Fate/Zero補足情報その16 [Fate/Zero]

色々と謎の多いFateのストーリーや難解な専門用語を、少しでも理解出来るような補足情報です。
今回は第16話からの補足情報を色々と書いていきます。

Q1:舞弥はどうやってソラウを見付け出したの?あと殺さなかった理由は?
A1:居場所を見つけ出したのは経験と勘です。
   ランサーのマスターであるケイネスは切嗣によって再起不能に追い込まれ、ランサーが残っ
   ている以上は新たなマスターと再契約した可能性を推測されていました。
   当然ながらその第1候補はケイネスの許嫁であるソラウであることも推測済みであり、当然な
   がらソラウに関しては実戦経験の無い魔術師である事も事前調査で調べてありました。
   (ホテル爆破時に切嗣がケイネスに成りすます際、ソラウの名前を出した事から推測可能)
   つまり自分の身を守る術を心得ていないソラウの居場所を特定するには、新都方面で他の陣
   営に見付かる危険が低い戦場から距離が離れた場所、ある程度の高さがあり戦場を窺う事
   が出来る場所、という条件を満たすところに絞り込めば良いわけです。
   新都方面に限定されている理由は、旧市街の深山町には遠坂と間桐の拠点が存在するため
   敵陣営が集中する場所には拠点を設けない可能性が高い事からです。
   ソラウを殺さずに捕縛した理由はケイネスの生死と拠点を聞き出す目的があったからです。
   これはマスター権移譲の有無に関わらず、ソラウとケイネスを確実に仕留めてランサーの敗
   者復活を阻む必要があったからです。
   恐らく舞弥はソラウの右手に令呪が宿っているのを確認したため、処理を行っている際にラン
   サーを呼び戻されるのを避けるためにまずは右腕を切断。更にこの時点で令呪を摘出する手
   段が無かったために、ソラウの身柄を確保した後令呪の宿る右手を撃ち抜いたわけです。

Q2:ケイネスは何故拳銃で神父を殺したの?というか、腕治ったの?
A2:璃正を殺したのは、他のマスターに令呪を与えないためです。
   ケイネスの腕は治っていません。
   あれはソラウにマスターとしての権利を移譲(本人的には一時的に預けている)した後、アー
   チボルト家のコネを使って日本在住の人形遣い(恐らく青崎燈子のことと思われる)に渡りを
   つけて、莫大な謝礼と引き換えに両腕の機能を回復したに過ぎません。
   所謂「腕だけなら日常生活に支障の無いレベルで動かせる」状態になっているだけです。
   また、神父殺害時に拳銃を用いたのは犯行を切嗣の仕業に見せかけるためですが、問題は
   切嗣が参加しているという事実を知るのはケイネスと綺礼だけであり、肝心の綺礼が切嗣に
   関する情報を時臣にすら伝えていない、ということでしょう。(ウェイバーは切嗣の存在を知っ
   たものの、どういう人物かまでは知らない)

Q3:切嗣の目的が交渉なら、なんでセイバーたちを廃墟に来させたの?
A3:ランサーが邪魔だからです。
   切嗣がソラウという人質をとっていても、霊体化出来るサーヴァントを従えた敵相手に真正面
   から交渉を行おうとしても返り討ちにあうだけです。
   仮にセイバーを伴った状態で行けば自らが真のマスターである事を知られるのみならず、交
   渉の内容が内容だけにランサーのみならずセイバーにも阻まれる可能性があります。
   そこで「サーヴァントにはサーヴァントを持って処する」という聖杯戦争の鉄則に従い、セイバ
   ーとランサーが互いに一騎打ちでの決着を望んでいる心理を利用したわけです。
   つまりランサーを排除してケイネスと交渉出来る状況を作り、ケイネスを完全な敗北に追い込
   むまでの時間稼ぎをする囮役として、わざとセイバーにランサーの拠点を教えたわけです。
   当然ながらセイバーが正面から来ればランサーは逃げないであろうこと、残りの令呪の関係
   上ケイネスが令呪を用いて逃走できないであろうことを見越した上での行動です

Q4:交渉成立してランサーが消えたのにケイネス殺す必要ってあったの?
A4:普通に考えればありません。
   聖杯戦争に於ける敗北条件は全部で三つあります。
   一つは与えられた令呪を全て使い切る事、二つ目は戦闘敗北などでサーヴァントが消滅する
   事、そして三つ目はマスターが死亡する事であり、ケイネスのケースは二つ目の条件を満た
   しているため敗北が確定しています。
   ただしこのケースだと他の陣営でサーヴァントが健在なままマスターだけが死亡した場合、
   そのマスターが未使用だった令呪を再付与されて戦線に復帰する敗者復活の可能性も残さ
   れています。
   つまり切嗣としては、敗者復活の可能性すら摘み取った完全な形でのケイネスの敗北、とい
   うのが最上の結果であり、まんまとそれを成し遂げたわけです。

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Fate/Zero 第16話 [Fate/Zero]

Fate/Zeroの第16話を見ました。
各々が死力を尽くし、キャスターの討伐に成功した英霊達。
夜の冬木の街が静寂を取り戻すかと思われたが……

-#16 栄誉の果て-

キャスターの暴走による一連の騒動は左手の傷が完治したセイバーの宝具と、事後処理に奔
走した監督役・言峰璃正の苦心もあって聖杯戦争の崩壊という最悪の事態は回避された。
冬木市新都のセンタービルで待機していたランサーの代行マスター、ソラウ・ヌァザレ・ソフィア
リは戦闘の気配が収まってなおランサーが健在であることを確認して安堵の吐息を漏らすが、
彼女の背後には衛宮切嗣の牙が迫っていた。
切嗣の命令を受けて他の陣営の動向を探り、その過程でソラウを捕捉した久宇舞弥は令呪が
宿る右腕を切り落とし、身柄を押さえてその場を立ち去る。

遠坂時臣との戦闘で全身に火傷を負い、意識を失っていた間桐雁夜に対して応急処置を行っ
た言峰綺礼は、雁夜を間桐家の門前まで運んでその場を去る。
師である時臣に対する反逆行為とも云える雁夜の救命を行った自分自身に驚きを感じながら
も、後悔ではなく奇妙な高揚感を抱いていることを綺礼は自覚するのだった。

他の陣営がキャスターの対処に掛かりっきりになっている間、密かに言峰教会を訪れていた
ケイネス・エルメロイ・アーチボルトは、キャスター討伐が果たされた褒賞として言峰璃正から
追加の令呪を受け取る。しかし他の陣営にも令呪が渡るのを良しとしないケイネスは、未使
用の令呪を保管する璃正を背後から射殺してしまうのだった。

キャスターを討ち果たし、ソラウと合流するためにセンタービルの屋上へと戻ったランサーだっ
たが、令呪を撃ち抜かれた右手と大量の血痕からソラウの身に由々しき事態が生じたことを
知る。しかしソラウの生存は確認出来ても、正規の契約下になかったことからその所在を見
つけ出す事が適わず、隠れ家へ戻ったランサーはソラウを守れなかった責を問われ、ケイネ
スから激しく叱責されてしまうのだった。
そんなランサーとケイネスの元を、切嗣から情報を受けたアイリスフィール・フォン・アインツベ
ルンとセイバーが訪れる。
キャスター戦に於ける消耗もあって、横槍を受ける心配が無い状況での決着を望むセイバー
に応え、ランサーもまた一騎打ちに応じるのだが……


というのが第16話の大まかなあらすじですね。
今回の用語解説は少なめです。
追加令呪
聖杯戦争の監督役が保管している、過去の聖杯戦争で使われる事の無かった令呪のこと。
監督役の意思によって、聖杯戦争に参加するマスターに対して新たに与える事が出来る。
一人のマスターに対して聖杯から与えられる令呪は最大で3つであり、4つ以上の令呪を保有
するには追加令呪は必須となる。
今回の聖杯戦争ではキャスターが暴走し聖杯戦争の存在を脅かしかねなかったため、監督役
の権限によってキャスターの討伐を最優先事項とし、その褒賞として追加令呪を提示していた。
正規の契約
魔術師とサーヴァントの間で交わされた魔術的主従契約のこと。
この契約を交わすことで、マスターとサーヴァントは離れていても互いの危機を感じ取る事が出
来る。アインツベルンの城で切嗣に再起不能に追い込まれたケイネスの危機をランサーが感知
出来たのも、この契約があったからこそである。
ランサーの陣営は当初魔力供給のみソラウが担当し、令呪の管理と主従契約はケイネスが担
当する変則的な契約を行っていたが、ケイネスが再起不能に陥って以降は令呪の管理もソラウ
が受け持っていた。
その際ランサーがケイネスに義理立てしてソラウとの主従契約を拒絶していたため、ランサーは
ソラウの窮地を把握出来ず、その所在を探る事が適わなかった。
自己強制証文(セルフギアススクロール)
魔術社会に於ける、決して違約しようの無い取り決めを結ぶときに用いられる呪術の一つ。
証文作成者本人の魔術刻印を用いる、作成者自身への解除不能な強制の呪いであり、その効
果は例え次代に魔術刻印を譲渡しても継続され、死後も解除される事は無い。
この証文を用いての交渉を行うという事は、証文に記された条件が作成者にとって最大限の譲
歩の証でもある。

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山本昌投手、おめでとう [横浜DeNAベイスターズ2012]

対中日戦は4戦を消化して3試合で完封負け。
奪った得点も僅かに1点という、あまりにも悲惨な内容で全く光明が見えないわけですが、
流れを変えるためにもなんとか勝ちたいところ。
さて本日の横浜DeNA先発はジオ、対する中日の先発は山本昌。
その結果は……

DeNA 0-1 中日 で、ドラゴンズの勝利です……[もうやだ~(悲しい顔)]

中日ドラゴンズ第5回戦(ナゴヤドーム)
TEAM123456789101112RHE
DeNA000000000---020
中日00000010×---180




勝利投手:山本昌広 2勝  セーブ:岩瀬仁紀 1敗 11S
敗戦投手:ジャンカルロ・カルロス・アルバラード 1勝 3敗
本塁打:
横浜DeNAベイスターズ
一輝(右) 森本(中) 中村紀(三) ラミレス(左) 吉村(一) 渡辺(遊) 山崎(二) 鶴岡(捕) ジオ(投)
ジオ(7回1/3)→加賀(2/3)-鶴岡
中日ドラゴンズ
大島(中) 荒木(二) 平田(右) 和田(左) ブランコ(一) 井端(遊) 堂上直(三) 小田(捕) 山本(投)
山本(7回)→浅尾→岩瀬-小田(7回)→谷繁


ここまで4戦全敗、しかも完封負けが3試合と広島に並んで今シーズン大苦戦を強いられている
中日ドラゴンズ戦ですが、9連戦の最後も中日戦なだけに簡単に負けると最下位を独走しかねな
いため、中日戦の流れを変えておきたいところ。

試合内容は前日までと打線を大幅に入れ替えてきた横浜DeNAの初回、先頭の一輝が粘った末
にセンター前ヒットで出塁すると、森本の送りバントで1死2塁として先制のチャンスを作り出す。
しかし3番中村紀はライトフライ・4番ラミレスが見逃し三振に倒れて、これまたいつも通りに先制
機を逃してしまう。
その一方で横浜DeNA先発のジオは初回を三者凡退に仕留めるものの、2回裏1死からブランコ
に左中間ツーベース、井端にセンター前ヒットと連打を許して1・3塁のピンチを招くが堂上直倫を
ライトフライ、小田を三振に仕留めて無失点で切り抜ける。

3回はお互いに得点圏まで走者を進めるも横浜DeNAは送りバント失敗で得点を奪えず、中日は
後続が凡退してこちらも無得点。
ジオは5回にもピンチを背負いながら要所を抑えて中日打線を抑えていくが、横浜DeNA打線は
山本昌の外と内の出し入れや緩急を駆使した投球の前になかなかヒットが出ず、互いに決め手を
欠いて試合は膠着状態となっていく。

試合が動いたのは終盤の7回。
ジオは1死から井端にライト線のツーベースを打たれると、代打堂上剛裕への4球目を鶴岡が後
逸。井端に3塁まで進まれると三遊間を破るタイムリーヒットを浴びて中日に先制を許してしまう。

横浜DeNAは9回表、代打金城が死球を受けて出塁すると代打黒羽根が送りバントを決めて1死
2塁。一打同点のチャンスを作り出すも森本はセカンドフライ、中村紀はファーストゴロに倒れて試
合終了。
結局対中日4試合目の完封負けを喫し、9連戦最初のカードは僅か1得点の3連敗となった。


まずは山本昌投手、球団新記録となる通算212勝目おめでとうございます。
プロ29年目で現役最年長の46歳。
ベテランならではの良い意味で老獪な投球術に、先発をこなせるスタミナ。
単に息が長いだけに留まらないところが、本当に凄いなー。
そういえば現在の12球団監督の中で現役時代が昌さんと被らないのって、昌さん入団時に中日
の監督を務めていた東北楽天の星野監督だけなんですよね。
山本昌、恐ろしい子(ヒェー)

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