寝てるおかわりを起こすベイ? [横浜DeNAベイスターズ2012]

5月は勝率5割を維持しながらも、4月の負け越しが響いて借金10で交流戦を迎える横浜De
NAベイスターズ。苦手な交流戦で巻き返せるのか?
はたまた例年通り下位に沈むのか?
さて本日の横浜DeNA先発はジオ、対する埼玉西武の先発は牧田。
その結果は……

埼玉西武 3-1 DeNA で、ライオンズの勝利です……[もうやだ~(悲しい顔)]

埼玉西武ライオンズ第1回戦(横浜スタジアム)
TEAM123456789101112RHE
埼玉西武010000020---391
DeNA000000100---150




勝利投手:ランドール・デューン・ウィリアムス 1勝 1敗 1H  セーブ:涌井秀章 3敗 2S
敗戦投手:加賀繁 1敗 9H
本塁打:中村剛也 第2号(2回ソロ) 第3号(8回ツーラン)
横浜DeNAベイスターズ
荒波(中) 梶谷(遊) 筒香(三) ラミレス(左) 中村紀(一) 吉村(右) 藤田(二) 黒羽根(捕) ジオ(投)
ジオ(7回)→加賀(0/3)→藤江(2回)-黒羽根(7回)→鶴岡
埼玉西武ライオンズ
栗山(左) 片岡(二) 中島(遊) 中村(三) 秋山(右) ヘルマン(中) 浅村(一) 炭谷(捕) 牧田(投)
牧田(6回)→岡本→ウィリアムス(2回)→涌井-炭谷


過去4年間は6勝18敗による最下位が3回に、7勝16敗1分の11位が1回と交流戦が大の
苦手な横浜DeNAベイスターズ。
筒香が復帰したものの渡辺直人の故障離脱で連勝も止まってしまったため、ここで仕切りな
おしてもう一度最下位脱出と上位追撃を目指したいところ。

試合内容は横浜DeNA先発のジオが1死から片岡にライト前ヒットを許すも、黒羽根が盗塁を
阻止して結果として3人で抑えると、埼玉西武先発の牧田から荒波は片岡のファンブルで出
塁し1死から筒香・2死から中村紀が四球を選んで満塁とするが、6番吉村はキャッチャーフラ
イに倒れて先制のチャンスを失ってしまう。
すると直後の2回表、ジオは先頭の中村にフルカウントから外角の球をレフトスタンドへ運ばれ
て、ソロホームランで1点を先制されてしまう。

ジオは3回は2死から栗山の四球と片岡のツーベースで2・3塁、4回は2死からヘルマンに四
球と毎回のように走者を背負いながら3回は中島をセカンドフライ、4回は浅村をショートゴロに
仕留めて最小点差で踏み止まってはいるものの、打線は3回に梶谷がヒットと盗塁で2塁へ
進みながら後続が倒れて無得点。4回は下位打線が三者凡退と、初対戦となる牧田を攻略す
る糸口が見出せない。
そんな中で迎えた中盤の5回表、ボールが高めに浮き出したジオは先頭の炭谷にセンターオ
ーバーのツーベースで出塁を許すと、牧田をスリーバント失敗で1死を取るも栗山に四球を与
えて1・2塁で2安打の片岡を打席に迎える。
ここはジオがピッチャーゴロ併殺に仕留めてピンチを凌いだが、続く6回に中島のセンターオ
ーバーツーベース。更に1死から秋山のヒット、ヘルマンに四球を与えて満塁のピンチを背負
ってしまうが、浅村を三振・炭谷をライトライナーに仕留めて辛うじて最少得点差を維持する。

牧田を攻略出来ずにいた打線だが7回裏、牧田が右足の違和感で降板すると2番手の岡本
から藤田がライトフェンス直撃のスリーベースで出塁すると、代打金城が四球を選んで無死1
・3塁。続く代打下園の打球は中島の守備に阻まれるも、3番手ウィリアムスから荒波のショ
ートゴロの間に1点を返して同点に追いつく。
ところがせっかく同点に追いついたのに、中継ぎ陣が踏ん張れない。
2番手の加賀は中島にセンター前ヒットで出塁を許すと、中村にはストライクが入らずボール
先行のカウントからバックスクリーンへツーランホームランを被弾。あっさりと2点を勝ち越され
ると、続く秋山にもショートへの内野安打を許し、1死も取れずに降板する。
その後は藤江が秋山への牽制でボークを取られるも無失点で凌いだが、打線はウィリアムス
と涌井の前に沈黙を余儀なくされて試合終了。
交流戦初戦は先発が粘り強く最小失点で凌ぐも、中継ぎの誤算で敗戦を喫してしまった。


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間もなく交流戦 [スポーツ]

2日間のインターバルを終えて、プロ野球は今日から交流戦に突入します。
というわけで今回は毎年恒例となっている、交流戦前のセ・リーグ戦力分析記事です。
まあ、相も変わらず独断が多分に含まれているわけですが……


中日ドラゴンズ 38戦 20勝12敗6分
2年連続優勝を果たし、高木守道新監督の下3連覇を目指す中日ドラゴンズ。
昨年までは胃薬打線と揶揄されるほど貧打に喘いでいたが、今シーズンはここまで打率.248
本塁打20本といずれもリーグトップであり、得点はリーグ2位の108得点を記録している。
チーム防御率2.07は12球団トップを維持し、数字上では昨年を上回ってここ数年では珍しく
交流戦前で首位に立っているが、内実は決して万全な状態とはいえない。
実際阪神・広島・横浜には圧倒的に勝ち越しているが、巨人と東京ヤクルト相手には負け越し
ており、特にここ数年続いている神宮球場の鬼門っぷりは今年も健在で、その影響もあってか
独走状態に突入出来ないもどかしさもある。
脇腹痛の影響で戦線を離脱していた森野や、インフルエンザで離脱していた山崎の復帰。
右肩痛で出遅れていたネルソンも合流したが、吉見は左足太腿の肉離れで現在は戦線離脱
を強いられており、浅尾も勤続疲労の影響からか開幕から調子が上がらず2軍落ちした。
ルーキーの田島は15試合登板ながらも既に26イニングを投げており、登板すればイニング跨
ぎで2回を投げるのが当たり前の状況になりつつあり、田島は計算上シーズン100イニングに
到達しかねない。また岩瀬も既に20試合登板で、このままだとシーズン75試合登板となるか
なりのハイペース。
開幕当初は中継ぎだった山井が先発に回っているにも関わらず、高橋聡文はまだ復帰の目処
が見えてこないなど中継ぎ投手に不安を抱えている。
吉見不在で完投が期待出来る投手がほぼ不在なのも、どう響いてくるかは判らない。
浅尾が降格して不安を抱える中継ぎが、どこまで頑張って田島と岩瀬の負担を軽減できるか?

東京ヤクルトスワローズ 35戦 19勝13敗3分 ゲーム差1
昨年終盤まで首位にいながら、故障者や不調の選手が続出して優勝を逃した東京ヤクルト。
今シーズンこそ優勝したいはずだが由規が故障で出遅れ、相川も足の骨折で戦線離脱を余儀
なくされたり、開幕前はバレンティンや畠山の調子が上がってこなかったりと常に頭を悩ませる
事が続いている。まあ、左のエース石川が春先に勝てないのは例年通りではあるが……
打率は中日に次ぐリーグ2位の.242でありながら、得点はリーグ4位の99点。チーム本塁打数
も18本と、1位の中日とは2本しか違わないのに得点は9も違っている。
その要因は中日の本塁打が比較的ばらけているのに対し、チーム本塁打の2/3がバレンティン
一人に集中している東京ヤクルトとの差だろう。
神宮を大の苦手とする中日、例年通り左に弱い巨人には勝ち越している反面、昨年お得意様だ
った横浜相手には負け越している事も現在2位に甘んじている要因の一つといえる。
林の不在をバーネットが、相川の不在を中村悠平がカバーし、石川もようやく勝ち始めたがバレ
ンティンと畠山が調子を落としてきていることが不安要素の一つ。
特に昨年後半は研究されて本塁打を量産出来なくなったバレンティンと、4番に座っていた畠山
の終盤に於ける長い不調がV逸する要因の一つでもあったため、彼らが復調するまでいかに凌
げるかも重要。また相川不在の間チームを支えてきた中村が、相川の復帰でどうなるのかも注
目してみたい。というか、増渕はやっぱり中継ぎの方が活躍しますね。

阪神タイガース 37戦 17勝15敗5分 ゲーム差2
2000年代後半の2強ともいうべき中日と巨人の後塵を拝し、優勝から遠ざかる事6年。
和田新監督の下、2強時代に待ったをかけるべく覇権奪回に燃える阪神タイガースだったが、
ここまでの戦績は辛うじて勝率5割を上回っている状況。
開幕目前にマートンが故障離脱を余儀なくされて苦しい船出となったが、そのマートンが戻って
きた矢先に正捕手の藤井が顔面へ死球を受けてこちらも故障離脱を余儀なくされるなど、とに
かくベストメンバーを揃えるのに苦労してきた。尤もそれは他の球団も同じ事なので、言い訳に
はならないのだが……
打線に関しては守備に関してはまだまだ不安があるものの金本が復活してきたこと、赤星の引
退以降苦労してきたセンターも柴田との併用や代走などで使われる大和が好調である事など、
プラス材料もあるが得点源として期待されるブラゼル・マートンの調子がなかなか上がってこな
いというマイナス要素もある。
投手陣に関しても先発は岩田が唯一の3点台である事を除けば、安藤の想定外の安定感を含
めて全員が1点台から2点代前半を維持し、中継ぎは筒井・福原は0点台、渡辺・榎田が1点台
と安定している。
東京ヤクルトと広島には勝ちこしているものの、優勝を争う相手になる中日と巨人にはここまで
負け越しているのが痛い所。

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