Fate/Zero補足情報その17 [Fate/Zero]

色々と謎の多いFateのストーリーや難解な専門用語を、少しでも理解出来るような補足情報です。
今回は第17話からの補足情報を色々と書いていきます。

Q1:どうしてアイリスフィールは気配だけで舞弥が来たと判ったの?
A1:結界の反応から判断しただけです。
   ケイネスの襲撃に於いて拠点としての機能を失い、切嗣が用意した新たな拠点に移ったわ
   けですが、古い日本家屋では魔力が散逸し易いこととアイリスフィールの体調の観点から、
   大規模な防衛用の術式を組み上げる事が出来なかったわけです。
   その為防衛用ではなく観測用の結界を拠点としている屋敷に張り巡らせて、敷地内に流れ
   込む魔力や侵入者を感知出来るようにしてあります。
   アイリスフィールは庭に設置した結界から気配を読み取り、敷地に踏み込んできたのが舞
   弥であることを断定したわけです。

Q2:時臣の書状を舞弥が持っていた理由は?
A2:アインツベルンの城に届けられた書状を回収したからです。
   アイリスフィールとセイバーが城を引き払って現在の拠点に場所を移して後、他のマスターが
   そうとは知らずに城を襲撃してくる可能性を見越して切嗣が大量のトラップを仕掛けており、
   舞弥が使い魔を用いて城を監視していました。
   当然ながら切嗣の存在を知る綺礼以外はアインツベルンが今も城を拠点にしていると思って
   おり、時臣が使い魔を用いて城に送った書状を舞弥の使い魔が回収したわけです。

Q3:セイバーって言峰綺礼の事を知らなかったの?
A3:彼女にとって不必要な情報だったため、教えられていませんでした。
   そもそもサーヴァントであるセイバーにとって戦うべき相手とは敵のサーヴァントであり、敵の
   マスターではなかったというのが理由の一つ。
   もう一つの理由としては切嗣の戦略がセイバーを囮としたマスター狩りであり、特定のマス
   ターの情報だけを開示するのはセイバーの猜疑心を招く事に繋がるからです。
   今回は既に切嗣の戦略がセイバーに知られていることもあり、切嗣にとっては最大の脅威
   となるマスターの情報を伏せておく必要など無い、という判断から教えたものと思われます。

Q4:なんで時臣は交渉の場に言峰教会を指定したの?
A4:アインツベルン陣営に警戒されないと思ったからです。
   聖杯戦争は聖堂教会が監督役として取り仕切っており、不可侵の取り決めによって教会に
   対して危害を加える事は出来ません。
   これは単に相手が監督役であるから、というのみならず、聖堂教会全体を敵に回す危険性
   があるからこそです。また屋敷に招いた場合、アインツベルンにとっては敵陣のど真ん中へ
   来るようなものであり、死地にむざむざと飛び込んでの会談など承諾しないであろうという時
   臣の配慮も働いています。
   その為(表向きは)中立の立場にある教会での会談をセッティングしたわけです。
   尤もそれは、遠坂陣営と監督役が裏で繋がっている可能性を切嗣が考慮していた事や、綺
   礼の独断専行による諍いについて時臣が承知していないという証左でもありますが。

Q5:時臣とアイリスフィールの会談に舞弥が同席している理由は?
A5:会談の内容を直接切嗣にも聞かせるためです。
   時臣側が会談を行う際に出した条件は両家のマスターとサーヴァントに加え、介添え人を1名
   だけというものでした。この条件は云わば言峰綺礼を会談の場に同席させる事で彼と共闘関
   係にあったという事実を公表すると同時に、アインツベルンの手の内は既に判っているという
   情報戦に於ける自らの優位を示す事で交渉を優位に進める目的もあったからです。
   ただし、綺礼とアインツベルンとの遺恨を事前に知っていれば、時臣は別の条件を提示してい
   た可能性は十分にあります。

Q6:アイリスフィールがライダーの情報を欲した理由は?
A6:ウェイバーの所在が一向に掴めないからです。
   今回の聖杯戦争に備え、切嗣と舞弥は3年前に直接冬木市を訪れて戦場の下見を行ってお
   り、その際に御三家以外のマスターが拠点として設けるであろう場所を予め調べてありまし
   た。その甲斐あってか、聖杯戦争が始まってから他のマスターの拠点は比較的簡単に突き
   止めることが出来ましたが、滞在費をケチって無関係な民家に寝泊りするウェイバーだけは
   見つけられなかったのです。
   勿論、戦場から帰還するライダーの追跡を試みた事も何度かありますが、常に飛行宝具で
   移動するライダーには使い魔を用いても追いつけず、どうしてもウェイバーの拠点を見付け
   出す事が出来なかったわけです。

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Fate/Zero 第17話 [Fate/Zero]

Fate/Zeroの第17話を見ました。
緒戦の約束を果たすため、正面からランサーとの一騎打ちに望むセイバー。
その裏で切嗣はケイネスとの密約を結び、まんまとケイネスを排除する事に成功したが……

-#17 第八の契約-

衛宮切嗣がランサー陣営が拠点とする廃墟に於いてセイバーにランサーの注意を引き付けさせ、
ソラウの身柄を人質としたケイネスとの密約を結んでいたその頃、自身が救命した間桐雁夜を屋
敷へと送り届けて教会へと戻ってきた言峰綺礼は、礼拝堂でケイネスによって殺害された父・言
峰璃正の遺体を見つける。
綺礼は夜が明けてすぐ、師である遠坂時臣の元を訪れて璃正の死を報告するのだが、雁夜の生
存や切嗣の暗躍に加えて自身が再びマスターとしての権利を手にしている事も伏せたままだった。
そんな綺礼に対して感情を表に出していないことを指摘するギルガメッシュは、悔しい心情を吐露
する綺礼に自分の手で父親を殺せなかった悔しさではないのか?と核心を突く。

聖堂教会からの秘密裏の助勢と、ギルガメッシュという絶対的なサーヴァントを従えていた事で必
勝の確信があった時臣だったが、キャスターの暴走と追加令呪の獲得の失敗に加えて最大の協
力者でもあった璃正の死を知らされた事で自身の勝利が不確定なものになりつつある事を悟り、
凛を遠坂家の正式な後継者に指名すると同時にアインツベルンに対する共闘の申し入れを行う。

ランサー陣営を排除したものの、気を失って倒れたアイリスフィールを連れて土蔵へと戻っていた
セイバーたちだったが、そんな彼女達の元を時臣からの書状を携えた久宇舞弥が訪れる。
その内容から時臣に見くびられている事を書状から感じ取ったアイリスフィールは、微かに怒りを
滲ませながらも会談を承諾する。
そして深夜、時臣の要請に応じて言峰教会を訪れたアイリスフィールたちは、時臣との共闘の条
件として唯一所在が掴めていないライダーに関する全ての情報の開示と、最大の障害となり得る
言峰綺礼の即時国外退去を要求する。


というのが第17話の大まかなあらすじですね。
今回の用語解説はちょっと多目です。
YAMAHA・V-MAX
1985年にヤマハ発動機が国外向けに販売を開始した自動二輪車で、日本国内では1990年
から発売されている。
メルセデスベンツは冬木市に於けるアイリスフィールの移動手段として予め持ち込んでおいたが、
移動ルートが限定される事とセイバーの騎乗スキルが機械仕掛けな現代の乗り物に対しても有
効であることから、衛宮切嗣の命を受けた久宇舞弥がセイバーの市街戦向けの機動手段として
用意した。
元々高回転時に加速性能を向上させるVブーストシステムが搭載されており、量産市販車なが
ら145馬力を叩きだせるマシンだが、切嗣らは更に改造を施したのみならずニトロチャージャー
まで搭載している。
アハト翁
第1話にも登場したアインツベルン家の現頭主、ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン。
あれでも年齢は200歳近く、第3次聖杯戦争に於いてはアインツベルンのマスターとして参戦
したが、そもそもアインツベルンの魔術が戦闘向きではなかった事もあり、緒戦に於いてあっさ
りと敗退したため、第4次聖杯戦争に備えて切嗣を招き入れた。
聖杯の器
聖杯戦争の最重要キーアイテムであり、アイリスフィール本人のこと。
サーヴァントが戦いによる敗北、ないしはマスターの死亡によって消滅した際にサーヴァントの
魔力を回収して聖杯の源と為し、聖杯を作り出すための代物。
サーヴァントが消滅するごとに魔力を蓄えるため、聖杯の器にとって不要な人としての機能が
損なわれていくことになる。
全て遠き理想郷(アヴァロン)
結界宝具 ランク:EX レンジ:0~1 対象:1
効果対象を現世から隔絶した妖精郷に置くことであらゆる物理・魔法攻撃を無効化し、多次元
交信すらも遮断する最強の盾の機能を秘めた聖剣の鞘。
副次効果として所有者の老衰の停滞と無限の再生能力があり、この鞘を所有していると老い
が抑制され、例え死に繋がる重傷を負ってもたちどころに回復する事が出来る。
聖杯の器としてのアイリスフィールの事情を知るが故に、切嗣はセイバー召喚の媒介として使
用した後に秘密裏にアイリスフィールに持ち歩かせていた。

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中日戦の連敗止まってチームは連勝 [横浜DeNAベイスターズ2012]

昨日の試合は9回裏にラミレスと中村紀が守護神岩瀬から連続本塁打を放ち、敗戦ムードから
一気に同点に追いついて引き分けた横浜DeNAベイスターズ。
その粘りと勢いを今日の試合へと繋げて中日戦の連敗を止めたいところ。
さて本日の横浜DeNA先発は三浦、対する中日の先発は岩田。
その結果は……

中日 1-12 DeNA で、ベイスターズの勝利です……[手(チョキ)]

中日ドラゴンズ第7回戦(横浜スタジアム)
TEAM123456789101112RHE
中日000000010---180
DeNA40032003×---12150




勝利投手:三浦大輔 3勝 1敗  セーブ:
敗戦投手:岩田慎司 2勝 1敗
本塁打:吉村裕基 第1号(1回ツーラン) 第2号(4回ソロ) 福田永将 第1号(8回ソロ)
横浜DeNAベイスターズ
荒波(中) 渡辺(遊) 筒香(三) ラミレス(左) 中村紀(一) 吉村(右) 藤田(二) 黒羽根(捕)
三浦(投)
三浦-黒羽根
中日ドラゴンズ
大島(中) 荒木(二) 平田(右) ブランコ(一) 和田(左) 井端(遊) 谷繁(捕) 堂上直(三) 岩田(投)
岩田(4回)→久本(2回)→鈴木-谷繁(4回)→福田(2回)→小田


雨による中断はあったものの、2点ビハインドから最終回に連発で同点に追いついた横浜DeNA。
引き分けながらも今シーズン5連敗、昨年から11連敗中の対中日戦に光明が見えただけに、
昨日の勢いを今日の試合に繋げて中日戦の連敗を止めたいところ。

試合内容は昨日とはうって変わって暑いくらいの陽気になった中、横浜DeNA先発の三浦が大
島に対してストレートの四球と盗塁を許すも、後続を三者凡退に仕留めて無失点で切り抜ける。
すると直後の1回裏、前回の対戦では12三振を喫した岩田相手に1死から渡辺直人が四球で
出塁すると、2死からラミレスが左中間を破るツーベースを放ち1塁走者の渡辺が一気に生還。
先制点を奪うと中村紀がセンターオーバーのタイムリーツーベース、続く吉村にも今季1号とな
るツーランホームランが飛び出し初回で一気に4点を奪う。

2回・3回と三者凡退に倒れた横浜DeNAは4回裏1死から吉村が2打席連続の本塁打で1点
を加えると、続く藤田のサード内野安打・黒羽根の左中間ツーベースで2・3塁とし、三浦がセ
ンター前への2点タイムリーでリードを7点に。
更に5回裏にも筒香がセンターオーバーのツーベースを放つと、中村紀のタイムリーヒットで8
点目。更に藤田・黒羽根の連打で今シーズン最多の9得点を奪い、リードを広げていく。

先発の三浦は4回以外、常に走者を背負う苦しい内容ながらも要所で中日打線を抑えて0行
進。自らの2点タイムリーを含めて大量援護に守られながら、テンポの良い投球で中日打線に
反撃を許さない。
だが終盤の8回表、途中から捕手と二塁手で出場している福田に100球目をレフトスタンドへ
運ばれて1点を失って今シーズン3度目の完封を逃してしまう。
それでも今日は終始横浜DeNAのペースで進んだ試合。
1点を返された直後の8回裏には先頭の荒波がツーベースで出塁して先発全員安打を達成す
ると、渡辺が四球・筒香がセンター前ヒットで無死満塁とし、森本のタイムリーと金城のファー
ストゴロ、更には吉村も四球を選んでまた満塁とすると藤田の犠牲フライで3得点。
今シーズン初の二桁得点で点差を11に広げると、最後は三浦が三者凡退に仕留めて試合
終了。
中日戦の連敗を止めると同時に、引き分けを挟んでの連勝となった。


立ち上がりの初回に4点奪い、中盤にも加点して引き離した後は、終盤に相手のミスに乗じて
の追加点を奪い、先発がしっかりと相手打線を抑える理想的な形での勝利。

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