代物であり、この地脈の流れを読み取って
建築物の最適な立地を導き出すのが風水の一つである。
アイリスフィールは土蔵の中に描いた魔法陣を近くの地脈に繋げる事で、地脈から供給されるエ
ネルギーで体調を整えていた。
またウェイバーはイスカンダル召喚に際して地脈を利用出来るように魔法陣を描いているため、
今回彼が訪れた場所がイスカンダルにとっては冬木で最も相性が良い場所になる。
余談だがTYPE-MOON作品全般に於いて、陰陽術や風水術は東洋魔術系統の一つという位置
付けになっているため、基礎的な魔術の修行段階で最低限の事は学ぶ事になる。
淫虫
間桐臓硯が使役する蟲の種類の一つで、桜の調教に用いられていた。
魔術師として高い素養を持つ桜ではあったが元々は遠坂家の娘であり、養子である彼女を間桐
の魔術に順応させるため、肉体的な改造を行う必要性があった。
より正確に言うなれば、間桐の血統を再生させるための道具として機能させるための改修を施す
必要性があった、というだけで、間桐の魔術を修得させる下準備ではない。
雁夜が与えられたのは、桜の純潔を最初に啜った1匹。少々下品な言い方をすれば「桜の処女
膜を破って破瓜の血を一番最初に取り込んだ虫」ということになる。
魔術師の肉体はそれ自体が魔力を帯びているが、魔術儀式に血液を用いることが多い事から血
液は人体に於いて最も強く魔力を含んでいる媒体の一つと推測される。
また、女性魔術師の魔力と処女性も関連性があることが窺える。

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ジオ、初回途中に降板してチームは連敗 [横浜DeNAベイスターズ2012]

交流戦に突入しながら故障や不調の影響で先発投手陣の駒不足に悩まされている横浜DeNA
ベイスターズは、ローテの谷間に中継ぎの小林太を先発させて案の定敗戦を喫して連勝はなら
なかった。
さて本日の横浜DeNA先発はジオ、対する北海道日本ハムの先発は吉川。
その結果は……

DeNA 1-3 日ハム で、ファイターズの勝利です……[もうやだ~(悲しい顔)]

北海道日本ハムファイターズ第2回戦(札幌ドーム)
TEAM123456789101112RHE
DeNA000010000---190
日ハム20010000×---380




勝利投手:吉川光夫 5勝 2敗  セーブ:増井浩俊 1勝 1敗 9H 6S
敗戦投手:ジャンカルロ・カルロス・アルバラード 1勝 5敗
本塁打:
横浜DeNAベイスターズ
荒波(中) 森本(右) 筒香(三) ラミレス(DH) 中村紀(一) 一輝(左) 石川(遊) 黒羽根(捕)
サラサー(二)
ジオ(2/3)→林(3回2/3)→菊地(2/3)→加賀→藤江(2回)→山口-黒羽根(6回)→鶴岡
北海道日本ハムファイターズ
糸井(右) 小谷野(三) 田中(二) 中田(左) 稲葉(一) 陽(中) スレッジ(DH) 加藤(遊) 鶴岡(捕)
吉川(5回0/3)→榊原→森内→宮西→増井-鶴岡


案の定の炎上劇で敗戦を喫して連勝はならなかった横浜DeNA。
セ・リーグの他球団、とりわけ阪神と広島が調子を落としている今のうちに差を詰めて、最下位
脱出どころか一気に4位浮上を狙いたいところなのだが、先発の駒が不足してなかなか上手く
行かないのがもどかしいところ。

試合内容はいつものように三者凡退に抑えられた初回、横浜DeNA先発のジオは先頭の糸井
にヒットで出塁されると、1死2塁から田中にタイムリースリーベースを打たれて先制点を与えて
しまい、2死から稲葉の内野安打でいきなり2点のビハインドを許しただけに留まらず、先発の
ジオが緊急降板を余儀なくされてしまう。
2番手として登板した林は3回まで日ハム打線を0に抑えるが、4回裏1死から稲葉にスリーベ
ースを許して降板。3番手の菊地が6番陽にセンターへの犠牲フライを許し、ジリジリとリードを
広げられていく展開に。

後手に回っていた横浜DeNAは3点差に広げられた直後の5回表、先頭のサラサーがヒットで
出塁すると1死1塁から森本のヒットと筒香の進塁打で2死2・3塁とチャンスを作り出す。
ここで4番ラミレスがライト前へタイムリーヒットを放つが、2塁走者の森本は糸井の守備に阻ま
れて生還出来ず1点止まりとなるも、反撃への足掛かりとなる1点をようやく奪う。

しかしその後は互いに攻め手を欠き、試合は膠着状態に。
横浜DeNAの投手陣はヒットと四球を1つづつ与えたものの、2塁を踏ませずに日ハム打線を抑
え込んだが打線は日ハムの継投にチャンスを作り出せず。
最終回に6番代打下園が増井からヒットと暴投で2塁のチャンスを作り出すも、石川と途中出場
の金城が凡退に倒れ、最後は代打小池が初球をサードフライという結果に終わりあっさり敗戦。
初回にジオの降板という非常事態に襲われながらも、投手陣は継投で凌ぐ事が出来たが、打
線は日ハム投手陣の前に繋がりを欠き、9安打1得点で連敗した。


う~んこの1~3番、最悪や!う~んこの内野手、最悪や!う~んこの先発、最悪や!
中日戦で渡辺直人が脱臼して戦線離脱を余儀なくされた辺りから、また得点力不足に泣かされ
そうな嫌な予感はしていたんですよ。
それでも巨人相手に大量リードを許しながら追いついたり、ひょっとしたら杞憂だったかな?とか
思った時期もありましたが、やっぱりこうなっちゃいましたか。
まあ筒香がマークされるのは致し方ないとしても、現状でラミ・ノリ以外が自動アウトな打線はか
なり困りものでしょう。

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