Fate/Zero補足情報その15 [Fate/Zero]

色々と謎の多いFateのストーリーや難解な専門用語を、少しでも理解出来るような補足情報です。
今回は第15話からの補足情報を色々と書いていきます。

Q1:雁夜って時臣を倒せるの?
A1:正面から戦っている限り勝ち目はありません。
   そもそも間桐の魔術師としての家系は断絶する寸前の状態(慎二は魔術回路が無い)であり、
   雁夜がかつて頭主の地位を引き継ぐ予定だったのは兄である現頭主よりも僅かに魔術回路
   を多く保有していたことに起因しています。
   従って雁夜は元々魔術師としての条件を備えていても、その素質はかなり低いものでした。
   加えて魔術そのものを忌諱し早々と出奔しているため、魔術に関する知識もかなり低く、擬似
   魔術回路の役割を果たす刻印虫を体内に植え込む事でようやくマスターの資格を得たわけで
   すが、これには「始まりの御三家は優先的に令呪を与えられる」というアドバンテージも働い
   たから、と推測されます。
   しかもそれは僅か1年程度のものであり、蟲の基礎的な操り方は会得可能でもそれを用いた
   魔術の行使は出来ないものと推測されます。
   対する時臣は雁夜とは対照的に幼い頃から鍛錬を積んで来ていますし、魔術回路も比較に
   ならないほど多く所有しています。
   加えて時臣が得意としているのは、蟲使いの魔術師にとって相性が悪い炎の魔術であり、
   時臣と雁夜の実力差は文字通り雲泥の差ということになります。
   元々相性の悪い魔術の使い手あり、基礎的な実力も上回っている時臣に対して正面から挑
   んでいる限り、雁夜に勝ち目などありません。
   雁夜にとって時臣を打倒しうる唯一の方法とは、相性の良いバーサーカーでアーチャーを撃
   破し、そのままバーサーカーで時臣に止めを刺す方法でしょう。尤も、それは他の邪魔が入
   らないことが大前提ではありますが。

Q2:ライダーはなんで一人で戦おうとしたの?
A2:時間稼ぎをするためです。
   キャスターが召喚した巨大な海魔はキャスターからの魔力供給を受けて存在を保っています
   が、人間を捕食する事で自力で魔力を補えるようになると、キャスターの魔力が尽きても存在
   を保ち続けるようになってしまいます。
   そうなる前にセイバーたちはキャスターを引きずり出し、ランサーの槍で魔力を遮断したかった
   わけですが海魔の再生があまりにも早いため、キャスターを引きずり出すどころか海魔が川岸
   に辿り着くのを遅らせるのが精一杯だったわけです。
   そこで改めてキャスターを打倒する方策を探るため、策を練るための時間を作り出すために敢
   えて固有結界に引き込んでの単独戦闘に出たわけです。
   ウェイバーをわざわざ残したのも、結界を解除するタイミングやキャスター打倒の方策を知るた
   めでもあります。

Q3:アイリスフィールはいつから携帯電話を持ち歩いていたの?
A3:日本に入る前からずっとです。
   そもそも切嗣が打ち出した今回の聖杯戦争に於ける基本的な戦略は、マスターとサーヴァント
   の完全な別行動によってセイバーを囮として敵マスターを暗殺していくことです。そのためセイ
   バーの制御と、マスターの暗殺を担当する切嗣や舞弥の存在を敵陣営に悟らせないためにす
   るのがアイリスフィールの主な役割になります。
   キャスターの暴走という想定外のアクシデントに見舞われたため、アインツベルンの城で一時
   的に合流を果たしてはいますが、切嗣とアイリスフィールは一度も顔を合わせることなく聖杯
   戦争を終わらせるのが本来の戦略だったわけです。
   基本的にはセイバーとアイリスフィールに好きに動き回らせ、それに釣られて出てきた他のマ
   スターを仕留めていくわけですが、戦況の推移によってはアイリスフィールに具体的な指示を
   送る必要性が生じてくる可能性もあります。
   その際に直接接触を行う事で切嗣の存在を露見させる危険性が生じるため、予め携帯電話
   の使い方を教えて持ち歩かせていたわけです。
   ただし原則的には使用しない方針だった事と、キャスターへの対処法を模索中の緊迫した状
   況下だったことも相俟って、実際に電話が掛かってきた時は通話方法を失念してしまっていた
   ため、ウェイバーが代わりに電話に出たわけです。

Q4:何故セイバーとアイリスフィールはエクスカリバーのことを黙っていたの?
A4:セイバーの騎士としての誇りから、ですね。
   セイバーの総魔力量に匹敵する魔力を使うエクスカリバーの使用には両手による全力の振り
   抜きが必須になりますが、ランサーとの戦闘で左手に治癒不可能な傷を負った影響で左手の
   親指が全く動かず、剣の柄を両手でしっかりと握れない状況にあります。

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Fate/Zero 第15話 [Fate/Zero]

Fate/Zeroの第15話を見ました。
キャスターの暴走を阻む事が出来ずに苦戦するセイバー・ライダー・ランサーと、キャスターを
放置して自分達の戦いに没頭するアーチャー・バーサーカーだが……

-#15 黄金の輝き-

アーチャーがバーサーカーとの空中戦に興じる一方、ビルの屋上で繰り広げられる遠坂時臣と間
桐雁夜の戦闘は、炎の魔術を得意とする時臣と蟲の大群に襲わせる以外の攻撃手段を持たぬ
雁夜の特性もあり、蟲に突撃させる雁夜と炎の壁でそれを阻む時臣という構図で戦いの体を為さ
ぬ代物が展開されていた。
その愚直なまでの攻撃手段に対し、時臣は防御壁を維持し続けることによる自滅を待つのではな
く、自身の手による早期決着を試みて蟲の突撃を阻みながら攻撃に転じる。
魔術師の家に生まれながら魔術に背を向けた俄仕込みの魔術師である雁夜に、物心付く頃から
魔術の鍛錬を積んできた時臣の攻撃を防げるわけも無く、雁夜は全身を炎で焼かれ、魔術師に
対する呪詛を吐きながらもビルから転落してしまう。
そして二人の対決を見守っていた言峰綺礼は、転落した雁夜がまだ生きている事を確認し止めを
刺そうと試みる。だがその瞬間、再び令呪が宿った際のギルガメッシュとの会話が脳裏をよぎり、
救命措置を施しながら苦悶にのたまう雁夜の姿に愉悦を感じ始めるのだった。

一方でキャスターに対する有効な手段を見出せずに攻めあぐねていたセイバーとライダーだったが、
既に海魔が河川の浅瀬部分にまで到達した事を受けて一度後退。
ライダーが王の軍勢で足止めをする間に、状況を打開する方策を練ることとなる。
有効な打開策を見出せないウェイバー・ベルベットに対し、唯一の打開策を持ちえながらもそれを
言い出せずにいるアイリスフィール・フォン・アインツベルンとセイバー。
そこにキャスターのマスターである雨生龍之介を殺害したものの、キャスターの消滅まで持ち堪え
られないと判断した衛宮切嗣からの連絡が入る。
携帯電話の使い方を知らないアイリスフィールの代わりに電話に出たウェイバーは、切嗣から再
出現の場所とタイミングについて指示を受けると同時に、セイバーの左手を完治させる事でキャス
ターを倒せる事を知らされる。
正当な戦いによる負傷から、切り札を失った事を悟られまいとしていたセイバーだったが、それが
キャスターを一撃で消滅させうる代物である事を知ったランサーは、躊躇することなく必滅の黄薔
薇を自ら破壊する。
不治の呪いから解放され、キャスター討伐のための準備が整ったセイバー。
だが、そこにまたしてもバーサーカーが襲撃をかけてくるのだが……


というのが第15話の大まかなあらすじですね。
今回の用語解説はほぼありません。
ミトリネス
王の軍勢を構成するライダー配下のサーヴァントの一人で、ミトレネスともいう。
元々はアケメネス朝ペルシア(古代イラン)の将軍でダレイオス3世の部下だったが、サルディス
(今のトルコ共和国マニサ県)にイスカンダルが侵攻して来た際、降伏して配下に加わった。
ペルシア滅亡後はアルメニアの太守となるも、以降は歴史の表舞台に登場していない。
ウェイバーに呼ばれたライダーが、固有結界の外との連絡係として差し向けた。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
対城宝具 ランク:A++ レンジ:1~99 最大対象:1000人
アルトリア(アーサー王)が持つ最高級の聖剣であり、最大攻撃力を持つ宝具。
勝利する黄金の剣(カリバーン)を失ったアルトリアが、師であるマーリンの導きによって湖の乙女
から授けられた、月の光を集め星(世界)によって鍛えられた神造兵器。
所有者の魔力を刀身に流し込むことで光に変換し、それを加速・増幅させる事で広範囲に影響を
及ぼす神霊魔法レベルの光の斬激を生み出すことが出来るが、発動には両手での振り抜きが必
須となる。だがランサーとの緒戦に於いて左手に治癒不可能な傷を負ったため、これまで一度も
使用されることは無かった。
姉妹剣として円卓の騎士の一人であるランスロット所有の無毀なる湖光(アロンダイト)、アルトリ
アの甥でもあるガウェイン所有の転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)が存在する。


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3連敗 [横浜DeNAベイスターズ2012]

2試合連続2桁失点を喫して単独最下位に転落した横浜DeNAベイスターズ。
昨年までと同じように、先発が早いイニングで大量失点する形での敗戦が続いているだけに、
今日からの9連戦は立ち上がりに気をつけて欲しいところ。
さて本日の横浜DeNA先発は三浦、対する中日の先発は山内。
その結果は……

DeNA 1-3 中日 で、ドラゴンズの勝利です……[もうやだ~(悲しい顔)]

中日ドラゴンズ第3回戦(ナゴヤドーム)
TEAM123456789101112RHE
DeNA000000010---160
中日01110000×---361




勝利投手:山内壮馬 3勝 1敗  セーブ:岩瀬仁紀 1敗 9S
敗戦投手:三浦大輔 2勝 1敗
本塁打:トニ・ブランコ 第2号(4回ソロ)
横浜DeNAベイスターズ
荒波(中) 森本(右) 下園(左) 中村紀(三) 一輝(一) 藤田(遊) 石川(二) 黒羽根(捕) 三浦(投)
三浦(7回)→小林太-黒羽根→新沼
中日ドラゴンズ
大島(中) 荒木(二) 平田(右) 和田(左) ブランコ(一) 井端(遊) 谷繁(捕) 堂上直(三) 山内(投)
山内(7回2/3)→浅尾(1/3)→岩瀬-谷繁


世間はGWに突入し、プロ野球は今日から毎年恒例の9連戦がスタート。
横浜DeNAは一昨日の敗戦で4月2桁勝利の望みが絶たれたものの、苦手の交流戦前に一つで
も多く勝ち星を積み上げておきたいところ。

試合内容は三浦・山内両投手とも初回を三者凡退に仕留め、横浜としては久しぶりの初回無失
点。攻撃はともかく、守りに関しては一安心かと思われた。
ところが2回裏、1死から三浦には珍しく5番ブランコに死球を与えると、続く井端にエンドランを決め
られて1・3塁。更に谷繁にも四球を与えて満塁のピンチを招いてしまうと、堂上直倫に先制のタイ
ムリーヒットを許し、三浦らしからぬ形で先制点を与えてしまう。

三浦は3回裏、先頭の大島に粘られた末に四球で出塁を許すと荒木の送りバント、平田のタイムリ
ーで失点すると、4回裏には先頭のブランコに初球を左中間スタンドへ運ばれるソロホームランを被
弾して、じりじりと離されていく。

3失点で踏みとどまっている三浦の援護をしたい横浜DeNA打線だったが、3回まで中日先発の山
内の前にパーフェクトに抑え込まれ、4回・5回と1死から走者を出すも得点に結びつけることが出
来ない。
それでも終盤の8回表、1死から代打金城が内野安打で出塁すると、代打ラミレスのタイムリーツー
ベースでようやく1点を返すが荒波が10球粘ったもののショートフライ、森本が浅尾の前に三振に
仕留められて追い上げる事が出来ない。
9回は岩瀬に対して下園が内野安打、一輝がセンター前ヒットで1死1・2塁のチャンスを作り出す
も、代打渡辺と石川が連続三振に仕留められて試合終了。
大事なところであと1本が出ない得点力不足もあり、3連敗を喫してしまった。


2回は2死四球で満塁のピンチを招いたりちょっと三浦らしからぬ失点でしたが、簡単に連打を許
さずに最小失点で切り抜けたり、うっかりソロホームランを被弾したりと、終わってみれば三浦らし
い投球内容だったかな?と。
今日の試合は援護がなかったため勝ちに繋がっていませんが、今シーズンの三浦は安心して見
ていられますね。
だからこそ打線に頑張って欲しいわけですが、残念ながら若手の成長に期待するしかない現状。
ラミちゃんの調子が上がってきたり、筒香が1軍に合流すれば多少は変わってくるんでしょうけど、
それまで上位と離されないようにしないとシーズンが終了する可能性もあるだけに怖いですね。


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